意志のなかにいる

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中の人以上に製作会社の変遷が激しい (アニメ感想)

2017-11-07 22:29:46 | アニメ感想2017年・4期






宝石の国 第5話  帰還 △+






主人公が最弱で、一番使えないのがまあ生きているね
パキパキ体は劈開しちまうし、却ってやりたい放題やってる
アニメーションとしては見栄えがして、面白いし
その問題児の末っ子をまあ他のみなさんが可愛がっているのが
およろしいのではないかとおもうのよねえ。
原始的な人間の社会における「相互補助社会」的な理想郷が
宝石に身をやつした娘達によって現前しているという。
ミソなのが「闘い」がこういう状況でも存在するってとこで
まあハナシづくりにしろ現実にしろ何か闘ってないとすぐ
ダメになるのがかなしいサガというかなんというか。









Fate/Apocrypha 第18話 フロム・ヘル △+







「地獄」を顕界せしめた、というわけで
現代っ子の(まだ1年も生きていないが)ジーク君には
ちょいと刺激が強すぎたかもしれませんな。
まあでも人類の歴史の大半はこういう「捨て子(弱者)」の無意味な生の
大量の犠牲があったということで、それは英霊の皆さんが
現役で働いていた頃はもっと「あたりまえ」であっただろう
それは現代においてもちょっと視点をずらせば、そこにあるものだ。
まあでもその状況を「聖杯」で救うってんならよっぽど分かりよい
「救済」ではあるわなあ、何か「全人類救済」とか壮大かつ
わけわからん理想よりはよっぽどスッと胸におちますわな
どんなセカイか、捨て子は原則的にはおらず、そうならない為の
社会の保証があり、不幸で親を失った子には救済の手をさしのべる
ん、なんかできそうな気がしてきたぞ、でも実際にやる困難さ。









鬼灯の冷徹 第5話  小野篁/閻魔大王と逸話 △+






タカムラさんが濃ゆいw
国語とかだと「わたの原~」ぐらいでしか知らないけど
こうやって人となりを知ると、活き活きとココロにおさまるね
アタマが良くて、現世のしがらみに頓着がないから
こうやって現世と地獄をいったりきたりできるような離れ業が
できるんだろうなあ、とおもわされるね。
しかしまあこの作品こういう「歴史」に実在した人物から
神さままで、いっしょくたにいじりまわして、しかも破綻
してないんだから「英雄戦争」よりよっぽど凄いこと
してるのかもしれんね、これも離れ業よな。









ブレンド・S 第5話 雨のちカゼ △+






雨の中傘ひとつにて寄り合う男女こそいとおかし、というわけで
しかも小柄な黒髪の女の娘と、パツキン外国人で、いい画になる
停電で閉じ込められた組もいいかんじやね
共通の趣味があると、やりやすいのよなあ例え「推し」が違っても。
風邪をひいて、家族にどSな姿をさらす苺香ちゃんがよいね
「おしごと」としてのそれではなくて家族にさらす生来のすがたって
違いがある、でもかわいいんだよなあ。









ボールルームへようこそ 第18話  背番号13 △+







死神の13






「技術の巧拙は別にして何となく目を惹く」とかズルいわなあ
純粋なスポーツならともかく芸術にかかわることだと天然で
そういうものが提示できる人がいて
それは同業者の嫉妬の対象になるわなあ。
ま、でも今回はそういう「主人公チート」にいっぱい枷をあたえて
どうやってバランスをとるんか、という勝負をしているように思えるのね
雫の時は「天性」で、真子ちゃんの時は完全に「裏方」そして
千夏っちゅうじゃじゃ馬を経てようやく「地力」が顔をだしたような
そういうパートナーによって全く違う姿を見せるのが、すごいね。









おそ松さん 第6話 イヤミがやって来た/ともだちがほしいじょー △+!






正直驚いた、っていうのは「イヤミ」っちゅうキャラが
この平成を30年ちかく過ぎたご時世に活き活きと描き出せているってとこね
おぼろげな記憶を辿るなら、たしかにイヤミはこういう風に
6つ子にからんでいたなあ、という記憶があるのよね。
しかしまあまだ凄いのは「ルンペンさん」を描くリアルさやね
ちょっと恵んでくれる人を最初は神様のように持て囃すのに
援助を止めるとたちまち不満を言ったり不逞を働くっちゅう
そういう人達を時々鋭く抉ってくるんで、ホント油断できない作品だよ。
ハタ坊もうまいよね、このキャラは現代になって
「ナンセンス」の味がついて正当にパワーアップしているかんじだ。
ハタ坊だけでなくみんな病的に「フレンズ」欲しがってるものねえ
その姿をハタ坊を通して見ると、いかにも滑稽ではあるわな
そういう「笑い」がかつてハタしていた社会に対する皮肉みたいな
機能がこんな所であだ花として咲き誇っている。









コメント
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