灰と幻想のグリムガル 第7話 ゴブリンスレイヤーと呼ばれて △+
よーかんがえるとたった一本のボウガンの矢でここまで落ち込んできたのよな
そしてそこから回復するのにまたひと手間、でもそれは「必要」であって
断固として「退屈」であった時間ではない、というかそうであってたまるか。
「距離」っすよね、メリーさんともそうだし他にもいろいろ
それが「リアルにのしかかってくる」そしてそれを埋めるための
ありとあらゆる苦労が見られる、それは理系的なリアリズムではなく
文系的なココロを持った者同士の接近・乖離のものがたりではある
もちろん「ゴブリン」ともそれを行っている、命がけで。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
第21話 還るべき場所へ △++!
「誰かが死ぬ時の兆候(フラグ)」なんて皆さんようご存じのはずで
ただまあメインキャラクターだと自然と出番が多くなるんで
「んーこいつは簡単には死なないかなー」とか勝手に判断したりするわけだ
でもまあ当作品は「死ぬ時は死ぬ」ってのを徹底してきたからね
「乱戦」ともあいなればなおのことで、そういうハナシを盛り上げるための
「いけにえ」的な要素を排除してきた結果がここにあるような感じだ。
敵も味方も還るべき場所があろうと無かろうと死ぬ時は死ぬ
圧倒的な才能も火力も持ち合わせていない戦いが「降参」をゆるさぬ
「死」をもたらしている、その不完全なモノたちの涙。
Dimension W 第8話 虚無に落ちた島 △+
ロケーションばっちりやなwなんかオトコノコしては
こういう廃墟でサバゲーとかしたい気持ちはある
まあその気持ちは回収屋たちに代弁してもらうとしよう。
何かワケのわからんエネルギーによって発達し、そして
それが危険なモノであるということの負の側面が
この物語を生き生きとさせているというところですね
そしてそこでの活劇・心理のはやい動きが清清しい。
当方だとこういう「人間心理」って「独りごと」で処理しようとする
傾向が強いから、動きの中で処理するのは新鮮な気分やね
ちょっとした「別次元」の世界のおはなしとしては相応しかろう。
ラクエンロジック
第8話 有罪か 無罪か Guilt or Innocence △+
ギルティ
「大義の為の犠牲の小義」ですね、そのはさま。
きれいに収まっているのは「人間」と「そうでないモノ」が
共存している世界観だからなのね、そしてそれを描くことについては
当作品はゆるぎなくそれを行ってきたわけで
「実験」する側に与するひとは少なかろうとは思う。
うつくしいのはさいご、ヴェロニカさんを引き留める為に
自分たちのあってないような「悪い所」を語りだすところ。
「正義の為の悪行」と「小さな願いの為の小さな悪行」が
同時に提示されるのが実にすわりがよい。