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意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

私はツイてないからな・・・ (アニメ感想)

2016-05-25 13:07:26 | アニメーション雑感2016 Q2






文豪ストレイドッグス 第7話  理想という病を愛す △+








理想を抱いて溺死しろ






ちょっと意外にも「爆発オチ」がおおい当作品
「現実」の「理不尽さ」を解決するもっともてっとり早い手段ではあるけど
現実に対して「諦め」がちな当世からみるとノスタルジヰを感じないでもないな。
たしかに「理想」がこのセカイにはある、そしてその苦しみも
国木田くんはとても分かり易いその代表で、そして今回の始末の付け方に
もっとも相応しいキャラクターだったともいえよう
そして太宰がいいね、「理想」も「現実」もよくよく理解した上での
このやるせない決着を選ぶ灰色な聡明さが単なる「自殺マニア」っちゅう
「キャラクター」を越えた何かにせまると言っていいかもしれないね
なんなら「ブンガク」って言ってみる?











ハイスクール・フリート 第7話  嵐でピンチ! △+







艦長が職務を放り出して飛び出していくのもずいぶん窘められたからね
本当は副長も遠慮するべきなんだろうけど、自分が言わないとまた
飛び出していきそうだったからねえ。
「水」が少なくても多くてもたちまち人間はひどい目に会う
ってのがまあよく知っている「だいしぜんのおきて」ってやつやね
そこでは人間は団結せざるを得ないっていう厳しさがある
逆にいえばそういう中でも「人と人のつながり」に「意義」を
見いだしているってのがヒトのつよさなんだろうけど
まあともかく洋上では「自然と」こういうイベントが起きるわけで
なんならこういう路線でもそこそこの評価がとれたかもしれない当作品
でもまあ「謎の艦隊戦」っちゅう方向性を打ち出してしまったからね
とりあえずはそれをやりきるのが「職務」ってもんだろう。










三者三葉 第7話  十円足りない △(+)







「大食いネタ」ってのはいがいといじりにくいですよね
どんだけ食べたところで「まんがだから」で終わっちゃうから
どうせならゲロを吐くまでいかないと面白くないというw
こういう「フードファイター」みたいな人は大概「出禁」になるよね
食い散らかされて、しかも賞金も出さなければならないとか
店の側のリスクが大きいからね、あれはお祭りの出店のような
「ガチで稼ぐもの」ではないような性質がおおきい気がする。
「三者三葉」だとメインの3人娘にからんでくるサブキャラの動機は
「ライバル心」によるものだから、双葉にはこんなかんじになるか
ただオトコノコで動機もちょいと押しが弱いから「妹」とニコイチ
にしてようやくハナシになるってとこだわな
そのほかエンタメとして成立する為にいろいろフォローしてるのに
苦労しているようにも感じる。











ハンドレッド 第8話  湖畔の夜 △(+)







金髪ドリルとか露骨にデレてきたんで、そうしたらまた
露骨に主人公に噛みついてくるキャラクターがでてきたw
一応命を賭けて戦っているとこにこういうハナシ自体を滑稽にする
ような身の程知らずなキャラを入れてくるのは勇気がいるかもな。
ただ、この「お約束をやりきる」のが目的のように感じる当作品では
その前提を達成する為に丁度いい「重し」になる役目を担って
いるようにも感じられるので、そういう意味では仕事を果たしている
といっていいのかもしれん、エミ-ル(エミリア)もこうやって
間接的にでも出番を増やさないとヒロインの座が奪われかねないしなw











くまみこ 第8話  ON THE FLOOR △+







水まま






前半と後半のギャップのつけかたが、うまいね
「自然と戯れてる」前半戦でのまちの有能さと
「商業」が関わってくる後半戦でのまちのへちょさの対比。
わけてもまちの「てんぱり」方の描き方よなあ
脳がオーバーフローするまでの思考過程とその後の
幼児化するとこの描写がきわめて優れているかとおもうw
それはなんでも「ググれば」とりあえず解答が見つかる
現代人にとって(本当に必要なことは教えてくれないけど)
「右往左往すること」ってのをボク達に代わってまちは
カラダを張ってやってくれているのかもしれないね
そのさまのうるわしさ。













宇宙は1枚のカードによって始まった (アニメ感想)

2016-05-19 21:24:19 | アニメーション雑感2016 Q2






ふらいんぐうぃっち 第6話  おかしなおかし △+






魔法使い、はじめました






「重力」の扱い方はアニメーションのキモのひとつで
魂を束縛するぐらい重かったり、あるいは全く無かったり
要は取り扱い方ひとつで負担にも重さになるわけで
当作品においては「さらっと」処理がなされているね
「簡単」ではなくて「当たり前」としてのそれ。
「魔女になりたい!」っちゅう小学生の職業選択に適応すると
調度こんな感じかもしれんね、笑ってみていてもいいけれど
ほんじゃあアンタの職業選択にはこういう「楽観性」が
全くなかったんか、というとどれぐらいの人がそれを打ち消せるぐらいの
「真剣さ」があったかということになろう。
さて今回の魔法は「泣き上戸・笑い上戸」ってかんじで「感情」を
コントロールするってとこで、簡単そうで深いあたりが
茜さんが優秀な魔法使いであることのあかしなんだろう。
考えてみるとこれを「喜び」とか「怒り」の方にもっていけば
それは現実には「ドラッグ」的にみんなが
高い報酬を払って手に入れようとするものだから
逆に「おかし」はそれが最もリスクが低く手に入る媒介だということだ。











魔法つかいプリキュア!
第15話 「ハチャメチャ大混乱!はーちゃん七変化!」 △+







「プリキュア」は結構な割合で「子連れ狼」的に
「赤ちゃん」をつれてますよね、それが作品にどう影響を与えるかは
みなさんよく知っているところで。
はーちゃんがやったことは「魔法つかい」としてナシマホウ界で
抑圧されている魔法使いのストレス発散ともとれるわけで
そう考えると、ただ叱りつけるのはスジが悪いとなるね
互いの悪いところを持ち出すのがよい教育だとおもう。
あとはまあ「プリキュア」だけ「変身」するのもちょっと
うらやましかったのかもな、はーちゃんも女の娘ですもの。










Re:ゼロから始める異世界生活 
第7話  ナツキ・スバルのリスタート △++!








タイトルが意義深いね、今まではたぶん「客人」としての「やり直し」で
そして事情を知った今は「ナツキ・スバル」としての道を逝く―というところか。
「2つで1つ」の姉妹というハードルがようやく分かったわけで
その姉妹の結びつきの強さがこれでもかってぐらい抉られたねえ
なにせ「殺される」ほどなのだから、その憤りが凄いね
殺される側も、殺す側も、血を吐くような好演だわさ。
すごいのは「こういう設定」だからこそ件の姉妹のどっちかが欠けた状態を
両方時間差無く描くことができるわけで、それは「BAD END」が当たり前の
アドベンチャーゲームにおけるなんというか諦念というか
そうやってプレイヤーを追い詰めてくる手法みたいなので
ココロを動かすやり方ではあるね、もちろん素人は使用禁止だ。








このアニメが凄い (アニメ感想)

2016-05-16 22:31:34 | アニメーション雑感2016 Q2






クロムクロ 第6話  神通の川原に舞う △+







「空港」で行われる「決闘」が現代のアニメ製作技術の
おそらくきわめて基本的な動かし方なんだろうとおもう
「重さ」があんましなくて、命もけっこうドライに吹き飛ぶ
そういう感じがする、負けた敵さんが情報保持の為に「自爆」するのも
ただ自害するだけだと「絵面的」に足りないからとも邪推できるなあ。
ちょっと興味深いのがヤマっけを出した高校生が相当な「映像」を
提供しているってとこやね、今回の戦闘シーンの大半を収めている
という前提になっている、それは今や実際にある程度まで
ノンフィクションになっている事態であって
視聴に耐える映像がいたる所にあるっていうのが現代だということだ
「アニメーション」もそういう時勢の中でいろいろ頑張ってるわけよな
もっともそんな事情を剣之介が知る必要もないし知らんでもよい。











甲鉄城のカバネリ 第5話  逃げられぬ闇 △+







「闇」ってのが実際に姿カタチをもって襲ってくるのがいいね
「名無し」ちゃんは瞬発力は優れていても「持続力」が弱点だから
そこを物理・心理両面で攻め立ててくるのがえぐい。
「ある機械を使って障害物を排除する」とかきわめてゲーム的な
シーンではあるね、それは「人力」だと限界があるということ
そして「機械的」な物理量を描き出すことができる
画的・演出的な力量があるということになる
そういう人間のもつ「限界」に当作品は挑んでいるともいえよう
そしてそうある限りは見ているこっちもある「限界」を意識
しながら見るのが礼儀、というものだろう。










逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~
第7話  逆転のトノサマン - Last Trial △(+)








しかしまあこうやって「映像」になると
どんだけ法廷をぶじょくしていたのか、よくわかるなあw
今回のおはなしのキモは「トノサマンスピアー」が凶器ではなくて
別の「鋭くとがったモノ」に気がつくかどうかってとこで
それは「仮構→現実」への発想の転換を要求してるってことで
ゲームだとドタバタから一気に「推理もの」へともってくる
豪腕ぶりが凄かったわけで、なんだろうねアニメーションだと
なんとはなしに結論に辿り着いているような、そんな印象。
あと御剣がやっぱ後付けの「トノサマンのファン」設定の
影響があるね、ゲームだとこの時点では描かれなかったし
そういうのを抜きで「一介の真実を求める検事に立ち返った」というほうが
きまりがいいような気はする。










学戦都市アスタリスク 2nd SEASON 第19話  戦律 △+








タイトルは「戦慄」だけど「旋律」とも読める、「歌姫」がでてるから。
戦闘(舞踏)もできて歌(探索)もできるという万能選手ぶりが
当作品には似つかわしいかもしれんね
単に「女の娘いっぱいでてくるバトルもの」からそれぞれのキャラの
「有能さ」を一歩引き出す演出を欠かさないのが当作品のコンセプトのようにおもう
そしてその為に「権謀術数」っちゅう「試練」が入り用になるわけで
綾斗×ユリス、紗夜×綺凛でそれぞれ別の側面を引き受けているのが
「一方通行」な「学園バトル」ものよりも深い味わいを引き出しているとおもう。











あんハピ♪ 第6話  5月30日 みんなで遠足 △+







さあさあ、お逃げなさい~♪






メインキャラクター5人がそれぞれ「普通の日常」を
どうやって「非日常」にするか、大体型ができてきたかんじやね
「不幸」が一番複雑な味付けになるのが、まあ皮肉ですわな。
「方向音痴」がいる都合上なんかかんか「移動」することになる
犬も歩けばなんとやらでそうすりゃ合理的に「何かアル」わけで
引きこもりには「不幸」は訪れないのよな(それは最高に不幸なことだが)
まあ「不幸」っちゅう「イベント」をだしに女の娘の友情を確かめる
っていうのが「こういう4コマ」の最も基本的なうまみで
それがきわめて「意図的に」目の前にあるってのが当作品なんだろう
ただその「女の娘の友情」って要素はきわめて強力な要素で
その一種のあざとさですら吹き飛ぶってとこはあるな。











六根清浄!! (アニメ感想)

2016-05-12 19:47:02 | アニメーション雑感2016 Q2









三者三葉 第5話  もうこはんはもうないんですね △+










自分で働くことはけして楽しいことばかりではないのに
人が働いている姿を見ることや、あるいはその「ふり」をすることには
ある種のたのしさがあるよねえ。繁忙期でも「ピンチの助っ人」
ってことは双方に利益があるような、そういうとこだ。
薗部さんがきてから「貧乏ネタ」っちゅうあんましやりたくない
ネタのかわりに葉子さまをいじりつつ生活の糧を与えるという
そういうサイクルができているね、そのほうがストーカーの庇護を
受けているよりは健全だし、友達もからみやすかろうとおもわれるね。
ほんとうに働くとこ次第で天国と地獄だお( ゜Д゜)













Re:ゼロから始める異世界生活 第6話  鎖の音 △+








三者三様







今回はリバイバルするたびにメイドが起こしに来る設定
野菜屋のむさいおっさんでないのは幸か不幸か。
今回は関わるのが女の娘が多いから折角上げた「好感度」も
「リセット」されるのがつらいところだ。
逆に、屋敷の人間関係とか文字の学習とか「知識」に関することは
そのまま引き継がれるわけでそれはまさしく「ゲーム」的な「つよさ」ではある。
そして今回は死に至る過程もそれぞれ異なっているわけで
ちゅーことは「犯人」も単独犯であることが疑わしくなるわけだ
では、どうするか、大本の原因に辿り着かないとこの
スクールデイズ的状況が解決できなさそうではある。
そういう意味では「ギャルゲー」を「本」におこしているのを
目の当たりにしているような、そんな印象の当作品。










くまみこ 第6話  先駆者の村 △++







こんだけはしゃいでくれれば「先駆者の村」をつくった人も本望だろう
まあまちはそこに入る前にギブしちゃったけどw
なんだろね、そういう「ちょっとテンションあがる場所」に
田舎コンプレックスの巫女が行くことによって相乗効果でそこが
「面白スポット」になる不思議さ、とでもいおうか。
そして家に帰れば家電マニアのしゃべるクマがいる両極端。
まあ本来巫女は「こっち⇔あっち」を繋ぐ役割があるからね
「田舎コンプレックス」というもはや絶滅しかけている属性をもつ
まちは純粋すぎて俗っぽくなるという凄さがある
あとまちは、なにげに露出度も高いよね、昔のアニメとかだと
こんぐらい子供とかもばんばん脱がしていたような気がするので
そういう意味でも「田舎」的なのかも、しれない。











マクロスΔ 第6話  決断 オーバーロード △++







撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ






戦闘えげつないね、見ている側がようやく
追いつけるかどうかのスピード感
でも最後は動けなくなったミラージュさんを助けるために
敵を殺さなければならない決断をするところはじっくりってのが
緩急がついていて、うまいね。
マクロスだと意外と「戦争」として同じヒト的なものを「殺す」
ことに抵抗が無い設定が使われてきたけれど今回はちょっと
生っぽい「戦争」がからんできてるんで、それに誠実に応えた
ような、そんな印象だ。もちろん「マクロス」としての
「歌劇」さは充分に盛り込んだ上でな。










コンクリート・レボルティオ 第18話 セイタカアワダチソウ △+






だってオラ人間だから・・・






「超人」だからね、けっこう皆さん突出しているわけで
そこに平凡な「人間」との対立する理由があるわけなんだけど
今回はさらにそこから「超人」と「人間」のあいのこみたいな
設定を持ち出してきたわけで「人間マン」とか凄いネーミングやね。
しかしまあみなさん「空気」なんて読まずにめいめいがやりたいことを
やっていますなあ、ジローも星の子もアースちゃんも人間も
そして人間マンも我が身を省みず「やりたいこと」をやる
そのエネルギーが皮肉にも国家を活性化してきたってとこはあるんだろうね
ああでも「この『神化』の日本国」においては事情は異なるだろうね
そういう活気を国家として失った側としては「超人」も「人間」も
どっちも「異質」に写るのはたしかだ。















あ(らしやま)ほ(とり) 「アニメ感想」

2016-05-08 20:54:15 | アニメーション雑感2016 Q2






ばくおん!! 第5話  つーりんぐ!! △+







時速200kmのセカイ






「スピード自慢」とか、ワルですわ~w
なんだろうね、「バイク」っちゅう媒介を介在させることによって
この「いかにもな萌え」が特殊な色合いを持つというか
まあ「たのしいつくりもののばしょ」になるというか、そんな感じ。
自分の愛機を相手にソーププレイですか、事前に
「バイクの排気量は男のアレの大きさの象徴」とかってくだりを
覚えておくと、随分意味深なことになるね
フワッとしてるけど突然男共の欲望が目の前に現前するのよね
そういうアクセル⇔ブレーキ感。











ハンドレッド 第5話  イミテーション・ガール △(+)








「お約束」と「後付け」がドミノのようにつぎつぎと生成する
その律儀さ加減が半端じゃないね、なにか「呪い」なんじゃないのか
とおもわんばかりだ。ここまで「既定路線」だと
見ている側もどうすればいいのやら、まあ楽しめばいいのだけど
この「お約束」の裏ではいーっぱい無辜の人達が死んでいって
いるわけで、そういう条件を付与するとなんか怖いね
でもよく考えるとボク達だって人の不幸を人ごとのように
受け取りながら、明日の我が身を知らず、生きているわけで。











ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
第5話  転生すればワンチャンあると思った? △+







「転生すれば事態が変わるかもしれない」とかアコの本領発揮やね
ルシアンもそれを受けて、腹をくくって「一緒に地獄に堕ちよう」だ
そのあたりの男女関係のどろっとしたところを「ネトゲ」を介して
実に上手く処理してるよね、なまなましいけど架空の創作物として
見やすいっていううまいあり方が提示できているかとおもう。
割り込んできたセッテもうまい造形だよね、「カタコトで、初心者」
それはアコがかつて占めてきたポジションだ、そこにかぶせてきた。
そういう「ソフト修羅場」とそのまわりの設定のつよさが
「ネトゲ設定もの」とマッチしているかと
で、「仮構のおはなし」してはアコのママやシュヴァインさんのように
「周りの理解」があることが救いやね、「リアル」はあっという間に
「友達」や「肉親」を「見捨てる」んで、結局は「人間」だよなあ
それで天国にも地獄にもなる。











文豪ストレイドッグス 第5話  Murder on D Street △(+)








「答え」が先にあってそれを「知っている」ものの
得意顔の解答のさかしさよなあ。
でもまあ「小説は人の感情を描くモノ病」に
とりつかれている当邦においてはじめて
「理知」が支配している「推理小説」が導入された時の衝撃というのはあったかもな。
これは今でも中学生が初めて推理小説に触れたときの
かぶれようにおいて引き継がれているといえよう(勿論ボクもそうだったw)
まあでも、やがて「現実」のややこしさにもかぶれだして
そういう「本格」的なつくりもののセカイにも飽きるんだけど
そうしたらどうなるんだろうね、つまらないオトナになるか
あるいは―「異能者バトル」なんかねえ。










キズナイーバー 
第5話 ひゃっほい、合宿だぁ!鹿のフン踏んで枕投げしてゴーゴー! △++







ふつうに仲が深くなってるね、そのさじ加減に妙がある
もちろん「リアル」だと「合宿」とかをもうけてもそこまでねんごろに
なることはないだろうけど、時間をかけたり「幸運」があれば
成立するかもしれない「関係性」だ、それがアニメーション的に
ちょっぱやで成立している快感があるかもな
「痛み」も「いろいろある」わけで「ココロの痛み」だぁって
青春しとりまんなあ、でもまあこの「キズナイーバー」っちゅう
無茶振りのおかげで、自身の羞恥心にかかずらわることなく
楽しく視聴できるね、それとも今後は彼等と私たちモニタのむこうの
アミーゴも「ココロ」をかよわすのだろうか。
にしても「女子高生」ってのはあれだよな
カラダは突出してエロくなるのに、周りや自身のココロが
うまくついていっていないよねえ、その不均衡さやあやうさもまた
魅力なんだろうが。











ハイスクール・フリート 第5話  武蔵でピンチ! △+








「思考過程がふっとばされて結論だけを下される」とかおっかないねえ
「冷静にキレている状態」が維持されているわけで
おおよそ相手にしたくない相手ではある
がんがん砲撃してくる武蔵に対して後手後手に回っているとこが
「専守防衛」側を的確に描いているかと。
みんな「逃げ回ればいいじゃん」って考えてるから、こっちも「抵抗」できて
逃げるのとただ逃げまわることの難易度の差を考慮にいれていないわけだ
今回に限らず「女の娘いっぱい学園もの」としても上質に描いていながら
ただこの1点「思考過程喪失病」で「海戦もの」として成立しているね
剣呑だけどもともと「海兵」ってのは有能な連中なんで
「無謀」なことはあんまりせんのよね、それこそ「狂って」ない限りは
それが個人か国かは問わないけど。












ばっちぐーなアニメ (アニメ感想)

2016-05-04 20:15:22 | アニメーション雑感2016 Q2









マクロスΔ 第4話 衝撃 デビューステージ △+







「追加メンバー」ってのになるってのはどういう気分なんかいね
がんばってやってきた「元メンバー」をおしのけて加わる「新参者」
その人には「もともと」無かったもの、あるいは現状あっても
それをより深化させるものが求められるっちゅうことで
まあその大変さはなってみたモノにしか分からないとこだろう
でもまあ、そもそも「マクロス」もシリーズが何回か「追加」されていて
その度に「戦闘と歌」にいろいろなものが「追加」されていった歴史があるかんね
今回は「グループもの」としての「アイドル」そして敵さんの側にも
事情と、そして「歌」の加護があるというこころみ
なにせ「歌」だからねえ、その無際限のせかい。









ハイスクール・フリート 第4話  乙女のピンチ! △+






生活用品が無くなるのは地味に嫌だよなあ
わけても「乙女」ならそれが少なからずあるわな、いろいろ
「戦闘」でその場その場はしのげても「資源」が作戦とかで
増えるわけではないから、「補給」は大前提となるわけだ。
まあ逆に考えれば男どもってのは「支給」しなければならない
必須品が少ないからこそ戦場で使い捨てるのが便利ってのがある
「女の娘」ってのをもちいるってのはそれだけで前提として
「余裕」ってのがないと成立しないわけで
いろいろと「ピンチ」になる「はいふり」もそれを支える
前提までは手をだしていないってことなのね
今回はそういうはなし、そしてその上でどういうことができるのか
ってことだろう。










あんハピ♪ 第4話  4月29日 ナゾナゾな罰ゲーム △+






あの花





「花を愛でる」ってのはまず確実に「幸福」になれるからねえ
気の合う友達連れならなおのことだろう
そういう意味では「幸せさがしゲーム」の中では初歩的な
難易度といえんくもないね、花の名前がついた女性が
多いのは必然であるといえよう。
杏のかあちゃんが娘のために服を10着も用意してるのが
まあ母親の愛情なせる業だね、娘に「不幸だ」って
これっぽっちもおもわせないわけで
このハナシのゴールがここだろう。









ふらいんぐうぃっち 第4話  桜の中の占い師 △+







青森を舞台にしたハナシなら弘前城と桜はださんとな
あとは酒と肴と魔女と犬だw
けっこう深刻な事態なんだけど、まあ被害をうけている犬養さんも
自業自得でかつ「魔女」なんで、しょうがないってのもあろう
なんていうか「魔女」っていう舶来の概念が土着的に
実にうまくローカライズされていて、ある「差異」ってのが
「排除」とは全く逆の方向性において受け入れられている
そういう「魔法」の持っている「夢」みたいなものが
しっかり叶っている、そういう世界観がすばらしい。
あと犬養さんに土下座している真琴がかんぺきですw
これこそが正しい日本人の謝罪のきわみ。










オレオれ詐欺 (アニメ感想)

2016-04-26 22:40:08 | アニメーション雑感2016 Q2





キズナイーバー 
第3話 どんなにさんざんな状況だって捉えかた次第でなんとかやっていけるかも……ねっ? △+







7つの大罪(現代版)






「突発的」な「痛み」は共有して「副次的」な痛みは適応外なのね、なるほど。
まあぶっちゃけ「女の娘」はなんもなくても「痛い日」とかあるからね
あれは男どもには耐えられん、逆に言えば「一瞬」であれば
そういう「痛み」も乗り越えて「キズナ」を構築できるかもしれない、ということだ。
前回の「告白大会」を乗り越えてお互いにいじり方がわかってきたり
急に馴れ馴れしくなったり、そういう「新鮮な」人間関係の息吹がする
「最後の仲間捜し」が4話目にしてくるはやさよな、でも1クールでカタを
つけるのならもうここしかないね、「痛み」を感じないあがっちが
7人目の変態を説得するのがよい、前回からの進歩が確実に道をつくっている。











学戦都市アスタリスク 2nd SEASON 第16話  譲れぬ想い △+







「封印解除」とかw ユリスに時間稼ぎまかせといて
それで結果双子に怒ってもねえ、っておもう。
「真剣勝負」なんで反吐がでるぐらい相手を怒らせるのも
結構難しいもので、まあそれを描くことが出来る人はそういう人なんだろうねw
綾斗のねーちゃんのハナシがでだしてからきりんちゃんが
姉ちゃんとちょっとかぶる印象をうける、さーやがパートナーに選ぶのも
ありそうなハナシではある、対戦相手は前クールでちょっと因縁のあった
ロボットさん達、でももうそれをちゃんと覚えている人がどれぐらい
いるかねえ、そういうのは分割クールの弱点やね。










僕のヒーローアカデミア 第4話  スタートライン △+








もの凄いあざとさですよね。「泣き」を頂戴する為なら何でもする
っていうそのなりふりかまわなさが当作品のメソッドや。
ただまあ「試験」としては正当なのよね
「想定内」で終わっちゃ試験にならないわけで
「ヒーロー」っちゅうふざけた概念においては「Rescue」なんて
曖昧でいい加減な評価基準が存在していてもいいかもしれん
ちゅーか当作品はそういう「曖昧な少年的感傷」っちゅう
「少年」ジャンプにおいてすらとっくに死滅したとおもわれる
英雄志望を「ヒーロー」っていううさんくさい存在にまぶして
灰の中から拾い上げようとしているような、そんな印象がある。










三者三葉 第3話  メイドの味がした △+







さすがに「パンの耳」だけだと偏るからね、食生活の改善がみられるw
「メイド」ではなしが1話もつね、流石に今日時分では珍しいメイド万能信仰。
なにせ三十路過ぎの身で制服をわざわざこさえて学校に侵入するほどだw
まあこんな感じで葉子さまには「学校」以外の協力者が結構介入してくるね
「がっこうぐらし!」では救いきれないなにかを外部的にたすけているのね
それはほのぼの4コマが身上の雑誌においてはちょっと毛色の違う
ありかたなのかもしれない、まあこのアニメーションにおいては
そういう「ふびんさ」っちゅうのが感じ取りにくい演出になってるけど。










くまみこ 第4話 村の宝物 △++







前回の「コスプレ回」のつづきやね
ここは女房子供を質に入れてでも是非視聴すべきとこだったので
見逃した人にもありがたいことだ。
「山の神」さんにゃ悪いけどぶっちゃけまちのかわいい姿を
拝めるほうが、ずっと価値があることなんだろうって
村のおっちゃん達をみていておもうねえ。
涙目のまちもかわいい(×903)
目に涙粒をためるタイムラグとか反応が完璧。
なんでしょうねえ、この熱いし○むら推しw
逸脱ぶりが「トランス」といえる状態にまで達しているけど
まちにとっちゃ「都会」と繋がる貴重なよすがでもあると
言えるからかもね、地方民にとってそういう場所が
どういう価値があるか、端的にわかるしかけ。









メイドが欲しい、男の子でもいい (アニメ感想)

2016-04-23 22:41:16 | アニメーション雑感2016 Q2






クロムクロ 第3話  城跡に時は還らず △+







剣之介が脱獄を何度も試みたり「城」を目指したりするのが
現代人との違うメンタリティで、よいね
「合理的」かどうかは別にして何か「異質」な物語を紡ぐ時にそれは
古くてそして懐かしい力とあいなろう。
小春奪還の為の戦闘のロケーションよろし、「山並みは変わらないなァ」
みたいな剣之介の感慨もさもありなんといったところ
結局そういう自然物とそして「闘い」だけが彼にとって「変わらない」もので
そしてあとはまあ仕えてた姫に似たちょっと浮世離れした女の娘が
そばにいるぐらいか、そんだけありゃ充分か。











ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?
第3話  ネトゲとリアルは違うと思った? △+







まあ1日ン時間も費やしている行為があるのにそれとは
「区別がついている」とか言われても、説得力ナシだわなあw
ただ、それをよすがにリアルと何とか蜘蛛の糸のように繋がっている
女の娘を「更正する」っていう目的は、ちょいとリアルよな
ネットで仲良くなった人とリアルにちょっと関わりができた時の
空気、といったところか。「あんたの嫁なんでしょ!」っちゅう
シュヴァインさんのハッパがこたえるねえ
昔だったら女の娘にそう言われる前に駆け出すもんだったが
当世だとそれにも助力が要るのかもしれん。










文豪ストレイドッグス 第3話 ヨコハマ ギャングスタア パラダヰス △+








「羅生門」ってタイトルいいよね、それだけで1本小説が書けそうだw
当世のバトルものらしく「強能力者」でかつ味方のつよい人と因縁アリ
って展開で1話ってとこやね、併せて太宰とか谷崎とか「女関係」の
とこでハナシが繋がっているかんじ、彼等のような小説家が
「女関係」っちゅう厳しいタブーだったゴシップを今の芸能人のように
代表的に引き受けていたっていうのはあるね
そういう神話性がうすれて小説家が「ただ小説を書いて儲ける人」になった
現代においてはお役ご免になった役割ではある、で、代わりに漫画の
キャラクターになっているw











坂本ですが? 第2話 守られるより守りたい/今日から使える恋愛心理術 △++








「誇り」だ







そうだなあ「親のカネ」とかなら不良に渡すこともできようけど
自分で稼いだ勤労の結果は簡単には譲れないわな、それは自分のあり方を
否定されていることにも繋がるから。
おなじく「鼻持ちならないぶりっ娘」も「共同作業」を通して
その人格を認めたなら「友達」になることもできるかもしれないっちゅう
そういう「実行の力」が「坂本君」っちゅう頭では説得不可能の
「スタイリッシャー」によって周りの人が無理矢理引き出されているのがよい。
「ただのギャグ漫画」として見ても充分面白いのにその「馬力」が
ストーリーとして成立している凄さがある。





敵に殺されるより自爆率の方が高いゲーム (アニメ感想)

2016-04-20 21:53:08 | アニメーション雑感2016 Q2







逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~
第3話  逆転姉妹 - 2nd Trial △(+)







こうやって見ると被疑者のとこに直接乗り込んで
証拠を押収とか、どんなハードボイルド探偵だよ、ってなるなw
まあゲーム的には頭をひねるだけでなくいろいろ「発見」したい
ってのがあり、そしてその行為と「推理」が組み合わさって
はじめて真実に辿り着くっていう快感があるね
だけどアニメーションとして、つまり「第三者」として
その行為を眺めている時に感じる「白々しさ」ってのはある
自分でつかんだ証拠や弁護する証人は「確かなモノ」で
傍目で第三者で見ている時にはそれが薄れていくってのが
よく分かるかもね、そういう意味ではこの逆転裁判の
「アニメーション」は僕等のヒーロー「なるほど」を
客観的に評価する機会を与えているのかも、しれない。










魔法つかいプリキュア! 第11話
モフルンの初登校?ワクワクのトパーズをゲットモフ! △+








お約束の「おうちでお留守番回」だ、絶対に学校には来るなよw
「学校」が2つあるということ、いわゆるダブルスクール
外国じゃ珍しくないけど日本人の単一所属意識的にはめずらしいかも
まあみらいのような娘ならどこでも友達できるわなあ、まぶしいよ。
モフルンとはーちゃんが活躍するだけでもアニメーションとしては
おいしいよな、ぴょこぴょこ飛んだり跳ねたりしてさ
「魔法を人に見られてはいけない」って縛りがあるから
肝心の「魔法」がナシマホウ界では披露しにくいってことになるけど
結構きびしい縛りな気はするね、まあプリキュアはどっちかってと
肉体言語重視だけどさ、東北地方なら人まばらだから
やりやすいんだけどなあw











ばくおん!! 第3話 でびゅー!! △+







アニメや漫画だとよく高校生の分際でくそ高い楽器や
乗り物に乗っていたりしますよね、勿論いい道具には
それ相応に何かを刺激するものがあるからその値段が付いているのだけど
なんだろう「安いモノ⇔やばいもの」のせめぎ合いみたいのが
感じられ無いというか、まあ貧乏人のひがみなんですがw
さて、当作品だと「バイク」っちゅうのが最初から「こわれもの」
としてさんざんに前置きされているのね、勿論ウソじゃないのだろうけど
「でも乗る」っていうややこしい愛情が感じられるわけで
そういう「いいとこも悪いところも含んで」っていうのは
「けいおん!!」にはなかったオトコノコ的なワイルドさかもなあ
そしてそれ故にもじゃもじゃがダチの為にバイクを整備するとこや
「ネジがとれてました(てへぺろ)」っていうシーンが成立するわけで
勿論ツーリングのとこは純粋に楽しかったんだけど
なんだろう、ちょっと日常と違うスピードを出したりすると
たちまちいろんなモノが壊れたり変わったりするとこが
リアルかなーとちょっと感じられる。









ハンドレッド 第3話 ヴァリアント覚醒 △(+)







でかぶつ退治という体裁のラッキースケベw
でかぶつ出すのが最近の技術でやりやすくなったから
こういう使い方もできるってことなんやなと感心しるw
エミりゅんとぶちゅーってできるのも(会長ともだが)
このでかぶつが原因らしいんで、いたれりつくせりではある。
ここまで自由意志的なものがなものが無いのも
かえって清清するかもな「それっぽい設定」を
ツギハギしてそこにノイズが入り込まないパーフェクトワールド
っちゅうのがこの「学園島」にちがいない。










くまみこ 第3話  伝統を守る者 △++







私はあなたたちのお人形さんじゃ無い!







もう、まちがかわいいなあ、着せ替えはもちろん
ぐでーってなったり、神楽舞ってたり、いとこに襲われてたり(!)
「何かするのが面倒」って娘を観察するたのしさというか
勿論、それに耐える画を提供してくれているのがありがたい。
ふくらはぎのとことかむにーっていじったりしてるのが
それ相応に体が発育して色気もついてくると人目が気になるだろうに
田舎でかつしかも側には「くま」しかいないという好環境だから
まちも隙があって、それをボク達が有難く拝ませてもらうというしかけだw
巫女装束もいいけど着せ替えもどれもレベルが高いね
これは原作の時点からデザインが優れていることのあかし。











コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ THE LAST SONG
第14話  十一月の超人達 と 第15話  宇宙を臨むもの △+









「十一月」ってーとあれですね、もう大概「寒い」けど
年の暮れほど「終わり」が近づいている感もなく
寂しさまさりける、そういう月といった印象だ。
「現実」には「国家」の「武力」にまったく歯がたたなかった
当邦における「革命運動」が「超人」という対抗手段を得たことで
実にスリリングな「仮構」のおはなしになってるよね
アニメーション的な「嘘っぽさ」でありながらそれを誠実に描いているうまさ
あとキャラクターの「立場」がころころ入れ替わるのも「対立」が
鮮明であることのあかしだわな、ジローをはじめとして
登場人物の立場がおのおのの「正義」に応じてころころ入れ替わる
それは現代的な「誰でも取り替え可能」的な入れ替わりではなくて
個々人が「国家」という枠に取り込まれないように抗っているが故の
「不安定さ」とでもいったところだ、その危うさは苦しいけど
はてさて屈従されていることすら忘れてしまうぐらい
「管理」されてしまうのと、どちらがいいんでしょうねえ。












北斎も師宣もエロ絵師あがり (アニメ感想)

2016-04-16 23:16:15 | アニメーション雑感2016 Q2







迷家‐マヨイガ‐第1話  鉄橋を叩いて渡る △+







自己紹介をお願いします






日本人的には「自己紹介」したくてしょうがないって人はレアキャラだと
おもうんですよね、あれは他人がそれを必要としているのであって
そこでまあ態度としては当たり障りのないつまらんやつか
少なくとも他人にとってはウケがいい「キャラ」を演じるかとあいなる。
この「バス」の中でのやりとりは「脱出」とか「共通目的」とか
さまざまな要素が曖昧にからまって、それがそこはかとなく「目的」に
辿り着くのを邪魔していて、すっきりしないね
でも、それがよいね、なにせ「人生やりなおしツアー」なんですもの
視点も曖昧で、ただぬるっとした動機でいかがわしい都市伝説にすがろうという
それは確かに「社会の歯車として精一杯生きている」という「物語」を
信じている運転手のおっちゃんには不気味なあり方ではあろうね
でもまあ週30本ちかくあるアニメの中でこういうのが一本ぐらい
あってもいいのではないかと、純水のおはなしではなく
ゲロをぶちまくような、そういうおはなし。











キズナイーバー 第1話 一目あったその日から、絆の花咲くこともある と
第2話 こんな異常事態カンタンに飲みこめんならバリウムなんざバケツ二杯は軽く余裕だっつーの △+







1話目は「状況確認」つまりはメインの連中の「観察」そして「事件」
2話目はそう「自己紹介」だ、病院っちゅうある種の隔離施設で
おこなわれるそれは「自己」が曖昧な現代の若人に対する
「セラピー」とでもいわんばかりだ。
勝平の「人から殴られる時以外にこんなに近づかれたのは久しぶりだ」みたいな
趣旨の発言が重いね、たしかにある程度年を経た童貞にとっちゃ
こんなに生身の生き物と接近するの、動物以外にはそうないものね
まあアニメーションそのものが「身体感」とあまり縁が無い生活を
送っている人間にとっての視覚・聴覚的な慰みともいえるけど。










ハイスクール・フリート 第1話  初航海でピンチ! と
第2話 追撃されてピンチ! △+!






「海」なんで「突然のピンチ」も海がこさえてくれるんですよね、普通は
ところがいきなり「人間」の側からピンチがもちあがるという
事前の情報も「のんのん」してるフシがあって、それでこの落差。
「落ちこぼれ」的なあつかいの「はれかぜ」のクルーだけど
ここまで見ていて行動にケチをつけるのは私にはむつかしかったね
主人公補正ってのもあるんだろうけど、基本的に「海」の上で
生きていく連中ってのは「陸」で生きている連中に比べて有能で
連帯感がつよいって印象が海洋国の人間としてはあるね。
「プレートがずれた世界観」とか当邦のリアルな事情を鑑みるに
追い風とは言いかねる状況だけど「女の娘と兵器もの」っちゅう
キャッチーなこの設定には根底に「でも戦争の道具だよね」っていうハンデがあって
そしてそこを克服できた作品だけが評価されるんで
まあ彼女たちの前途を祈るほかはないところだ
それぐらいの感情移入にはじゅうぶんな1話2話だったかと。










ふらいんぐうぃっち 第1話  6年振りの不思議 △++








東北では魔女が空を飛ぶ






「6年前」の「魔法使い」が登場する作品ってーと
「ストライクウィッチーズ」とか「とある魔術の」とかか
どっちも「純性」ではないかもなあw
「魔法使い」ってーとどうしても「社会との軋轢うんぬん」ってのが
とりざたされるとこがあるよね、「中二病的」に社会から距離を置くか
あるいは「魔法」そのものが必要とされるような「敵」が配置されるか
いずれかの措置がとられるのが一般的だけど
なんだろうね、この当作品における「ゆる」っとした受け入れ方。
実家がお金持ちだとか身内に有名人がいる程度の「秘密」ってとこか
舞台(東北・弘前)の描き方がすばらしい、あのあたりは
ちょっと都市部を離れると(いや都市部の中でも)すぐ「緑」
っぽくなるのよねw マンドレークが生えててもなんも不思議じゃないw
そういう距離感と世界観とそしてキャラクターの一体感がすごい。











三者三葉 第1話  パンの耳ですわ △+








「パンの耳」ですらカネをとられる世の中だけど
「友情」はプライスレスてのがまあ前提ではあるね。
「わかばガール」から資産を抜いたような状況。
かわりに「食欲」が場をつないでいるかんじではある
「三大要求」のひとつなんで、みんなが共感できるし
必ずしも「上品」とは限らないのでかしこばらないで済む。
こうやって女の娘たちのなにげない日常や飲食を愛でるって形式は
「大トロ二貫」を一口で食べられるような資本主義の夢から
ドロップアウトした僕のような貧民にはまさしくうってつけで
葉子さまたち「三葉」は僕達がありえないぐらい美化した姿
なのかもしれない、って何この最終回のまとめみたいな感想w











あんハピ♪ 第1話  四月七日 不幸な入学初日 △+







幸福はどれも似通っているが不幸は人それぞれである―







まあ確かに「ある物語」ってのは「不幸」ってのを
飯のタネにしてるってとこはあるね
「人ごと」ってのもあるし「わがこと」でもあるようなそういう関係性。
でもまあいつの世でもそれの需要が
無くなることはおそらく無いということらしい。
「女の娘のほんわかライフ」っちゅう当邦のデフォルト設定に
人類の大定番設定が組み合わさっているわけで
ま、どっちの味が強いかといえばそりゃ「ローカル」なほうで
一見は「よくある設定」的な要素で見られてしまうね
それは「ハナシを転がす」程度の「不幸」であって
そして僕達の日々の「不幸」も杏のように受け取れたらなァ
っていう願いも込められているのかもしれない
まあそもそも「かわいい女の娘の囲まれた生活」っちゅう
大幸福が空から振ってこないんだけどさw