バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.9 ロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テール

2011-12-19 11:52:29 | 日記
前回練習したアダージョ、アラベスク・プリエのあとのパ・ドゥ・ブーレやプロムナードでスムーズに動けるようになりましたか?プロムナードは氷の上でゆっくり回っているように滑らかな動きができるようになるといいですね。
今回はロン・ドゥ・ジャンブ・パール・テールの練習をしましょう。前々回練習したバットマン・タンジュのように、ロン・ドゥ・ジャンブをしながら方向を変えていきます。
でははじめましょう。
右前5番ポジシオン・アン・ファス、アームスはアン・バからプレパラシオンでア・ラ・スゴンドに。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール→3 ポワン・タンジュ・ドゥヴァン→4 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール→5 1番ポジシオンを通過しながら右に90度方向転換してポワン・タンジュ・ドゥヴァン→6 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール→7 1番ポジシオンを通過しながら右に90度方向転換してポワン・タンジュ・ドゥヴァン→8 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール→1 1番ポジシオンを通過しながら右に90度方向転換してポワン・タンジュ・ドゥヴァン→2 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール→3 1番ポジシオンを通過しながら右に90度方向転換してポワン・タンジュ・ドゥヴァン4 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオール→5 右後ろ4番ドゥミ・プリエ→6 ピルエット・アン・ドゥオール→右ク・ドゥ・ピエ・デリエール‐ドゥミ・プリエ→7 ストゥーニュ・アン・ドゥオール→右脚前5番ポジシオン→8 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァンからバットマン・クロシュ⇒1 ポワン・タンジュ・デリエール→2 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーン→3 ポワン・タンジュ・デリエール→4 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーン→5 1番ポジシオンを通過しながら90度左に方向転換してポワン・タンジュ・デリエール→6 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーン→7 1番ポジシオンを通過しながら90度左に方向転換してポワン・タンジュ・デリエール→8 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーン→1 1番ポジシオンを通過しながら90度左に方向転換してポワン・タンジュ・デリエール→2 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーン→3 1番ポジシオンを通過しながら90度左に方向転換してポワン・タンジュ・デリエール→4 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーン→5 右後ろ大きい4番ポジシオン→6 ピルエット・アン・ドゥダーン→右脚ク・ドゥ・ピエ・ドゥヴァン→7 ストゥーニュ・アン・ドゥダーン→8 左脚前5番ポジシオン⇒…
いかがですか?
まずはじめのアン・ファスでのロン・ドゥ・ジャンブのときに、脚の動きにつられて軸脚がグラついたりトルソーが揺れたりしないように気を付けて下さいね。
では大事なポイントを確認していきましょう。
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥオールをしながら90度方向転換をするところは、ポワン・タンジュ・デリエールまでロン・ドゥ・ジャンブした動作脚が1番ポジシオンを通過するのと同時に向きを変えます。このとき軸脚のカカトを安易に引きすぎてターン・アウトが失われないように気を付けましょう。
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・ドゥダーンをしながら90度方向転換をする場合は、ポワン・タンジュ・ドゥヴァンまでロン・ドゥ・ジャンブをした動作脚が同じく1番ポジシオンを通過するのと同時に向きを変えます。軸脚のターン・アウトをさらに進めるように内腿からカカトまでを前に押し出すようにすると素早い方向転換がしやすくなりますよ。
ストゥーニュ・アン・ドゥオールはトルソーが反らないように、ストゥーニュ・アン・ドゥダーンは前かがみにならないように気を付けて下さいね。どちらのストゥーニュもアームスをアン・バからアン・オーに引き上げましょう。

いたってシンプルなアンシェヌマンですが、軸脚の上にトルソーをしっかり引き上げてスムーズに動作脚を動かせるように、そして方向転換がギクシャクした動きにならないように練習して下さいね。