プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます。                            

むか~し、昔

2007-11-18 | 社長のつぶやき
むか~し、昔あるところに、ずるがしこそうな目をしたノッポの「ズー」と呼ばれる少年と、邪悪な目をしたデブッチョの「オン」と呼ばれる少年と、可憐な目をした賢そうな「エッシャ」と呼ばれる少年がいました。彼らは近所の裏山まで散歩をちょくちょくしていました。
ある冬の日彼らはいつものごとく裏山に登り、気に入った場所に座り込むとやにわに懐からタバコを取り出し火をつけます。さらに誰が持ってきてたのかウイスキーの小瓶まで取り出し、サキイカなどを食べながらラッパ飲みまでする始末です。
見たところ15~16歳にしか見えないのに何と言うことでしょう。
さらに、さらにこのろくでなしの三人組は、
「寒かなあー。」
とか言いながら、枯れ草に火をつけたではありませんか。
「おー、ぬっかぜ(暖かいぞ)、燃えよる、燃えよる。」
などと言いながら、バカな彼らは満足げに笑いさざめいています。
「オイ、そろそろ消した方がよかごたるぜ。」
恐怖を感じた少年たちは慌ててその火を足で踏み消そうとしました。
「オイ!消えんぜ。」
「あ!あんなところから火の手があがりだしとる!」
「オイ、すぐ下は人家がある。やばいぞ!」
瞬く間に裏山のあちこちから火の手があがりだしました。
エッシャはその時、化繊のコートを脱ぎ火を消しまくり、オンは真冬なのに下駄でしたが、それで火を消し(ほとんど役には立っていませんが)、ズーは履いていた靴でちょこまかと火を消しました。

彼らの阿修羅のごとき働きにより危機一髪でようやく火を消し止めました。見渡すとざっと100坪以上が黒こげになっています。
「ふー、何とか消えたにゃ。」
疲れ果てた彼らはその場に座り込み、仕事を終えた満足感からか、またもやタバコに火をつけるのでした。
まったくバカにつける薬はありません。
その後エッシャのコートは「魔法のコート」と呼ばれたのですが、化繊の悲しさで穴だらけになってしまい、どうやって親の目をごまかしたかは誰も知りません。

この後、気弱な彼らは示し合わせたように、その日の深夜に現場にもどり本当に消えているのか確認に行ったそうです。
『犯人は現場にもどる』はまさしく本当ですね。
ただ犯行現場には謎のウイスキーの小瓶と、サキイカの袋と、数本のタバコの吸殻が残されていただけでした。こうやってこの事件は闇から闇へと葬られたのでした。


えー、この話はフィクションであり、実在の人物、団体等とは一切関係ございません・・・かな。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヨンバカ (純情可憐な「トク」)
2007-11-18 23:03:39
電気工事屋の息子「ブー」はおらんやったん?
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おらんやった (エッシャ)
2007-11-19 08:29:22
この話は特定の人物や団体を想定した物ではなく、フィクションですので質問にはお答えできません。

この手の「お話」なら山ほど持っとる。まあそのうち色々と・・・・・
返信する

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