実家の解体工事が始まりました。まずその前に家の中に大量にあるガラクタの処分です。
ガラクタと言ってもすべて使えるものばかりだし、箱から出したこともない新品のお盆やら何やら大量にあります。ひょっとしたら、そっちの方が多いかも。
うちのジーサン、バーサン、よくもまあこんなに貯め込んでたもんだ。
食器なんかも下手な料理屋さんよりあるかも。
私が若い頃、両親に、
「アーうっとーしか。食器の中で飯食いよるごたる！」
「バカなこつ言うて。法事やらする時にいるったい！」
一昔前は自宅で葬式やら法事をするのが当たり前でしたからね。結局９割ぐらいは一度も使わずに食器棚の肥やしになっていて、今、廃棄物となってしまいました。
解体屋さんが、
「欄間とかどうしますか？」
いらん！そんなのどこに置いとくって言うんだよ。
「この壺とか、お香入れとか、この絵とか・・・」
いらん、いらん。ぜーんぶ捨ててくれ。
「これはとっとこかな」なんて言い出したら収拾がつかなくなりますからね。結局いずれ捨てる事になるにきまってます。
私が物心つく頃からあった品物や、家族旅行に行った時のお土産品など、数々の思い出の品も今日限りでなくなります。
室内と一階の倉庫などの片づけが終われば、いよいよ解体です。
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