プラムフィールドからのお便り

プラムフィールドでの出来事などを紹介していきます。                            

宮崎口蹄疫被害義援金のお願い。

2010-05-28 | ショップインフォメーション

先日のキャンピングカーショーの懇親会の席で、宮崎の会員である「くるま工房くろぎ」の黒木社長より、宮崎の口蹄疫被害の現状について講演がありました。

我々日本RV協会の九州地域部会といたしましても、何か出来る事はないか検討し、協会会員に対し義援金を募る事といたしました。


以下黒木社長よりの協会会員あての文書をコピーして貼り付けています。長文になりますがご一読ください。

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JRVA 日本RV協会の皆様へ

平成22年5月24日

宮崎地区会員 有限会社くるま工房くろぎ
代表取締役 黒木 順二

 

昨日までの熊本・グランメッセでのイベント御疲れ様でした。いま宮崎で発生しております家畜伝染病口蹄疫について現状を改めてご報告させていただき、義援金・寄付金のお願いをさせていただきたく思っております。
テレビ・ラジオのニュース番組やインターネット等で皆様もご存知の通りですが、表の報道と現状のギャップが実在していることを改めてお知らせします。

口蹄疫とは、偶蹄目(牛・豚・水牛・山羊・羊・いのしし等)に起こる動物の病気、一般的には感染すると発熱、元気消失、多量のよだれなどが見られ、舌や口中、蹄(ひづめ)の付け根などの皮膚の軟らかい部位に水疱が形成され、それが破裂して傷口になる。この病気は高い伝播性、罹患した動物の生産性の低下、幼獣での高い致死率という特徴がある。
家畜伝染病予防法において法定伝染病指定されています。)

農水省は、口蹄疫の報道発表文の冒頭に毎回「口蹄疫は、牛、豚等の偶蹄類の動物の病気であり、人に感染することはありません。」という文を付けています。

本日5月24日朝現在での状況等は、第一番目の発症から牛や豚・山羊等を含め概ね14万頭以上のワクチン接種や殺処分の実施(概ね50%弱)が行われています。実に悲しいことです。本来、牛や豚は成長して加工され、私たちの生きる為の糧になってくれるのが本来の生きる目的です。

しかし今回、口蹄疫が感染したことにより、育成中の牛や豚はワクチンを打たれ殺処分にするしかない悲しい現実です。無念だと思います。

その事を誰よりも感じ、誰よりも悲しんでいるのは、畜産・養豚農家の関係者の方々です。育てて、かわいがり、毎日世話をしていた子供同然の牛や豚が、本来の目的を達成せずに処分される。ある農家の方は家畜市場に出荷する時の別れの悲しさとは比べようのない、悲しさ、悔しさがあり心残りで夜も眠れない状況と言われています。


報道されていない現実のひとつにこんなことがあります。

*児湯郡川南町を中心に、また、えびの市や西都市・日向市各国道や県道に設置されている、消毒ポイントで消毒を拒否し走り去る車が有る事をご存知でしょうか?いくら消毒ポイント(赤いカラーコーン等があります。)で減速しても走り去る車は作業している方の生命をも危険にさらします。

また、そんな人ほど、窓を開け、罵声を浴びせる方もいるようです。怖い話しで   すがこれが現実です。

*口蹄疫の被害の中には、有ってはならないことが起こっています。それは経営されている方やまたは周りの方の自ら命を断たれている事も・・・

ある飼育農家の方は、1~2年前に牛舎(豚舎)を新築した方。大掛かりに改築された方。事業拡大をされた方。飼育農家の中には夢や希望を持って経営されていましたが、今回の口蹄疫で一気に全財産を失ってしまっています。『国は、県は保証をします、低金利で貸付します。』などと言っていますが、実際は終息した後の話でまだまだ先です。国の補償が受けられても再起するまでにはかなりの時間や金銭等の面で、先行きが真っ暗で・・・・
私どもに伝わってきている情報。間違いであってほしい。願いは届かない状況です。

*特に都農町川南町、はじめから取りざたされている地域には、外出を控えるように、地域には無意味な出入りはしない様に、報道陣の取材は紳士的に控えるように・・・・等々の依頼が県などから回っています。畜産・養豚農家以外の商業・農業の方々も被害者の一部です。買い物にも行けない、通学や通勤にも支障が出ている。川南町にある商店は毎日店のシャッターを開けるけど、毎日お客は来ない。車も商店街を走っていない。こんな2次的な弊害という状況があるんです。
その他にもいろいろ発生しています。


皆様にお願いがあります。宮崎の他の農産物も食鳥も現在流通している食肉も全ての食品・食材の買い控えをしないで下さい。店のショウルームからの撤去をしないで下さい。宮崎の食材は安全です。

県庁の職員さんや市町村の職員さん、消防団の皆さん、自衛隊の応援部隊の皆さんいろんな方が毎日頑張っています。宮崎県内から口蹄疫を隣県へ出さないように。獣医さんやスタッフの健康状態を守る看護師さん、いろんな部署でいろんな方々が頑張っています。私たちの立場では何が出来るのか、発生の日から日々考えました。スタッフも一緒になって、みんなで考えました。結論は今回の九州キャンピングカーショーの場の入場券販売所に募金ボトルを置かせていただきました。この輪がこれからのイベントに続けていただけることを祈ります。

宮崎県危機管理室・宮崎県共同募金協会各所との連携をとりながら、実施しております。私は農業・畜産とは現時点で関係は有りませんが、宮崎をつぶしたくない。畜産・養豚・野菜農家そのほかの宮崎のみんなに、皆様の暖かい手を差し伸べてください。今回の窓口には私どもの方で頑張らせていただきます。
ご熟読頂き心より感謝しております。

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当社鳥栖店にても募金箱を設置しております。
もしこのブログを読んでいただいた方の中で、趣旨にご賛同いただける方は、ご協力、お願いします。


株式会社プラムフィールド
代表取締役 江島 廣