柳生博さんの『 八ヶ岳倶楽部 』はまだ子供たちが小さかった頃、私のあこがれだった。この夏、八ヶ岳を訪れた際に、お会いすることは叶わないだろうと思っていたけれど、その柳生博さんにお会いすることができた。
>この写真は、持参のご著書にサインをお願いしているところ。森のくまさん(=ワタシ)と柳生博さん。
ワタシがこの八ヶ岳倶楽部界隈の山のおうちに憧れていたこと、とうちゃんがずっと企業戦士として働き続けてきたことをお話した。( といってもちょっと興奮状態にあったから、何を言ったのか?あまり覚えていない。)
柳生さんは、この持参した本が古いものであることを感慨深げにご覧になった。
この日とうちゃんは、まだ 前歯の治療が完了していなくて、レレレのおじさん状態だったから、企業戦士が身を削って働いてきたことは一目瞭然だった。
ワタシ、苗字を告げる。●●の●は お○の●・・・。●●の●は ●るの●。
●子の●は・・・。
ところが、柳生さんは苗字に様をつけて、ワタシの名前は書かなかった。一瞬、(えッ?)と思ったけれど、そのわけは次の瞬間すぐにわかった。
このご本に出逢えたことも、今回のこの旅行で、この八ヶ岳倶楽部に来ることができたことも、まあ 言ってみればとうちゃんのお蔭なんだよね。夫婦は一心同体、大切なのは家族の和、そういうことだと思う。
とうちゃんには、何を言っても、「 聞き流せばいいだろう。」 みたいな言い方で、聞き入れてもらえなかった。という恨みにもにた感情をずっと持ち続けてきたワタシだったから、この一瞬の柳生さんの教えは ちょっと 応えた。
( ですよね、ですね。 森の懐に抱かれていると、素直に納得できました。)
>柳生さんと 森のクマさん 二匹。
>柳生博さんと 森のクマさん二匹。撮影 クマのオット。右はダンダントーンで味が変化するフルーツ・ティー、おいしかった。ありがと!
柳生さんは、柳生一族の末裔らしい。柳生一族がどんな一族か、しらないのだけれど、柳生さんは、どこか悟りを得たお坊さまのような、体 ぜ~~んぶが温かい人でした。
都会で、ひたすら時間に追われて生きていたのでは、やっぱり正気ではなくなるんだと、自分の人生を振り返りつつ、実感した。
これからだって遅くはない、機械文明まみれになっている子供たちに何とか自然からのエネルギーを与えてあげたい。
こちら横浜 外は相変わらずの雨とかみなり。
地球にやさしいワタシにならなくちゃあ と お・も・う。