夏でも冬でも

今年は寒いっ（とはいえ、これが平年並みの寒さかも）
この歳になっても、しもやけの出来ない冬はないが、今年は例年になく悪化
「今時しもやけだなんて…」とよく言われるが、しもやけを侮ってはいけない。
私の叔母（私の母の妹）はしもやけが悪化し、それが原因で命を落としているくらいだ。
寒いのは体ばかりではない。
ダーリンが大型ザックを買いたいと言うので一緒に付いていったら
何を血迷ったのか自分の大型ザックまで買ってしまい、懐まで寒くなってしまったではないか
夏山の縦走に備えて…とか、今の中型は体に合っていない…とかなんとか理由はあるが
大丈夫か


夏山の必需品といえばいろいろあるにせよ、必ずすぐに取り出せる場所に携帯しているのが
㈱北見ハッカ通商のハッカ油だ。
私が愛用しているのは10mlのスプレー入りだが、詰め替え用ボトルや大容量の瓶も販売されている。
このハッカ油、優れもので、山歩きの時に衣類の上からスプレーしておくと虫が近付かない。
オマケに、風を受ければ涼感抜群、爽やかな香りと共に歩みも軽やかになる。
もし近くをハチやブユがブンブン飛んで離れない時には、シュシュッと振りまけば去っていく。
また、私は小屋の布団か、歩いてきた道のりの何らかの物質かはたまた気圧の関係か
その辺の因果関係はわからないが、小屋泊まりの晩は鼻が詰まって困ることが多い。
そういう時にこのハッカ油をシュッと一吹きすれば、鼻の通りも良く、かび臭い布団（）も爽やかになる。
ただ、使用上場合気を付けねばならないことは、布に直接スプレーするとシミになる恐れがあることと
「適量」でない場合には、強烈な刺激が続いて、いてもたってもいられないことになるのだ。
シミ対策は、ある程度距離を調節してスプレーすることで対応できるが
この「適量」というのがなかなか難しい。


夏に山で大活躍のハッカ油だが、この寒さで見事に育ったしもやけにも効くのではないかと
試しにスプレーしてマッサージしてみたところ、これが大変良い感じなのだ。
程よい清涼感がしもやけのかゆみを解消してくれるし、もしかすると血行も良くなっているのかもしれない。
今年は例年になくひどくなってしまったしもやけが、日に日に良くなっていくのを実感する。
私は、いわゆる皮膚科で処方されるようなしもやけの薬は体質に合わないようで
幼稚園の時からこの方、ありとあらゆる民間療法を試行錯誤している。
そのありとあらゆる民間療法の中でも、ハッカ油マッサージはお奨めだ。
ただ、あまりにもひどくなって皮膚が割れてしまったようなしもやけや
崩れてグジュグジュしているようなしもやけには、ハッカ油は刺激が強すぎて向いていない。
個人差はあると思うが、腫れてしこりになっている程度のしもやけには効果大と見た。
いままで夏に大活躍だったハッカ油だが、しもやけのお蔭で冬にも活躍の場が与えられたようだ。
しもやけに限らず、足に疲れを覚える人にもマッサージオイルとして使えるかもしれない。
ただし、ハッカ油を使った後で、不用意に目をこすったりしないように。
しもやけのかゆさも吹っ飛ぶほどの刺激が、目を襲うだろう