ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

高山不動軍荼利明王御開帳と関八州見晴台

2016-12-23 23:25:03 | 登山(奥多摩・奥武蔵・秩父)

12月21日(水)

西吾野駅→大滝→白滝→高山不動常楽院(軍荼利明王御開帳)→関八州見晴台→高山不動
→萩ノ平茶屋跡→西吾野駅


今年の冬至は12月21日。
飯能市の高山不動常楽院では、本尊の軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)を冬至に御開帳している。
12月は、たまたまマーさんとぴすけの都合が折り合う日が21日だけで
マーさんに軍荼利明王の御開帳に付き合ってもらえないかとお願いしたところ
ご快諾いただいたので、マーさんとの第3回の山行は関八州見晴台に決定した。

お互いに西武秩父線西吾野駅に8時52分に着く列車に乗車。
西吾野駅からは萩ノ平茶屋跡を経由して高山不動に行く予定だったが
マーさんが滝を見たいというので、大滝・不動滝・白滝を経由して高山不動に向かうことにした。

大滝入り口までは舗装路が続く。

9時50分、大滝へと向かう。

分岐から10分と経たぬうちに大滝に到着。
マーさんが想像していたような「大」滝ではなかったようだったが、それでも気分が良かったとみえ
滝を見ながら歩くことを喜んでくれた。
途中で親切な男性が道案内をしてくれて、大滝から不動滝・白滝に行く道を丁寧に教えてくれた。
どうもありがとうございます
その方は関八州見晴台にはよく来るそうで、お話によると不動滝はこの時季枯れているし
進行方向から逸れてそこそこ歩くので割愛して、そのまま白滝に行ったらどうかとアドバイスしてくれた。
アドバイスを聞いて、そのまま白滝へと向かう。

鍋料理の具のしらたきを連想してしまう、白滝
10時40分に白滝を後にする。 
御開帳の法要は11時からということで、高山不動が近づくにつれ、太鼓の音が聞こえてきた。

11時10分、高山不動に到着。
本堂で法要に参列しようとしたら、既に内陣の両脇は参拝者でいっぱいだった。
ところが、化学物質過敏症のマーさんが線香に反応し、本堂から離れた東屋に避難。
11時30分に法要が終わると、僧侶の案内で本堂裏手にある階段を上り
軍荼利明王が安置されている宝蔵殿に向かう。
マーさんはここでも宝蔵殿から少し離れた場所に避難。
マーさんを待たせて申し訳なかったが、ぴすけは宝蔵殿で軍荼利明王に参拝した。
軍荼利明王は光背が宝蔵殿の天井に届くかという大きさで、かなりスリムなお方だった。
手足に巻きつく蛇が印象的で、お顔は憤怒の形相というより歌舞伎役者が見えを切っている印象。
こちらの像は大変素朴な軍荼利明王で、幾多の年月を経てここにおわすことに胸が熱くなる。
マーさんは、このような山中に仏像が祀られ、篤く信仰されてきたことに驚きを隠せないようだった。
11時50分に高山不動のトイレ脇から伸びる山道を登り、関八州見晴台に向かう。
舗装林道にぶつかると、そこには廃業したらしい不動茶屋があった。
不動茶屋のテラスは立ち入り禁止のトラロープが張られており、テラス越しに富士山が見えた。

林道を挟んで、不動茶屋向かいに関八州見晴台への入り口がある。

丸山の標識がある小さなコブを越えて、ツツジの茂る明るい道を行けば関八州見晴台はすぐだ。
高山不動から関八州見晴台までの登りがマーさんにはきつかったらしいが
今回の山行は全体をとおして、前の2回より歩けるようになっていたのは
ぴすけが強制的にマーさんにするようにと言った、スクワットの効果が出ているに違いない
きついと言いながら、ぴすけととんでもなく離れてしまうことが前よりも少なくなったと思う。
いいね、マーさん、その調子

12時22分、高山不動奥之院のある関八州見晴台に到着。

この日は天気に恵まれて、北西から南西方面の眺めが最高に良かった。

南西には、真っ白な頂の富士山が見えた。

北西には、鋸の刃のようなギザギザの山容が特徴的な両神山と
山頂部がえぐられて、半分ほどが台地状になっている武甲山が聳える。
秩父の山並みを眺めながら、マーさんは疲れたのか、寝転がってしまった
持ってきたお湯で味噌汁を作り、腰を下ろしてお昼を食べる。
食後は余ったお湯でミルクティーを作り、のんびりとひなたぼっこ。
この日は大変暖かく、風もなかったわりにはとても展望が利いた。
居心地が良かったので、なんと1時間もお昼休憩をしてしまい
そろそろ行かなきゃねと思い腰を上げたのが13時18分だった。

来た道を戻ると、陽に照らされた木々の葉が明るく輝き、晩秋の名残りのような景色。
いったん高山不動に戻り、白滝からの道を右に見送り左に入ると、萩ノ平茶屋跡を経由する道だ。

廃屋になった萩ノ平茶屋前を通りしばらく行くと、道が二手に分かれた。
道標もないし、地図にも載っていない道だ。
おそらくどちらに行っても西吾野駅に着くのだろうが、右に行くことにした。
下りでも、マーさんは後半少し疲れたようだったが、前より断然歩けている。
これもスクワット効果だろう
西吾野駅に着くと、ちょうど15時4分発の飯能行きの列車が発車したところだった。
次の列車は15時32分までない。
駅のベンチに座ってのんびりと列車を待ち、15時32分発の列車に乗って帰途に就いた。


マーさん、軍荼利明王の御開帳に付き合ってくださってありがとうございました。
3回めの山行で、初めて大展望が広がる場所に行きましたね。
今年はコツコツ山を歩いて、夏は初めての山小屋泊まりに挑戦したいですね



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4 コメント

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久々の山登り❤ (マー)
2016-12-24 21:42:21
ぴすけさん、今回は、すごく嬉しかったです。
頂上でのんびり、ひなたぼっこ("⌒∇⌒")

そして、しじみのお味噌汁、作ってくれて
ありがとう😁美味しかった〜。
なぜか、うちの晩ごはんでも、
しじみ汁でました(笑)

1日しか予定あわなかったのに、
すごく運が良かったですよね。不思議な気分
でした。

山登り中に、毎回、
お話聞いてくれて感謝してます。

スクワット効果半端なーい。
継続しますね😉
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幸運の一日でした (ぴすけ)
2016-12-24 23:41:29
マーさん、天気も上々、暖かく風もないのに、展望が利いて、人も少なく、幸運の一日でした
高山不動の軍荼利明王御開帳に合わせて、山を登ってくる人がわんさかいるのではないかと危惧していた私は、ちょっと拍子抜け。
御開帳に合わせて来た方は、皆さん車を利用していらした方がほとんどで、山を登ってくる奇特な人は少なかったようです。

マーさんがスクワットを続けていたら、私を追い抜いて行く日も夢じゃない
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スクワット (芝刈り爺さん)
2016-12-28 17:49:05
スクワットはどんなふうに、何回くらいやるのでしょう。
膝に負担がかからないよう、チャレンジしようかなと思いましたが。
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『山と渓谷』1月号 (ぴすけ)
2016-12-29 22:41:13
芝刈り爺さん、『山と渓谷』1月号に、非筋肉スクワット基本スタイルと、四股踏みスクワット・片足スクワットの記事があります。
回数は10回×2~3セット。慣れたら1セットの回数を20回ぐらいまで増やすそうです。
それによると、『「疲れにくい体』をつくる非筋肉トレーニング 運動効率3割UP!の「全身協調力」を鍛えよう』広瀬統一著(角川書店/2015年)の著者が答えているようです。
また、Youtubeなどでも、スクワットの仕方は見られます。

私は、バランスボールを椅子代わりにしているのですが、そのバランスボールを壁と背中で挟んで、そこでスクワットをしています。
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