道草あつめ

日常思いついた由無し事を、気ままに拾い集めています。

昔を思い出すという思い出

2006-06-02 20:42:23 | その他雑記
去年まで二年間家庭教師で教えていた子に、久しぶりに会いに行った。
4ヶ月ぶりであろうか。

「こんにちは~」とドアを開けたその子の声は以前より低くなっていて、
また、ちょっと違和感があるなと考えてみると、大分背が伸びていることに気付いた。
中学校の制服姿を見せてもらいに来たのだが、
制服を着せる前に、その子がもう小学生ではないことを実感してしまった。

新しい生活に大分慣れ、中間試験も終わって一段落というところであるが、
そろそろ部活を何にしようか迷っているとか。
うんうん、懐かしい。
自分もこんな時期があったんだな、とついつい自分を重ねてしまう。
そして、自分を重ねてしまうからこそだが、
「音楽部なんていいんじゃない?」「美術部もきっと楽しいよ」
などなど、自分がやってみたかったことをいろいろ勧めてしまった。

そんなこんなでいろいろな話をして、夜も遅くなってきたので、
名残惜しいけれども、お別れすることに。
楽しくて、何時間もいたけれども、あっという間であった。


帰り道にふと思った。
家庭教師をしている時は、
折に触れて小学校時代のことを思い出して懐かしがっていたが、
もう、それすらもが思い出になってしまったのだ。

何だか、小学校を二度卒業したような気分である。