道草あつめ

日常思いついた由無し事を、気ままに拾い集めています。

山手本郷店OPEN延期

2010-11-08 00:52:03 | 街中
山手ラーメン駒場店で、
大小様々な失敗をしながら5年ぶりのバイトをしていると、
4時半頃、シャチョーがやって来た。
曰く、「本郷店はスープを失敗したからオープンは延期した」とのこと。
うーん、これはでっかい失敗だ。

「トリガラを変えたのが良くなかった。昨日スープを飲んでみたら、全然味が出てなかった」
「えええ」
「何か雑味が全然無いの。だから、色々色々加えてみたら、今日は割と良い味には近づいていたんだけど、でも山手の味には足りないから、出せない」
「こだわりますねぇ」
「まぁ、食える味ではあったんだけど。やっぱり、自信を持てないのを出すのは、うしろめたいじゃん。うしろめたい気持ちで商売するのは嫌なんだよ」
「そうですねぇ。それに、駒場店の味に慣れ親しんだ東大生は、すぐに違いに気が付いてガッカリしちゃいますしね。最初に期待外れだと、もう来てくれない」(思い出補正で、むしろ昔よりも良い味じゃないと納得しない可能性すらある)
「あーあ、駒場と同じトリガラで再挑戦しようとすると、あと4日はかかるから、また仕切り直しだよ」

「準備期間に試作はしなかったんですか」
「大丈夫だと思ったんだよ。今までずっとやってきたから」
「この商売で15年間ですからねぇ。でも、トリガラを変えたんでしょう」
「ていうか、試作できなかったんだよ。新築で配線工事のトラブルとかがあって、結局電気が通ったのが11月2日」
「あー。それから4日かけてスープ作ったら、もうオープンですねぇ」
「そうなんだよ」

「お客さんは結構来たんですか」
「もう50人はいたよ。いや、50人はオーバーかもしれないけれど、30人は並んでた」
「どうしたんですか、それ。割引券でも配って謝ったんですか」
「いやいや、そんなことしないよ。タダ券を配ったよ」
「さすがシャチョー」


このような顛末で、オープンは少し先延ばしになりました。
以上のやり取りから分かるように、本格オープンに踏み切った際には、必ずや社長納得のスープでラーメンを提供できるはずです。
請う御期待。というよりも、まずは、請う御辛抱&御容赦。



ところで、帰宅後に「山手ラーメン 本郷 無料券」でググると、案の定出てきた。オークション。
http://auction.item.rakuten.co.jp/11223138/a/10000000