ちびのプリキュア自転車
トイザらス 約2万円
(後ろのママと子どもは、よそんちの友情出演)
ちびの自転車を買ってあげたらと前から思っていた。三輪車も買ってあげていた。近所の子供が乗っていて自分のも欲しがったからだ。欲しいときに買ってあげないとだめと思っている。それは経験や、周りの人を見ての判断だった。
結局三輪車はさほど使わずに乗らなくなった。今は自転車置き場に放置されている。勿体ないとも言えるが、成長に合わせて与える必要がある。仕方ないことだ。
今は近所の子たちも自転車にシフトしてきて、自分も乗りたいと言い出した。仲良しの一つ上のお兄ちゃんがいて、その子が小さくなった自転車を買い換えて古いのがいらなくなったからと貸してくれた。今まではそれに乗っていたのだが、かなりガタがきていて、普通に乗っていてもうまく走らないこともあった。ちびは近所の公園に行くたびにその横の神社に行き、柏手を打って神様に買ってくださいとお願いしていた(笑)。家人も買ってあげようと言い出したので、「今度買ってあげるよ」と言っていたら、近所の仲良したちに「今度買ってもらうんだよぉ」と言いまくっていたらしい。
そんな土曜日、遊びに来たちびはもう買ってもらう気満々で、その前にレンタルビデオに行こうとか帰りにお昼を食べようと言っているのに、どこに行こうとしても「自転車買いに行くの?」と気もそぞろだった。
最後にみんなでイオンに行って自転車屋や子どもコーナーを見たが、結局トイザらスで買った。土曜日限定で2千円引きだったが、防犯登録して保証をつけたら同じぐらいの値段になった。元は19,999円だったようだ。
あの子、最初にこれを私が見つけて買おうかと言ったのに、「青いのがいい」と乗り気ではなかった。その青いのは男の子の乗るやつで(たぶん近所のお兄さんのを見ていたから。またはプリキュアの青いおねえさんが好きだからかもしれない)、モトクロス用みたいなやつだからしっかりしているだろうと感じたが、ちびママが「最初に買うのは可愛いのでないと」と結局これにした。ちびは喜んで乗っている。
昨日の夕方にも近所の公園まで乗っていき、今朝も起きたらすぐ外に出よう(自転車に乗りたい)と言う。また同じ公園まで10分ぐらいかけて行った。たまたま一つ下の見ず知らずの子とママが遊んでいて、一緒に遊んでもらって満足していた。しばらくはこれでのお出かけに夢中だろう。いい買い物だった。
以前聞いた話
子どもが自転車が欲しいと言い出した。その子のママは、「何でもすぐ買い与えるのは教育的によくない。我慢させることを経験させないといけないから」と思い、こう言った。
『クリスマスまで待ちなさい。そしたらサンタさんが持ってきてくれるから。』
さてクリスマス、もらった自転車をその子は全然喜ばなかった。みんなが乗っているのに自分は乗れない時期が半年以上も続いていた。すっかり熱が冷めて、いじけてもいた。私たちにとっての6ヶ月と幼児にとっての6ヶ月は違う。我々から言えば3年以上待たされたようなものだろう。賞味期限はとうの昔に過ぎていた。
ちびの二階のママも同じようなことを言っていた。
小さいときにピアノが習いたくて仕方なかったが、親は許可してくれなかった。中一になった時に「いいよ」と言ってくれたが、習いに行っても周りは全部小さな子だけだし、もう自分の指も硬くなってうまく動かず、結局おもしろいと感じる前にやめてしまった。
『だから私は未だに「ピアノ」と言う言葉がトラウマなのよ』
こういう話を聞くたびに、欲しいときに買ってあげないとと思う。小さな子どもにとっては、タイムリーに物を渡すのが大切、イヤそうしないといけないと私は言いたいのだ。
ちなみに、
自転車を組み立ててくれる40分の間、甘えたちびは家人におねだりしてシンデレラの青いドレスをゲットしていた(1999円)。
こういうのはただのごね得だわな(笑)