
僕はこれまで3度長嶋茂雄さんに出くわしたことがある。一度目は1983年のゴルフのハワイアンオープンのコース上でだ。この時彼はテレビクルーとともに青木功のプレーを見ながら歩いていて幸運にも近くで遭遇した。堂々とした体格でなんともカッコよかった。この時青木は18番のチップインイーグルで逆転優勝を果たした。二度目は1994年の恵比寿ウエスティンホテルの開業日においてだ。この日は多くの有名人がゲストとして招かれていたが群を抜いた輝きを放っていた。実は僕はこのホテルの開業準備室で働いていたのだが僕の上司高橋孝夫さんが立教野球部の出身で二塁手として長嶋さんと一緒にプレーしていたのだ。そんな縁で後日、ホテルのバーで投手の杉浦さん、ショートの本屋敷さんと上司が飲んで居る席にご一緒させていただいた。今から思うと1958年当時の立教野球部が如何に豪華なメンバーだったのかに驚きを隠せない。大投手杉浦さんが意外に小柄であったのにはびっくりさせられた。三度目はいつだったか忘れたが山口県の徳山(現在の周南市)で巨人軍の試合があったときだ。勿論現役は退かれていたがユニホーム姿でゆっくりとした足取りで球場を客席に沿って外周を一周したときには大声援が起こっていた。縁あってサイン入り色紙を何枚か手にいれて配ったところ大いに感謝されたものだ。手元に一枚残しておくべきだったな~。残念なり
