2013年6月。
まきばに行き、第一馬小屋に行った時、ポニーのいななきが聞こえてきました。いつになく真剣そうで、何度も何度いなないています。
搾乳所の中からでした。行ってみると、
パイ 「娘よ。」
なんと、パイに赤ちゃんが生まれていたのです。
パイは、とても誇らしそうな顔に見え、赤ちゃんは、私を怖がったのか、隠れたがっているように見えました。
パイにとって、4頭目の赤ちゃんです。
この頃まきばには、5頭の雄がいて、そのうち3頭が同じ放牧場内で暮らし、常に喧嘩している状態でした。パイと一緒にいたフランは、一番弱い雄でした。パイは、雄の喧嘩に巻き込まれる事や、他の雄が自分に近づいて来たとき、赤ちゃんが危険になると思ったのか、なかなか搾乳所を出ようとしませんでした。もしかして、すでに、危ない目にあっていたのかもしれません。
草を持っていくと夢中で食べました。
本当は、外で思いっきり走りたい赤ちゃんは、食べられなくても草に興味深々でした。
まだ、歯は生えていません。
子馬を見ながら、パイのいななきは、きっと、「ここよ。ここよ。こっちに来て!」と、言っていたんだろうと思いました。
名前は、「ココヨ」にしました。通称「ココ」。
ココは、窮屈な搾乳所の中で、1日のほとんどの時間を過ごしていたと思われます。
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