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花のある生活

毎日更新!花屋Piantaのブログ。お花情報いっぱいです。

箱根湿生花園

2025-08-15 | Diary

湿原など水湿地の植物を見られる

箱根湿生花園へ。

 

お稽古花材コウホネ。

水面から立ち上がるように伸びる葉と水面近く低く咲く花で

お稽古通りの出生。

 

水の中にたくさんのコウホネ。

 

水の中からは長~いフトイも。

 

白鷺が羽ばたいているような姿のサギソウも湿地に自生。

 

秋の七草カワラナデシコで暑さの中にも秋の気配。

 

仙石原湿原植生復元区では

毎年野焼きで森林化を防ぎ湿原性植物の育成されているそう。

火は220℃の高温になっても

地表や休眠している植物は影響がないそう。

人の手間と自然の力でこの景色が保たれています。

 

 

 


夏の箱根

2025-08-14 | Diary

夏の箱根は

青々と茂る草木が出迎えてくれます。

 

針葉樹林は葉が細いので光がきらきら。

 

丁度たまあじさいが咲きそうな季節。

 

ミツバチが脚に花粉をつけ

受粉を手伝っていました。

 


江戸大奥展

2025-07-31 | Diary

東京国立博物館で開催されている

『特別展江戸大奥』へ行ってきました。

 

大奥の中では“花”も豪華絢爛。

 

大奥を描いた浮世絵の「観菊」

吹上御庭にあった花壇で菊のお花見をしている様子。

江戸時代、菊の品種改良がさかんで種類も豊富だったとか。

 

また別の浮世絵「春のあした生け花稽古」

大奥の中で梅と椿を生けている様子。

窓の外にも梅が咲いていました。

 

六曲一双屏風の「百椿図屏風」

赤、白、複色、一重咲き、八重咲きなど細かく描かれた椿。

美術品としても図鑑のような資料としても美しい屏風でした。

 

江戸時代、椿の新品種が多数作出されており

長寿、高潔、気品の象徴として多用されていたそうです。

 

女性の歌舞伎役者が大奥へ出入りし

演じた際に着た舞台衣装は撮影OK。

 

本能寺の信長を演じた御身衣には

ギラギラとした浅黄色に、アップリケの菊、金の刺繍の波という派手なデザイン。

力強さのある美しさに魅了されました。

 

江戸時代の大奥の中に見る花

同じ菊、椿、梅を今の時代でも綺麗に生けていきたいです。


ひこばえ

2025-06-22 | Diary

木の根元の近くから生えてくる“ひこばえ”

そのまま活かして自然な樹形にしていくのもいいですが

栄養を取られ幹の生長の妨げになるかも?

と思ったら剪定を。

 

常緑樹の剪定は春から初夏。

ちなみに落葉樹の剪定は冬に行います。

 

切り落としたアカシアブルーブッシュのひこばえを

花瓶に飾りました。

 

グニユーカリのひこばえも花瓶で。

 

 


五大浮世絵師展

2025-06-19 | Diary

上野の森美術館で開催されている

五大浮世絵師展へ。

 

浮世絵といけばなには共通する美意識があり

写楽のデフォルメの考え方や

歌川広重のモチーフの配置の仕方、

余白やバランスの空間美に心を打たれてきました。

 

数々の浮世絵の中には花の絵も。

北斎が描いた芍薬は

花弁も葉もふんわりやわらかく

江戸時代の風が見えるようでした。

 

華道史と一致させて浮世絵を見ると

池坊が江戸城に立花を立て将軍上覧に献上した頃かな、

などと時代背景を深く共感。

 

遠い昔の浮世絵から

たくさんの学びがありました。