いけばなの根源池坊展「華の軌跡」東京花展
タイトル“風が流れるための部屋”
青年部代表池坊専宗氏の企画エリアの展示でした。
今回の作品は
白樺と白樺の間には穴を開け木片を差し込み固定、
花は白樺に穴をあけランホルダーを入れたところに。
花を入れるとバランスが崩れ倒れやすくなるため
敷板に木片で固定し花器製作に尽力しました。
使用花材は
・白樺
・エピデンドラム ハレ
・あじさい
・クラスペディア
・ダイアンサス グリーンスパーク
・コロニラ バリエガータ
・ポトス ライム
・セダムグリーン
・銀葉グミ
・グリーンネックレス
天井からの布越しに柔らかい光があたり
ときには人の風で布が揺らぐ部屋に飾る花、というコンセプト。
ご来場の方々が通るたび布がふわっと揺れ
風を目で感じながら花を愛でる、そんな空間でした。
あえて直接花に照明を当てない展示で
布の向こうに見える花には
爽やかな5月の風が流れて見えます。
池坊雅史事務総長によるご巡視でも
白樺についてお話いただきました。
コロニラは
3月の東京都美術館に展示した立花新風体にも使用し
同じ花材でも異なる使い方が出来るところを表現しました。
花展は
先生方や先輩方と距離がぐっと近くなります。
今日の撤花のとき
楽しかったね〜〜という言葉をたくさん交わしました。
普段のお稽古以上に
得られるものが多かった私の東京花展は
今日無事に終わりました。