秋色あじさい

今日はちょっと涼しくて、
外のお花のお手入れも、大汗をかかずに出来ました。
夜になると、Piantaの周りでは鈴虫が鳴いているし。
昨日も、遅くまで残っていてくれたスタッフと
そんな話をしていました。

秋になってくると、目にしたい花色も
少しずつ変わってきます。

夏は、元気いっぱいなオレンジや赤な気分だったり
また、涼しさを求めて、青や白い花が好まれたものですが
涼しさとともに、ちょっとくすんだ色がよく出ます。

まさにそんな色あいの『秋色あじさい』
初夏に流通していてもこの名前なのが、また不思議ですが…。
花によっていろいろなグラデーションを見せてくれるので
組み合わせによって印象が変わります。

ジュリア

私の好きなバラのひとつ『ジュリア』です。
すぐに咲いていってしまう為、
実際ギフトなどではあまり使いませんが
特別な日の、特別なお花には、使うことがあります。

例えば…
このお花をオススメしたら、
気に入ってくださった花嫁さま。
新婦控え室に、お友達からプレゼントされた花瓶に
たくさんのジュリアを飾って
到着をお待ちしたり。

一瞬の綺麗な姿を楽しんで頂く為に
咲かないように新聞を巻いたり
気を遣いながらでも飾りたくなる、そんなバラです。

『ジュリア』は、銅のような赤っぽいベージュ。
ふわふわした花びらに、甘い香りが漂います。
しなやかな茎に咲くので、全体い優しい印象です。

シルバーな色

柔らかくちょっとくすんだピンクのバラ
『シルバーフォックス』です。
シルバー系の色は
他の色の花との相性も良いです。

例えばユーカリ。
くっきり緑より、少し控えめなところが
それぞれの花色を調和してくれます。

勉強会

花は、一生勉強していくもの。

お弟子さんに教えていく為、常に勉強会へ参加して、
花の活け方を吸収していきます。
私は私の先生へ、
私の先生はそのまた先生へ、
そのまた先生はもっと上の先生へ、
常に勉強されています。
勉強を続けていくことで、
はじめて生徒さんに教えることが出来る
そんな世界なんですよね。

今日は、杜若の活け方の勉強会が
お茶の水の池坊学院で行われました。

杜若は春夏秋冬で風情が異なり、各季節を生かすことが大切。
夏は、葉より花を高く使い、組み葉の長短を大きくします。
花器は、二重切の竹を使いました。
下段には上段の根〆として活けるのが本則なのですが
今回は、下段には花を入れず
水だけを見せました。

私が先生方に教わった知識を
お弟子さん達へお伝えしていくことが
長い長い池坊の歴史を、繋いでいくということなんですね。
歴史を感じます。

お台場へ！

今日は、お台場の潮風公園にで行われた
大江千里さんのコンサートへお花をお届けに行きました。
お台場は、活気があって暑さも吹っ飛ぶ感じ！
コンサート会場だけでなく、フジテレビ周辺も
どこも人がいっぱいでした。

そっかー。
今日は8月最後の土曜日なんですねー。
みんな、思い思いの遊びを
充分満喫して、夏を終わらせたいって感じですね。
配達とは言え、お台場の楽しい空気に触れられて
わくわく気分でお店に戻ったPiantaでした。

そんな元気いっぱいなアレンジには
『スモークグラス』を使いました。
シャワーのように細かい花穂が、優しくも元気でもあります。
夏の終わりの花火のようにも見えます。

楽しい思い出をいっぱいに出来るよう
楽しい週末を送って下さいね。