スイレン

水の中の植物の代表にあげられるスイレン。
まだ蕾ですが、これから咲きそうな蕾は
見ていても応援したくなります。
蕾も可愛いし、咲いた姿もまた可憐。

フランス画家のモネがよく描いていた理由も
分かるような気がします。

水揚げがあまり良くないので手間はかかりますが
それを承知で入荷してしまいました。
だって、こんなに素敵なのですから。

今回は写真家さんの個展のお祝いにお送りしようと思っています。
芸術的な方には、スイレンの良さが分かってもらえそうですからね。

Pianta -草と花-

やんわりと、そしてキリっと。

色にこだわってデザインしていくと
お客様に伺うお好きな色ひとつだけでは、
イメージ通りにならないこともあります。

例えば
「ピンク色で、可愛らしい感じ」というご注文と
「ピンク色で、大人っぽい感じ」では
メインの色はピンクでも、あしらいになる花の色を
微妙に変えていきます。

仕入れの前にご注文を頂いた場合には
市場で色合わせをしてしまうので、
花と花とくっつけ合わせて、確認しながら入荷します。
これがまた大変
束になっている花と花をいくつも抱えているので、
その中で、お客様に合わせた花材だけを取り出して
組み合わせて確認します。
同じ品種でも、その日その日で色味が微妙に違いますからね。
毎回確認します。

あしらいとして、
色々な色のニュアンスを和らげてくれるのが
イエロー系です。
ピンク系の中にも、ホワイト系の中にも
やんわりと、印象を優しくしてくれます。

写真のバラは『カラメラ』です。
プリンの上に乗っている
カラメルをイメージしているのでしょうか？
淡いイエロー系より、中心がブラウンに近いので
ぼんやりせず、全体の印象をキリっとしてくれます。

Pianta -草と花-

大きな花

個性のある花は、使い方ひとつでどんなイメージにも使えます。
このネイティブフラワー『バックステリア』
今回は、アジアンテイストなデザインに使用しました。

この『バックステリア』は、とても大きな花です。
8～10cmはありそうな花の部分に
枝も1cm以上はありそうな太さ。
三角の葉っぱが規則正しく並んでいるところも、おもしろいです。

Pianta -草と花-

蕾

生け花では、満開な花を愛でるばかりではなく
咲きそうな姿や、枯れた姿も
季節を現す風情と教えています。

花屋にある花も、
満開に綺麗なものよりも、
長く楽しめる蕾の方から売れていきます。

これは、長く楽しめるというお得感だけでなく
生け花から来る、日本人の性質だと思っています。

日本古来からの生け花には、日本人の思いが
現れているのですね。

Pianta -草と花-

仕入れ必需品

花屋の仕入れは車が必須アイテムです。
花屋になってから愛車のありがたさを痛感しています。

Piantaでは、週に2～3回の仕入れに行きますが
早朝の車の中は、エンジンが暖まらないと暖房も効かず
しかも寝起きということもあって
温かい飲み物が必需品になります。

初めの頃は、コンビニでホットドリンクを買っていたのですが
毎回となると、お金や時間が勿体なく思ったり、面倒になってきたり。。

ある日、スタバに立ち寄った時、
スタバのタンブラー売り場で見つけてしまったのです。
保温性のあるタンブラーを！
元々、スタバのタンブラーをいくつか集めていたのですが
どれも特に保温性があるわけでもなかったので
デスクで使用する程度の目的でしかありませんでした。
ところが、この保温性のあるタンブラーは
長時間温かい飲み物が楽しめます。

買うときに心配だったのが、車のカップホルダーに入るのか？
ということだったのですが、下の方が細くなるデザインなので
ピッタリ入ります

明日も仕入れの日。
良い子のタンブラー、お世話になります。

Pianta -草と花-