花のある生活

毎日更新!花屋Piantaのブログ。お花情報いっぱいです。

杜若

2015-04-30 | School
いけばなのお稽古をしている方は
この花で初夏の季節を感じているはず
『杜若(カキツバタ)』

急にお稽古しようとした為に
市場で花が手に入らず、
仲卸さんと大田花きカキツバタ担当の方の連携で
なんとかご用意していただきました。

アヤメ科の花はどれも似ていて
菖蒲と杜若の違いを見分けるのは難しく、
市場でも値札で確認しています。

端午の節句を祝う菖蒲は
葉を剣のようにシャキーンと生け、
燕子花とも書く杜若は
葉をツバメの飛ぶ軌跡を描くように弧を描かせます。

花が見分けがつきにくい分
生け方を明確にして愛でていただくわけです。

ちなみに
アヤメっぽい菖蒲はアヤメ科“ハナショウブ”
菖蒲湯の菖蒲はサトイモ科“フロショウブ”と言って
花はカラーやアンスリウムなどと同様に
サトイモ科らしい棒状の花で全く異なります。



菖蒲のお稽古の後お風呂に入れないでくださいね!


お花デビュー

2015-04-29 | School
Pianta元スタッフが
息子ちゃんと娘ちゃんを連れて遊びに来てくれました。

3歳のお兄ちゃん
ママの血筋かお花に興味津々。

上手にフラワーアレンジしてくれました。

乾式と湿式

2015-04-28 | 花の長持ち

レッスンで使用するお花は
少しでも良い状態でお待ち出来るよう
常に試行錯誤しています。

現在FlowerRoom全教室では
フラワーフードを利用し、
水揚げ促進剤と花保ち剤を併用。
花保ち良さを実感していただけていると思います。

さらにこれからの暑さ対策を考慮し
ヨーロピアンフラワーデザイン連盟ご協力のもと
今日は輸送方法の
「乾式」と「湿式」の比較テストを行いました。

乾式とは
ダンボールで配送し、
花材到着後に水揚げすること。

湿式とは
水揚げした花材をバケツで輸送すること。

花が垂直に輸送されてくることで
ガーベラの90度曲がりが無くなり
薬液に長時間浸かることで
湿式で全てクリアしそうにも思いますが、
輸送スタッフの人件費などコスト面や
輸送バケツのバクテリア問題を考慮すると、
どちらがベストなのか悩ましいところ。

いろいろ検討して
常に良い状態でご用意出来るよう進めていきますので
飾られる皆さんも花保ちを心掛けてください。

フラワーフードは
産地さんは前処理剤を使用し、
Piantaでは生花店用のプロ用を使用しています。
皆さんも水道水そのままではなく
消費者用の切り花長保ち剤の使用で
薬剤の連鎖が働き
長保ち剤のお値段の元が取れるくらい花保ちが良くなります。

ゆっくり開花していくよう
花屋と一緒に花保ちを考えていきましょう!


ファンタジー

2015-04-27 | Flower
ガーベラ『ファンタジー』
切り花染色剤のファンタジーを使用したということ?
スタビライザー系のようです。

ファンタジーの吸収量は
花によっても異なりますが
12時間で30%くらい。

しっかり吸わせて色付くと
不思議な花色になりとっても魅力的。

今回の産地さん桃生(ものう)町は
夏涼しく冬降雪が少なく
ガーベラに最適な環境だそう。
だから桃生中央さんガーベラは花保ちが良いのですね!

ガーベラの見た目が良いのは
花の高さを揃えて出荷することのようですが、
桃生のカーベラは輸送時のバクテリアの繁殖を防ぐため
いしづきを付けたまま出荷することを重視されているとか。

確かに
水揚げしたり
使用前の切り戻しでどうせカットするのですから
市場で(花屋のバケツで)高さが不揃いでも
花保ちが良い方が良いです!

産地さんも厳選して
花色も花保ちも良い花、取り揃えております◎

自由花

2015-04-26 | School
今日の研究会は
指定花器での自由花。

アレカヤシを編み込むことは予定していたのですが
編み込んだ後の葉の形が美しくなく、
だったら巻いてしまえ!と予定変更して仕上げました。

常に臨機応変な対応を求められるのが
生花のオモシロいところ。

巻く予定をしていなかったので
当初の裏面にテープで留めていた面が丸見えで
見えない面へひとつひとつ留め直し。。

カラーのステムは
内側となる方に親指を当て
筋に力を加えるとバリバリと音を立てながら自然に矯められるので
思い通りの曲線美が作れました。