花のある生活

毎日更新!花屋Piantaのブログ。お花情報いっぱいです。

文化祭シーズン

2004-10-31 | Diary
この時期、どこの学校でも文化祭が開催されていますよね。
今日は、池坊お茶の水学院の「華香祭」に行ってみました。

生け花作品展はもちろんのこと、
日頃、生け花の道具を買い求めている者には嬉しい
花器のバーゲンがあったり、お茶を頂けたり。
私が行った時には
外国の方が数人でいらしていました。
日本の文化を一度に体感出来る
いいイベントだったと思います。

催し物の中に、次期家元池坊由紀氏の講演がありました。
9月に開催された華展の花を、どのように制作されたかなど
実際に見に行った花の解説がありました。
お話を伺って
「なるほど、そういうことだったのか」などと
納得させられたりしました。
花を活ける者として、美意識など再確認させられる
大変ためになるお話でした。

東京デザイナー学院学校長の徳田悦男先生の講演もあり
その中に、とても興味深いお話がありました。
「氷が溶けると何になるか」というお話。
私は「水になる」という答えを想像しましたが
「氷が溶けると春になる」そんな答えを持つ心が
素晴らしい、というお話がありました。
私も同感です。
理科的な化学式な脳の働きだけでなく、
日本の四季を感じなから、花を活けられる人になりたいと
思いました。

Pianta -草と花-

暖か色のバラ

2004-10-31 | Flower
雨も上がりました。
外が明るくなってきました。
だんだん寒くなるこの季節、暖かい色に心惹かれます。

スプレーバラ『トゥインクルサン』も、
薄いオレンジのグラデーションで
花びらがふわふわしていて、
やさしい香りのするキャンドルのよう。

写真には、薄いオレンジ色の花に見えますが
実際は、濃いオレンジ色に咲いている花もあり
花びらだけでなく、花全体でグラデーションが楽しめる
スプレーバラです。

Pianta -草と花-
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寒い日には辛いものを

2004-10-30 | Flower
今日は雨も降ってきて、とっても寒い1日でしたね。
寒いと辛いものを食べたくなりませんか?
体を温めてくれる『トウガラシ』は
フラワーアレンジにも使われます。

赤い色は、血行をよくする働きがあり、
冷え性の方にも、心理的効果があるそうです。

寒い日には、
『トウガラシ』を飾ってくださいね。

Pianta -草と花-

花嫁の母の気持ち

2004-10-29 | Flower
Piantaは、他の花屋さんに比べると
少し花材の価格が高いかも知れません。
「バラ1本いくら」という言葉で表してしまうと
えーそんなにするの・・と、
思われてしまうかも知れません。
Piantaで仕入れてくる花材は、
名前も分からないまとめていくらの花は入荷せず
バラでもなんという品種か、
また、必要な場合には産地も確認して入荷しています。

このバラ『ミステリアス』もそのひとつ。
1本の価格は、他のバラの約1.5倍もしますが
花の存在感は2倍以上のものです。
サイズも大きめですし、花びらもピンクと紫のリバーシブル。
開ききると迫力のあるこのバラを、
他のバラと同じ価格で扱うことは出来ません。

案の定、このバラは入荷した当日に
1本だけ残して、あとは全て完売してしまいました。

お陰で写真も1本のみ。
たくさんの写真を撮っておきたかったのですが
売れていってしまう方が早かったようです。
この最後の1本も、撮影後、お客様のお手元へ。

いい花を入荷して、みんな売られていく時は
まるで花嫁の母の気持ちになります。

Pianta -草と花-

お米のような花

2004-10-28 | Flower
『ライスフラワー』は、花保ちもよいキク科の常緑低木。
その名の通り、本当にお米のようなつぶつぶが
実としても、花としてもデザインできます。

ライスフラワーを見て思い出すのが
小さい頃、自宅近くの公園に来ていた
「ぽんぽん煎餅のおじさん」です。
正式な名前や、製造方法は分かりませんが
リヤカーで運んできた不思議な機械の中に
お米を入れて、ぼん!と大音量の爆発音をさせると
ぽんぽん煎餅が出来上がっていました。
愛想のないビニール袋に入れてくれて、売っていました。
一袋、いくらだったでしょうか・・
お小遣いで買える程度の値段だったと思います。
そんなできたておやつを片手に、
ブランコに乗っていた、そんな頃を思い出します。

「ぽんぽん煎餅」の正しい名称は何なのでしょうか

Pianta -草と花-
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