アドバイスされたことを、
自分の力でやっていくには、
それをできるだけの『強み』がないとできないんです。
だけど、アドバイスをしたくなるときって、
『弱み』や、『できていないところ』に
目が行ってしまっていることが多くって、
『弱み』や、『できていないところ』を
なくすためにどうしたらいいかを一生懸命に伝えたくなる。
そして、
「できていないことが多いんだから、できるように頑張りなさい」って。
そう言われて奮い立つ人もいるかもしれないけど、
多くの人は、
「できることが少ない自分がどうやって頑張ればいいんだろう…」って。
本当は、頑張ってほしかったのに、
頑張る気を削いでしまう。
だから、
相手のことを思って
アドバイスをするのなら、
まずは、相手の『強み(良いところ)』を見つけてみる。
『強み』が活かされ、磨きがかかったらどうなれるのか、
その人の可能性に着目してみる。
そして、その可能性に向かって
どうしたらいいのかアドバイスをしてみましょう。
そもそも、
アドバイスされたことができるような『強み』がないのなら
そのひとにとってムリなことを要求しているだけなのですよね。