《『月刊 救援』から》
◆ ナショナリズムと排除の祭典、五輪にNO!
開会式強行、IOC GO TO HELL!-抗議の声轟く
四度目の緊急事態宣言下の東京では、今日(七月二八日)コロナ感染者の数が三○○○人を超えた(全国で九五〇〇人超)。コロナ・パンデミックど真ん中だ。
無謀とも言えるこの状況下、七月二三日から東京オリンピック・パラリンピックが始まった。テレビをつけれは五輪中継ばかり、アナウンサーは「メダルラッシュ!」と絶叫。私たちに必要な情報は届かない。
それにしてもこの暑さ、アスリートにとっても命かけなのではないか。関係者のルールを定めた「公式プレイブック」には、オリ・パラへの参加は自己責任とあり、選手は宣誓書へのサインを求められる。「アスリート・ファースト」は口先だけだ。
パンデミノク以前から私たちは2020東京五輪の開催に反対してきた。
それは、オリンピック・パラリンピックが「平和の祭典」などではなく、「排除の祭典」であり、IOC始め五輪貴族、開催都市やその国の政府、スポンサー企業、開発業者等々、一部の人たちの利益のために、私たち民衆の生活を破壊して、生きることさえ困難にするものだからだ。
コロナ・パンデミックはそのことをより鮮明にした。
「復興五輪」を掲げた東京大会が、コロナを理由に一年延期され、新たに「コロナ克服五輪」の装いで開催強行を目指し、三月二五日には一年遅れて福島Jビレッジから「聖火」リレーがスタートした。
「福島」を利用し切り捨てる五輪の政治に福島の人々は怒り心頭、さらに「聖火」が訪れる全国津々浦々でも抗議行動が起こった。「聖火」で祝祭を演出し、盛り上けようという目論見は見払に破綻した。
開会式当日の昼、都庁に到着する「聖火」を私たちは抗議の声で迎えた。イベントが開催される広場一帯は全部封鎖、かろうじて庁舎前の一角に約三○○人が集まって、「聖火は中止!」「五輪を止めろ!」と一時間ぶっ続けでコール、途中、上空を自衛隊のブルーインパルスが飛行、「自衛隊という名の軍隊帰れ!」「ブルーインパルスも五輪もいらない!」の抗議のシュプレを投げつけた。
夕方からは開会式に対する抗議デモ。原宿駅前には私たちに先立ってアジア女性センター呼びかけのフェミニストスタンディングが行われ、カラフルなキルトのバナー等、思い思いのバナーか並ぶ。アピールも多彩だ。
私たちの集会とデモ、英語の通訳をその場で募り、他言語でデモのアピールを行なったデモは約七〇〇人が結集、当初予定の新国立競技場近くまて迫るコースを大幅変更されたが、解散後はそのまま千駄ヶ谷駅前て抗義の声を上げ続けた。
見物客の数の多さに驚いたが怯まずコール。参加した井谷聡子さん(関西大学)がアメりカのインディペンデントメディア「デモクラシー・ナウ」の中継をその場から行なっていた。
引き続き残った仲間たちは新国立競技場から上がった花火とドローンか描いた五輪エンブレムに対して「オリンピックを止めろ!」の声を投けつげた。長い長い一日か終わった。
2020東京五輪は、警察官六万人、自衛隊員八五〇〇人という空前絶後の警備態勢を敷き、イスラエル企業が売り込んだドローン、NECが開発した顔認証システムか初めて利用される等、これまで最大の監視ンステム、軍隊か全面に出る五輪だ。
「五輪」を実験場に、さまさまな人権侵害か積み重ねられる。警察と軍隊に守られなけれは五輪はできない。が、わき起こる抗義の声をないもののように隠すことはもはやできないたろう。
「聖火」リレーへの抗議行動で二人がでっち上げの不当逮捕(不当にも一人は起訴、一人は一八日間勾留後釈放)、また私たちの仲間のAさんに対する「免状不実記載」を理由としたガサ後の嫌がらせの出頭要請もすでに四回だ。
一連のオリンピック弾圧は反対運動を潰すためのものだが、私たちは屈せず弾圧を跳ね返し、より大きな反対の声をあげるよ!(抗議声明-プロクを見て)
五輪期間中も、私たちはさまさまな場での抗議を取り組み、さらに「NOlympics TV」というネット放送を開始している。「五輪より命か大事」とオリ・パラの問題点を発信し続ける。注目を!
NO Olympics Anywhereは、世界中の仲間たち共通のスローガンだ。東京五輪は今すぐ中止だ!
京極紀子(「オリンピック災害」おことわり連絡会)
『月刊救援 628号』(2021年8月10日)
◆ ナショナリズムと排除の祭典、五輪にNO!
開会式強行、IOC GO TO HELL!-抗議の声轟く
四度目の緊急事態宣言下の東京では、今日(七月二八日)コロナ感染者の数が三○○○人を超えた(全国で九五〇〇人超)。コロナ・パンデミックど真ん中だ。
無謀とも言えるこの状況下、七月二三日から東京オリンピック・パラリンピックが始まった。テレビをつけれは五輪中継ばかり、アナウンサーは「メダルラッシュ!」と絶叫。私たちに必要な情報は届かない。
それにしてもこの暑さ、アスリートにとっても命かけなのではないか。関係者のルールを定めた「公式プレイブック」には、オリ・パラへの参加は自己責任とあり、選手は宣誓書へのサインを求められる。「アスリート・ファースト」は口先だけだ。
パンデミノク以前から私たちは2020東京五輪の開催に反対してきた。
それは、オリンピック・パラリンピックが「平和の祭典」などではなく、「排除の祭典」であり、IOC始め五輪貴族、開催都市やその国の政府、スポンサー企業、開発業者等々、一部の人たちの利益のために、私たち民衆の生活を破壊して、生きることさえ困難にするものだからだ。
コロナ・パンデミックはそのことをより鮮明にした。
「復興五輪」を掲げた東京大会が、コロナを理由に一年延期され、新たに「コロナ克服五輪」の装いで開催強行を目指し、三月二五日には一年遅れて福島Jビレッジから「聖火」リレーがスタートした。
「福島」を利用し切り捨てる五輪の政治に福島の人々は怒り心頭、さらに「聖火」が訪れる全国津々浦々でも抗議行動が起こった。「聖火」で祝祭を演出し、盛り上けようという目論見は見払に破綻した。
開会式当日の昼、都庁に到着する「聖火」を私たちは抗議の声で迎えた。イベントが開催される広場一帯は全部封鎖、かろうじて庁舎前の一角に約三○○人が集まって、「聖火は中止!」「五輪を止めろ!」と一時間ぶっ続けでコール、途中、上空を自衛隊のブルーインパルスが飛行、「自衛隊という名の軍隊帰れ!」「ブルーインパルスも五輪もいらない!」の抗議のシュプレを投げつけた。
夕方からは開会式に対する抗議デモ。原宿駅前には私たちに先立ってアジア女性センター呼びかけのフェミニストスタンディングが行われ、カラフルなキルトのバナー等、思い思いのバナーか並ぶ。アピールも多彩だ。
私たちの集会とデモ、英語の通訳をその場で募り、他言語でデモのアピールを行なったデモは約七〇〇人が結集、当初予定の新国立競技場近くまて迫るコースを大幅変更されたが、解散後はそのまま千駄ヶ谷駅前て抗義の声を上げ続けた。
見物客の数の多さに驚いたが怯まずコール。参加した井谷聡子さん(関西大学)がアメりカのインディペンデントメディア「デモクラシー・ナウ」の中継をその場から行なっていた。
引き続き残った仲間たちは新国立競技場から上がった花火とドローンか描いた五輪エンブレムに対して「オリンピックを止めろ!」の声を投けつげた。長い長い一日か終わった。
2020東京五輪は、警察官六万人、自衛隊員八五〇〇人という空前絶後の警備態勢を敷き、イスラエル企業が売り込んだドローン、NECが開発した顔認証システムか初めて利用される等、これまで最大の監視ンステム、軍隊か全面に出る五輪だ。
「五輪」を実験場に、さまさまな人権侵害か積み重ねられる。警察と軍隊に守られなけれは五輪はできない。が、わき起こる抗義の声をないもののように隠すことはもはやできないたろう。
「聖火」リレーへの抗議行動で二人がでっち上げの不当逮捕(不当にも一人は起訴、一人は一八日間勾留後釈放)、また私たちの仲間のAさんに対する「免状不実記載」を理由としたガサ後の嫌がらせの出頭要請もすでに四回だ。
一連のオリンピック弾圧は反対運動を潰すためのものだが、私たちは屈せず弾圧を跳ね返し、より大きな反対の声をあげるよ!(抗議声明-プロクを見て)
五輪期間中も、私たちはさまさまな場での抗議を取り組み、さらに「NOlympics TV」というネット放送を開始している。「五輪より命か大事」とオリ・パラの問題点を発信し続ける。注目を!
NO Olympics Anywhereは、世界中の仲間たち共通のスローガンだ。東京五輪は今すぐ中止だ!
京極紀子(「オリンピック災害」おことわり連絡会)
『月刊救援 628号』(2021年8月10日)
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