ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
以下の雑文を書いたので、紹介します。
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☆ 雑感・学校司書について
T.T.0690(ひょうたん島研究会)
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昨日3/22(土)、朝日「地域総合面」のコラム「まなviva」欄に、かなり大きな記事「図書館に学校司書 学び充実」が載っていた。筆者は、西田有里さん。
ここではぼくの琴線に触れた部分をちょっとだけ紹介するが、ぼくのこの雑文を読んで興味を持った人がいたら、原典に当たってほしい。
まず、学校司書の配置状況についてーー。
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│【配置に地域差 待遇も課題】 │
│ 一方で、学校司書の配置状況や支援体制には、地域や学校によって差│
│があるのが実情だ。 │
│ 文部科学省の23年度の全国調査によると、学校司書を配置しているのは│
│公立小で72.0%、公立中で71.4%に上るが、10%に満たない県や、1人が│
│10校以上を兼務する自治体もある。 │
│ 国は26年度までに、小中のおおむね1.3校に1人の配置を目指し、地方交│
│付税交付金で財政措置している。しかし、実際に学校司書の配置にあてる│
│かは自治体次第となっている。 │
│ 東京都町田市は、学校司書を置かず、有償ボランティアが蔵書の管理な│
│どを担っている。市の担当者は「活動時間など柔軟性のあるボランティアの│
│ほうが、より多くの地域の人に関わってもらえる」と話す。 │
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「苦しすぎる言い訳だなあ」と、ぼくは思う。
この「言い訳」に対しては直後に「『学校図書館がないがしろにされている』と否定的だ」という「反論」も紹介されているのだが、長くなるのでここでは省略する。
次は、「身分」についてーー。
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│ 学校司書を配置している自治体も、多くは非正規雇用だ。同省の23年度 │
│の調査では、公立学校の学校司書の86.2%が、非正規の地方公務員であ│
│る会計年度任用職員だった。日本図書館協会の同年度の調査には、待遇│
│の悪さから「失望感でいっぱい」「(仕事の必要性が低いと感じられ)手を抜│
│きがちになっている」といった声が寄せられたという。 │
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最後に千葉の公立高校で40年以上働いた経験から言わせてもらえば、「1校に1人の正規学校司書」というのが「当たり前のこと」だと思っている。
(25/03/23早朝)
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