◎ 性教育に不当介入 賠償が確定
『NHK』(2013/11/29)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131129/k10013461211000.html
(ニュースの動画があります)
東京・日野市にあった養護学校が行っていた性教育を平成15年に当時の都議会議員が批判し、都の教育委員会が不適切だとしてやめさせたことについて、「不当な介入だ」と判断して、東京都と議員に賠償を命じた判決が最高裁判所で確定しました。
東京・日野市にあった当時の「都立七生養護学校」では、児童や生徒に性について正しく理解してもらうためとして、歌や人形で男性と女性の体の仕組みなどを教える性教育を行っていました。
しかし、平成15年に当時の都議会議員3人が学校を訪れて内容を非難したうえ、都の教育委員会が教師を厳重注意などの処分にしたため、性教育が続けられなくなったとして、教師や保護者が裁判を起こしていました。
1審と2審は、いずれも「教育の自主性をゆがめる不当な介入で処分は裁量権の乱用だ」などと指摘し、東京都と議員3人に賠償を命じていました。
これについて、最高裁判所第1小法廷の金築誠志裁判長は29日までに上告を退ける決定をし、東京都と当時の都議会議員3人に合わせて210万円の賠償を命じた判決が確定しました。
☆ 都議らと都の敗訴確定=養護学校性教育訴訟―最高裁
『時事通信』 11月29日(金)18時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131129-00000113-jij-soci
東京都立七生養護学校(現七生特別支援学校)に勤務していた教諭らが、性教育の授業を不当に批判されたなどとして、都議ら3人と都などに約3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は28日付で、原告、被告双方の上告を退ける決定をした。都議ら3人と都に計210万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。
一、二審判決によると、同校は知的障害のある子どもの性に関する問題行動を防ぐには正確な理解が必要との考えから、性器の模型を使うなど独自の性教育に取り組んでいた。都議らは2003年の同校視察の際、「感覚がまひしている」と教諭らを批判。その後都教委は「不適切な性教育をした」などの理由で教諭らを厳重注意とした。
一、二審は、教諭らを批判した都議らの発言は侮辱行為で、教育への不当な支配に当たると指摘。都教委による厳重注意も違法と判断した。
都議らと都の敗訴確定=養護学校性教育訴訟―最高裁 (時事通信) - Yahoo!ニュース
☆ 性教育非難は「不当な支配」 都議らへの賠償命令確定
『東京新聞』(2013年11月29日 18時54分)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013112901002403.html
東京都立の特別支援学校で実施していた性教育を不当に非難したとして、教員らが都議3人(いずれも当時)と都に計約3千万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は29日までに原告と被告双方の上告を退ける決定をした。
一方的な非難が「教育への介入で不当な支配に当たる」と認め、210万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。28日付。
一、二審判決によると都立七生養護学校(日野市、現七生特別支援学校)では知的障害のある生徒らに、歌や人形を使って男女の体の仕組みなどを教える独自の授業をしていた。
(共同)
『NHK』(2013/11/29)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131129/k10013461211000.html
(ニュースの動画があります)
東京・日野市にあった養護学校が行っていた性教育を平成15年に当時の都議会議員が批判し、都の教育委員会が不適切だとしてやめさせたことについて、「不当な介入だ」と判断して、東京都と議員に賠償を命じた判決が最高裁判所で確定しました。
東京・日野市にあった当時の「都立七生養護学校」では、児童や生徒に性について正しく理解してもらうためとして、歌や人形で男性と女性の体の仕組みなどを教える性教育を行っていました。
しかし、平成15年に当時の都議会議員3人が学校を訪れて内容を非難したうえ、都の教育委員会が教師を厳重注意などの処分にしたため、性教育が続けられなくなったとして、教師や保護者が裁判を起こしていました。
1審と2審は、いずれも「教育の自主性をゆがめる不当な介入で処分は裁量権の乱用だ」などと指摘し、東京都と議員3人に賠償を命じていました。
これについて、最高裁判所第1小法廷の金築誠志裁判長は29日までに上告を退ける決定をし、東京都と当時の都議会議員3人に合わせて210万円の賠償を命じた判決が確定しました。
☆ 都議らと都の敗訴確定=養護学校性教育訴訟―最高裁
『時事通信』 11月29日(金)18時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131129-00000113-jij-soci
東京都立七生養護学校(現七生特別支援学校)に勤務していた教諭らが、性教育の授業を不当に批判されたなどとして、都議ら3人と都などに約3000万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は28日付で、原告、被告双方の上告を退ける決定をした。都議ら3人と都に計210万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。
一、二審判決によると、同校は知的障害のある子どもの性に関する問題行動を防ぐには正確な理解が必要との考えから、性器の模型を使うなど独自の性教育に取り組んでいた。都議らは2003年の同校視察の際、「感覚がまひしている」と教諭らを批判。その後都教委は「不適切な性教育をした」などの理由で教諭らを厳重注意とした。
一、二審は、教諭らを批判した都議らの発言は侮辱行為で、教育への不当な支配に当たると指摘。都教委による厳重注意も違法と判断した。
都議らと都の敗訴確定=養護学校性教育訴訟―最高裁 (時事通信) - Yahoo!ニュース
☆ 性教育非難は「不当な支配」 都議らへの賠償命令確定
『東京新聞』(2013年11月29日 18時54分)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013112901002403.html
東京都立の特別支援学校で実施していた性教育を不当に非難したとして、教員らが都議3人(いずれも当時)と都に計約3千万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷は29日までに原告と被告双方の上告を退ける決定をした。
一方的な非難が「教育への介入で不当な支配に当たる」と認め、210万円の支払いを命じた一、二審判決が確定した。28日付。
一、二審判決によると都立七生養護学校(日野市、現七生特別支援学校)では知的障害のある生徒らに、歌や人形を使って男女の体の仕組みなどを教える独自の授業をしていた。
(共同)
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