《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
● 「君が代」不起立処分にかかわる再発防止研修・処分取り消し訴訟で
都教委の処分は違法 都教委は控訴を断念!
「君が代」不起立処分についてのみ、都教委は処分の後に「服務事故再発防止研修」を受講させます。都立高校の教員だった福嶋さんは2005年3月の卒業式の不起立で減給1ヶ月処分を受け、2回の再発防止研修の受講を命じられ、1回目は生徒が夏季休業中だったので受講しましたが、2回目は担当の授業が5時間ある日だったため、日程の変更を要請しました。教員として、生徒の学習権の保障を優先させたのでした。
しかし、都教委は福嶋さんに、「研修不受講」を理由に減給6ヶ月処分を発令。福嶋さんは裁判に訴えました。
地裁判決(12月19日)は「処分量定が重きに失し、社会通念上著しく妥当を欠き、都教委は裁量権の範囲を超え、違法の評価を免れない」として処分を取り消した上、訴訟費用も都教委の負担としました。
これに対し、都教委は控訴をしませんでした。初めてのことです。
勝てぬ裁判と踏んだのでしょう。処分を乱発するこζで教員を委縮させ、都教委の思い通りに学校を支配する都教委の教育行政に、時の権力におもねることの多い司法でさえ、違法の烙印を押したということです。
「都教委よ、反省し、直ちに介入をやめなさい。『10・23通達』(注)を撤回し、『君が代』不起立処分をやめなさい。教員を信じなさい」と言いたいです。
(注)2003年10月23日に都教委が発出した通達で、正式名は「入学式・卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)」という。「職務命令に従わない場合は、服務上のを問われる」とし、「君が代起立」を求める職務命令に従わない教員を処分してきた。この11年間で450名を処分した。
● 6日は告示日 石原教育行政を断ち切る知事を選びたい
石原都政以前の東京の学校は、教員集団が子どもたちの声を聴き、論議し決定したうえで日々の教育活動に当たっていました。
しかし、石原都政2期目の2003年、都教委は東京の教育を根底から壊すことに乗り出しました。その第一が「10・23通達」の発出でした。
各校長に「君が代」起立を求める職務命令を出させ、起立をしなかった教員の処分を始めました。さらには、教育活動のすべてにわたり、職員会議等で論議し決定することを禁じ、校長をして都教委の指示命令に従うことを教員に強要してきました。
その狙いの先にあるものは、「国が考える愛国心を持ち、国の命令に従う、国のために進んで身を供する」子どもたちの育成です。
昨夏には、高校の「日本史」教科書採択に際し、実教出版「日本史A」「日本史B」を各学校が選択しないように介入しましたし、田無工業高校の生徒に、自衛隊での宿泊訓練を行いました。ここまで介入がエスカレートすると、狙いが子どもたちであることがよくわかると思います。
都知事には、これまで都教委が行ってきた介入を止める人、10・23通達を撤回する人を選びたいものです。
『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/
● 「君が代」不起立処分にかかわる再発防止研修・処分取り消し訴訟で
都教委の処分は違法 都教委は控訴を断念!
「君が代」不起立処分についてのみ、都教委は処分の後に「服務事故再発防止研修」を受講させます。都立高校の教員だった福嶋さんは2005年3月の卒業式の不起立で減給1ヶ月処分を受け、2回の再発防止研修の受講を命じられ、1回目は生徒が夏季休業中だったので受講しましたが、2回目は担当の授業が5時間ある日だったため、日程の変更を要請しました。教員として、生徒の学習権の保障を優先させたのでした。
しかし、都教委は福嶋さんに、「研修不受講」を理由に減給6ヶ月処分を発令。福嶋さんは裁判に訴えました。
地裁判決(12月19日)は「処分量定が重きに失し、社会通念上著しく妥当を欠き、都教委は裁量権の範囲を超え、違法の評価を免れない」として処分を取り消した上、訴訟費用も都教委の負担としました。
これに対し、都教委は控訴をしませんでした。初めてのことです。
勝てぬ裁判と踏んだのでしょう。処分を乱発するこζで教員を委縮させ、都教委の思い通りに学校を支配する都教委の教育行政に、時の権力におもねることの多い司法でさえ、違法の烙印を押したということです。
「都教委よ、反省し、直ちに介入をやめなさい。『10・23通達』(注)を撤回し、『君が代』不起立処分をやめなさい。教員を信じなさい」と言いたいです。
(注)2003年10月23日に都教委が発出した通達で、正式名は「入学式・卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)」という。「職務命令に従わない場合は、服務上のを問われる」とし、「君が代起立」を求める職務命令に従わない教員を処分してきた。この11年間で450名を処分した。
● 6日は告示日 石原教育行政を断ち切る知事を選びたい
石原都政以前の東京の学校は、教員集団が子どもたちの声を聴き、論議し決定したうえで日々の教育活動に当たっていました。
しかし、石原都政2期目の2003年、都教委は東京の教育を根底から壊すことに乗り出しました。その第一が「10・23通達」の発出でした。
各校長に「君が代」起立を求める職務命令を出させ、起立をしなかった教員の処分を始めました。さらには、教育活動のすべてにわたり、職員会議等で論議し決定することを禁じ、校長をして都教委の指示命令に従うことを教員に強要してきました。
その狙いの先にあるものは、「国が考える愛国心を持ち、国の命令に従う、国のために進んで身を供する」子どもたちの育成です。
昨夏には、高校の「日本史」教科書採択に際し、実教出版「日本史A」「日本史B」を各学校が選択しないように介入しましたし、田無工業高校の生徒に、自衛隊での宿泊訓練を行いました。ここまで介入がエスカレートすると、狙いが子どもたちであることがよくわかると思います。
都知事には、これまで都教委が行ってきた介入を止める人、10・23通達を撤回する人を選びたいものです。
『根津さん河原井さんらの「君が代」解雇をさせない会』
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