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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

「詐欺・偽装・談合」教育国?

2006年11月05日 | 平和憲法
  愛されるに足る国     吉田 司(ノンフィクション作家)
 高校必修科目の履修漏れといじめ自殺の問題で、学校教育の現場が炎上している。
 安倍首相は、いじめ自殺が九九年-〇五年度で一件もないことに「教育委員会がいじめを隠さず、正確な数字を報告するよう」語った。必修漏れでは森喜朗元首相が「大目に見てやりなさい」と、伊吹文科相に電話したという。
 おいおい、それじゃあホトンド「詐欺」「偽装」「談合」教育だぜ。
 特に必修漏れが「世界史」に集中しているのは、靖国参拝などで「歴史認識に欠ける」とアジアや欧米から批判されるわが国の”世界的センスのなさ”(一国史観)を如実に映し出していて、トホホ…な話だ。
 でね、思うんだ。国会では教育基本法改正の審議が始まり、いわゆる愛国心の欠如にスポットが当てられているが、チョット待てって。
 一体誰がこんな詐欺教育国を愛せるだろう!?現在の中高校教育の最大の問題は、過酷な受験戦争を通り抜け大学を卒業しても、社会が〈明日なき労働〉の場に変貌してしまったことにある。
 「ここ十年の間に非正規労働者が約六百二十万人も増え」、低賃金のフリーター派遣「偽装」労働がはびこり、下流ワーキング・プア層が増大する-こんなぼったくり資本主義国を、どんな若者が愛せよう。
 愛国心の必要を叫ぶ前に、議員たちよ、愛されるに足る国を造れ!
『東京新聞』(2006/11/3)「本音のコラム」

◆元私立高校長ら叙勲辞退 未履修問題で異例の申し出
 政府が3日付で発表した秋の叙勲で、私立高校の元校長ら3人が必修科目の未履修問題などにからみ、内定していた受章を辞退した。文部科学省によると、発令直前の辞退は異例
 3人は東京、鳥取、岩手の3都県で私立高の校長や学校法人理事長を務め、私学振興功労などとしてそれぞれ旭日中綬章、旭日小綬章、瑞宝小綬章が内定していた。
 辞退を申し出た元校長の男性(71)は、「生徒も職員もこれから補習が始まり大変な時期なのに、のんきに叙勲を受けていられない。校長時代にカリキュラムをつくったのは私。責任を負うつもりで辞退した」と話している。
(共同)(2006年11月03日 06時40分)

◆高校履修不足:県教育功労者、4高校長が辞退 /山形
 高校の単位未履修問題を受け、今年度の県教育功労者に選ばれていた4人の県立高校校長が、未履修問題発覚を理由に辞退した。
 辞退したのは、伊藤和夫・山形東▽船越重幸・酒田東▽野口一雄・山形北▽佐藤利広・山形南の各校長。同賞は、県の教育、学術、文化振興に功労のあった人に贈られるもので、表彰式は16日に予定されている。【辻本貴洋】
11月3日朝刊 山形ニュース(毎日新聞) - 11月3日12時1分更新

◆あなたは生活保護申請できるか?
 皆様へ 山本真理です。
 非正規雇用の労働者の収入が生活保護の支給基準を下回っている、という話がありますが、それではいったい自分の収入は生活保護の基準と比較してどうなのか、もし下回っていれば当然、生活保護の申請をできるはずです。
 NPO法人 もやい のサイトに自動計算エクセルファイルが計算されています。
 みんなで計算して、みんなで生活保護申請に行こう!と呼びかけたいと思います。集団生活保護申請運動を各市町村で、というのはいかがでしょう。

「特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター もやい - Moyai」
http://www.moyai.net/?tmid=30

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