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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

河原井・根津09年事件裁判524東京地裁不当判決

2018年05月26日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 ★ 行為ではなく人格を裁くのか!
   ~河原井・根津「君が代」裁判で不当判決
(レイバーネット日本)


 →動画(4分半)
 傍聴席からは「不当判決!」の声がひびいた。5月24日、河原井・根津「君が代」裁判(2009年事件)の東京地裁判決(民事19部春名茂裁判長)が出された。二人は、元東京都の教員。「君が代」不起立による6か月停職処分の取り消しと損害賠償を求めていた。
 判決は、河原井純子さんの処分を取り消したが、根津公子さんの処分は是認。損害賠償は二人とも認めなかった。
 東京都では、2003年10月23日に「君が代」強制の通達が出されて以来、延べ483名(2018年5月現在)の教職員が卒業式入学式などの不起立で処分されてきた。河原井さん、根津さんは、連続の不起立で、累積加重処分にされ、最も重い6か月停職処分を複数回受けている。
 原告の根津さんは「不当な判決にことばも出ない。わたしの行った行為ではなく、人格をさばいている。直ちに控訴する」、
 河原井さんは「君が代強制以来、教育現場はものが言えなくなった。戦争は教室から始まっている」と語った。
 傍聴者のKさん(元教員)は、「今日の真の敗者は、東京地裁と日本の司法だ。違法な処分を上書きした。司法は、三権分立を踏みにじって行政の追認機関になっている」と怒りをあらわにした。
 裁判所前では、春名裁判長を糾弾するシュプレヒコールが続いた。

 2012年の最高裁判決では、戒告をこえる超える減給・停職処分は違法とされ、以後処分は取り消されてきた。しかし、根津さんのみ処分是認が続いた。
 2015年の07年事件高裁判決(須藤典明裁判長)・最高裁決定では、画期的な処分取り消しが出されたものの、2017年の08年事件地裁判決(清水響裁判長)では再び是認された
 なぜ、根津さんだけが取り消しの対象にならないのか。今回の判決にも明らかだが、裁判所は過去の処分歴を偏重し、根津さんを学校の規律・秩序を乱す者と決めつけている不当なレッテル貼りで、法の下の平等を自ら犯す司法を許すことはできない。
 (佐々木有美)

『レイバーネット日本』(2018-05-25)
http://www.labornetjp.org/news/2018/0524shasin
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