CHIKA YOGA ogasawara (千花ヨガ 小笠原)

Let's do Yoga in the island,by the beach.
島でビーチでヨガしませんか?

オーストラリア旅日記2018

2018-04-08 05:38:01 | サットサンガ

((Free from on line))

ここ最近の私のライフスタイルは、週に4回のヨガクラスを中心に回っていて、家族旅行では、家事は変わらず続くのだが、この4クラスがなく、クラスのお知らせの度の週4回の皆さんへのメッセージの配信が無いことは、すごく大きな変化で、皆さんとに繋がってない時間はポッカリと異次元空間に行った感じだった。私のタブレットが古くて感度が悪く前半全く繋がらなくなった事でこれはいっそ完全にネット無しに身を置いてみようと思った。それは、静かに心地よく解放感のあるまさにバカンスとなった。たまには、こういう時間をあえて作るのも大切かもしれない。今、日本に帰る飛行機の中で久しぶりに自分の中にうごめいている思いを言葉にしながら整理している。今回の旅日記、良かったら読んで下さい。




 

((旅は人生の縮図))

子供たちが小さい頃は年に1ヶ月くらいはオフシーズンに休暇を取って家族旅行に行っていたが、子供たちが段々大きくなると、なかなか予定を合わせる事が難しく今回は3~4年ぶりの家族旅行だった。休暇というと、色んな事から解放されて楽しいばかりの時間が待っている!といつも思ってしまうのだが、実はそうでもない事が多いという事をつくづく気づいた。前回のハワイ島の旅では家族7人順番にインフルエンザになったが、今回はまさかのメンバー10人中9人が島から持ってきた胃腸炎を順番にやった。(苦笑)おが丸の中から始まり飛行機、バス、移動中にも次々となり、ハードな旅の幕開けだった。楽しい事も一杯。大変な事もいっぱい。嬉しい出会い、再会の後には凄く寂しい別れもセットで、大いに心が動きまくる。旅は楽しいだけのバカンスでなく人生の縮図なのだなとつくづく感じた。



((Home))

どこかにサーファーにとってパラダイスな場所があるに違いないと信じてサーファーは旅に出る。今回私達もまさに、その名もサーファーズパラダイスという地名の場所の近くに行った。しかし、波は大きすぎたり、小さ過ぎたり、風、カレントも変化し、ほんの1週間のステイでは、自分にとって最高な波乗りをするのはかなり難しい。思い返せば今までも国内外、数々のサーフトリップに行ったがパラダイスには出会えなかった。そう考えると自分のホームゲレンデでは、色んな状況をよくわかっていてベストを狙え心から楽しめる。自分にとって世界一番のパラダイスはホームなのかもしれない。今回、毎日激しく波に流されながら、そんな事に気づくのに20年かかったのかと気づた。(笑)



((Fundamental power))

恥ずかしながら、白状すると、私、今回、アウトにゲッティングアウト出来なかった。チーン。ファミリー向けのポイントを選んだのですが、とにかく凄い波のパワーなのです。オージーの子供や年配サーファーも平気な顔で出ていくのですが、激しいカレントの中ひたすらドルフィンし続けアウトの大きなセットに向かった日々でしたが、とうとうたどり着かなかった。相当残念感ー。とにかくあの波に乗る為にの基礎的な体力精神力がないんだなーと痛感。いい波にはあんまり乗れなかったけど、基礎体力、相当鍛えられる旅となりました。


何事も基礎が大事なのだというメッセージしかと受けとりました。



((幼なじみ))

今回の旅のメンバーは子供たちの幼なじみメンバー。

小さい頃、毎日裸ん坊で泳いでいた3家族。

1家族は7年前に地元長崎に島から引っ越して行って、久々の再会。

子供たちももう随分大きくなって(9~15才)反抗期、思春期の子もいたりして、どうなるかな?と思ったが、会えば、男の子も女の子も大きい子も小さい子も兄弟のように自然体。

幼なじみってこういうもんなんだなー。

本当に素晴らしい宝物なんだなーって思った。

反抗期真っ盛りの我が息子も

2~3才の頃の思い出話しをされると童心に戻った笑顔を見せる。

親たちにとっても久々に会っても、すぐにずーと一緒に居たような感覚になる。ゆえに濃い数日を後の別れは、涙がちょちょ切れる。

だけど、それぞれの生活に戻っても、共に過ごした時間は永遠に心に生きていく事を実感。





((Face to Face))

今回、大人4人子供6人計10人の旅。

毎日一緒にご飯食べて、寝て

濃ゆーく共に過ごしていると

それぞれの性格と言うものが

すごく浮き彫りになってくる。

人に対しても、自分に対しても

色々見え、感じ、表現し

ああ、自分って、人ってこうなのかーと。

普段、家族ともこんなにずーと一緒に居ない訳で

改めて発見する事、大だったー。

より、それぞれを、自分を知れて

はっとしたり、がっかりしたり

でも、やっぱり

みんなが大好きだなーと思った。




((Walk))

サーフトリップでは、レンタカーを借りて車で行動というのが多かったが、今回はサーフポイント、スーパーマーケットに歩いて行ける距離に宿を探し、歩いて行動しよう!と言うコンセプトだった。島では、近い所でもつい車を使ってしまい歩く時間が少ない。歩く速度でその土地を感じて、人々にも出会いたいとも思っていた。

で、子供も大人も実にたっくさん歩く旅が出来た。毎日一時間以上は歩いた、時には3時間以上歩いた日もあった。そして、たっくさんの笑顔にも出会えた。バイロンベイ、カランビンという2箇所を訪れていたが、どちらの土地も人々はとてもフレンドリーでよく目が合い、しっかり挨拶してくれ、すぐに話しがはずむ。余裕があり、穏やかな人達。治安もよく、家にも鍵をかけてない。そしてここの人々は本当によく遊び、いつ働いてるのかなあ?と思ったりするほど、人生を楽しんでいるように見えた。実際に現地のオージーと話していて、そんな話題になって、彼女は「もちろん人生は楽しむ為にあるよね」と言っていた。店は早く閉まりオドロク。小笠原にかなり近い所だった。

”歩く”事は人生の基本だなーと思う。肉体的にも精神的にもとっても大事なエナジーチャージと思う。土地と人と繋がれる。速度を落とす事で沢山見落としていたものに出会える。自分の生きるペースが変わり、心にゆとりが生まれる。ブーブー言ってた!子供たちも一週間歩くとスッカリ慣れたようだった。帰国して3日、未だ筋肉痛が残っていて、この足で歩いた充実感に満たされている。島に帰っても続けたいなー。





((Life is eternal journey))

成田で第2から3ターミナルへ歩く長い道のりに面白いポスターが沢山並んでた。ぐっとくるキャッチと美しい写真。

「旅は楽しいことばかりじゃない。だから、面白い。」

「トラブルがいっぱいあるからトラベル」

またもや試練多き旅だったけど

今は爽やかな達成感と沢山の出会いに心がジンジンしている。

目をつぶると沢山の人と動物の笑顔が見える。

何故、人は旅に出るのか?

またひとつ分かった気がする。