今週はマナウスは激しい雷雨が続く毎日でした。
気温も低かったしね。
今日の夕方 ようやく明日晴れそうな夕焼け空が見られたわ。
明日は天気になるといいな。
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リオデジャネイロも雨の日々が続いています。
リオ市内では雨水を含んだ土地が 次々にがけ崩れを起こしています。
昨日は市内のZonaSul(南部地区)レブロンとZonaOeste(西部地区)サンコンハード地区を結ぶ海岸沿いの道路Av.Niemeyerでがけ崩れが起こり、交通が寸断されました。
この通りはね、すぐ上までファベーラができていて、無秩序に家が建てられているので、以前から少し強い雨が降ると すぐにがけ崩れを起こしていたのよね。
また、道路が海の上に張り出しているので 強い波の影響も受けやすく、2年ぐらい前ったか 道路に沿って作られた自転車専用道路が高波でくずれ落ちるという事故がありました。
このように問題の多い海岸沿いの道路を避けるため、海岸近くまで迫る山肌をくりぬいて 多くのトンネルが掘られ、ZonaSulの各地区とZonaOesteのSão Conrado地区 Barra da Tijuca地区が結ばれました。
今回は そうしたトンネルの一つ、ZonaSul側Gavea地区からSão Conrado地区に向かって入ったすぐのところで、トンネルを支えるコンクリート部分が土砂の重みで崩壊する事故が起きました。
ここはトンネルに入ってすぐのところに当たり、道路の上にはブラジルを代表する建築家Oscar Niemeiyer が設計した 通称Minhocão(大ミミズ)と呼ばれる集合住宅があります。
付近は環境保護区になっていて 緑が多いのですが、山肌の一部が崩れて30トンもの土砂がトンネル上部に流れ込み、トンネルを支える柱が支えきれなくなり崩壊したのだそうです。
崩壊時には何台かの車やバイク、バスなどが現場近くを通っていましたが、幸いにも巻き込まれた車両はなく、怪我をした人もないということです。
この崩壊事故でもちろんこの路線は通行止め。
ZonaSulとZonaOesteを結ぶ幹線道路は、あとは山の中を通るAlto da Boa Vista線のみ。
この道路は狭いし、山肌に張り付くようにして走る道路なのよ。
このまま雨が続いたら、この道路もがけ崩れが起こるのではないかと心配。
Barra da Tijuca地区と他地区を結ぶ道路は、あとはセントロ地区から入るLinha Amarela線とGrajau-Jacarepagua線のみです。
今回の事故を受けて リオデジャネイロ市では市全域に 3段階のうち一番緊急度の高い「Estágio de Críse」(非常事態宣言)を出し、外出をなるべく控えるよう市民に呼びかけました。
トンネルの復旧のめどは今のところは立っていないそうです。
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