世界の音楽売り上げ、13年ぶり前年比プラスに
国際レコード産業連盟(IFPI)は26日、2012年の世界の音楽売り上げが、
前年比0.3%増の165億ドル(約1兆5200億円)になったと発表した。
前年を上回るのは1999年以来13年ぶり。
世界の音楽売り上げは、違法ダウンロードが横行したことや、音楽業界がデジタル世代の取り込みに消極的だったことなどから、
ピークに達した1999年の286億ドルが減少が続いていた。
IFPIによると、デジタル音楽の成長が顕著で、
レコード会社のデジタル配信の売り上げは前年比約9%増の56億ドルとなり、全体の34%を占めた。
この傾向について、
ソニー・ミュージックエンタテインメントの幹部は「デジタルが音楽を救っている。
これが世界的な成長の始まりになると期待している」とコメントした。
2. 秋元康氏が阿久悠さん抜く 作詞家売り上げ日本一に 「これからも精進」
AKB48の総合プロデューサー、秋元康氏(54)が3月4日付オリコンランキングで、
作詞家としてのシングル総売り上げが6859・1万枚を記録。
都はるみ(64)の「北の宿から」やピンク・レディーの「UFO」などで知られる阿久悠さん(2007年他界、享年70)の6831・9万枚を抜き、
歴代最高に躍り出た。(サンケイスポーツ)
秋元氏は1981年のTHE ALFEEのシングル「通り雨」のB面「言葉にしたくない天気」で作詞家デビュー。
以来、おニャン子クラブ、とんねるず、美空ひばりらの楽曲などを手掛けた。
売り上げに最も貢献したアーティストは、ここ数年活躍が目覚ましいAKB48で1998・7万枚。
秋元氏は「1位になっても、まだまだ、諸先輩の足元にも及びませんが、ひとつの励みとして、
これからも精進したいと思います」と喜びのコメントを寄せた。
3. AMラジオ局、FM化検討 デジタル化、聞きにくさ解消
文化放送、TBSラジオ、ニッポン放送などのAMラジオ局が、
FMラジオへの移行を検討していることが27日、わかった。
高層ビルが電波を遮るなどして聞こえにくいことなどから、
AMの経営環境は悪化している。聞きにくさの解消を低コストで実現し、
生き残りを目指す。災害時に強いラジオを重要視する政府もFM化を後押しする方針だ。
関係者によると、在京局のほか、関西や地方にも移行を検討しているAM局がある。早ければ数年後の移行を目指す。
FMになれば周波数は変わるが、障害物の少ない高い場所から電波を送れるため、聞こえやすく音質も良い。
当面はAMも残し、FMと同じ放送を流す見通し。AM局の半数は2020年度までに老朽化した送信所の更新時期を迎え、
設備投資額を抑えられるFM移行を目指す局は増える可能性もある。
FM移行に伴い活用を考えているのは、テレビのデジタル化で空いた「V―Low」と呼ばれる電波帯。これまでラジオ業界は、
ここを使ったデジタル化を検討してきた。東日本大震災でラジオが見直され、聞きやすく多様な情報を届けられるデジタルラジオを立ち上げ、
災害対策に役立てる構想だ。
だが、最大1200億円ともいわれる設備投資が負担となって足並みがそろわず、日本民間放送連盟のラジオ委員会では28日にも、
業界一丸となってのデジタル化を断念する提案が出る見通し。
デジタル化が困難になり、政府も27日に放送ネットワークの「強靱(きょうじん)化」を目指す検討会を立ち上げ、
FM移行を支援して災害対策に役立てる方針。ただ、既存のFM局の反発や、独自にデジタル移行を目指すラジオ局もあり、今後の行方は不透明だ。
ラジオ局が変革を急ぐ背景には、厳しさを増す経営環境がある。聴取率は下落傾向にあり、広告収入は1991年をピークに約20年で半減している。
国際レコード産業連盟(IFPI)は26日、2012年の世界の音楽売り上げが、
前年比0.3%増の165億ドル(約1兆5200億円)になったと発表した。
前年を上回るのは1999年以来13年ぶり。
世界の音楽売り上げは、違法ダウンロードが横行したことや、音楽業界がデジタル世代の取り込みに消極的だったことなどから、
ピークに達した1999年の286億ドルが減少が続いていた。
IFPIによると、デジタル音楽の成長が顕著で、
レコード会社のデジタル配信の売り上げは前年比約9%増の56億ドルとなり、全体の34%を占めた。
この傾向について、
ソニー・ミュージックエンタテインメントの幹部は「デジタルが音楽を救っている。
これが世界的な成長の始まりになると期待している」とコメントした。
2. 秋元康氏が阿久悠さん抜く 作詞家売り上げ日本一に 「これからも精進」
AKB48の総合プロデューサー、秋元康氏(54)が3月4日付オリコンランキングで、
作詞家としてのシングル総売り上げが6859・1万枚を記録。
都はるみ(64)の「北の宿から」やピンク・レディーの「UFO」などで知られる阿久悠さん(2007年他界、享年70)の6831・9万枚を抜き、
歴代最高に躍り出た。(サンケイスポーツ)
秋元氏は1981年のTHE ALFEEのシングル「通り雨」のB面「言葉にしたくない天気」で作詞家デビュー。
以来、おニャン子クラブ、とんねるず、美空ひばりらの楽曲などを手掛けた。
売り上げに最も貢献したアーティストは、ここ数年活躍が目覚ましいAKB48で1998・7万枚。
秋元氏は「1位になっても、まだまだ、諸先輩の足元にも及びませんが、ひとつの励みとして、
これからも精進したいと思います」と喜びのコメントを寄せた。
3. AMラジオ局、FM化検討 デジタル化、聞きにくさ解消
文化放送、TBSラジオ、ニッポン放送などのAMラジオ局が、
FMラジオへの移行を検討していることが27日、わかった。
高層ビルが電波を遮るなどして聞こえにくいことなどから、
AMの経営環境は悪化している。聞きにくさの解消を低コストで実現し、
生き残りを目指す。災害時に強いラジオを重要視する政府もFM化を後押しする方針だ。
関係者によると、在京局のほか、関西や地方にも移行を検討しているAM局がある。早ければ数年後の移行を目指す。
FMになれば周波数は変わるが、障害物の少ない高い場所から電波を送れるため、聞こえやすく音質も良い。
当面はAMも残し、FMと同じ放送を流す見通し。AM局の半数は2020年度までに老朽化した送信所の更新時期を迎え、
設備投資額を抑えられるFM移行を目指す局は増える可能性もある。
FM移行に伴い活用を考えているのは、テレビのデジタル化で空いた「V―Low」と呼ばれる電波帯。これまでラジオ業界は、
ここを使ったデジタル化を検討してきた。東日本大震災でラジオが見直され、聞きやすく多様な情報を届けられるデジタルラジオを立ち上げ、
災害対策に役立てる構想だ。
だが、最大1200億円ともいわれる設備投資が負担となって足並みがそろわず、日本民間放送連盟のラジオ委員会では28日にも、
業界一丸となってのデジタル化を断念する提案が出る見通し。
デジタル化が困難になり、政府も27日に放送ネットワークの「強靱(きょうじん)化」を目指す検討会を立ち上げ、
FM移行を支援して災害対策に役立てる方針。ただ、既存のFM局の反発や、独自にデジタル移行を目指すラジオ局もあり、今後の行方は不透明だ。
ラジオ局が変革を急ぐ背景には、厳しさを増す経営環境がある。聴取率は下落傾向にあり、広告収入は1991年をピークに約20年で半減している。