邦画大躍進 過去最高のシェア6割超 12年興行収入
国内の大手映画会社4社でつくる日本映画製作者連盟(映連)は30日、2012年の興行収入で、
邦画のシェアが65・7%になったと発表した。シェアが6割を超えたのは、1969年以来。
洋画にダブルスコアに近い大差をつけた。
興行収入は約1952億円で、11年と比べて7・7%増と回復した。邦画は約1282億円で、
現在の発表形式になった2000年以来最高を記録。洋画は約670億円で最低だった。
興行収入50億円以上の大ヒット作でも明暗が分かれた。
前年ゼロだった邦画は「BRAVE HEARTS 海猿」「テルマエ・ロマエ」など4本に。
一方、前年3本だった洋画は「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の1本だけだった。
邦画と洋画を合わせたベスト10では、邦画が7本を占めた。
「海猿」「テルマエ~」などを配給し、歴代2位の741億円を稼いだ東宝の島谷能成社長は「邦画のクオリティーが上がり、アニメも大きく育ってきた。広く老若男女の心を捉える作品を作れるようになってきた」。映画ジャーナリストの大高宏雄さんは「最強シリーズの『ハリー・ポッター』が11年に終わったことで、この10年ぐらい続いていた観客の洋画離れが顕在化した」とみる。
◇
映連が30日に発表した2012年の邦画・洋画の興行収入ベスト5は以下の通り(千万円台切り捨て)。
【邦画】(1)BRAVE HEARTS 海猿(73億円)(2)テルマエ・ロマエ(59億円)(3)踊る大捜査線 THE FINAL(59億円)(4)ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(53億円)(5)おおかみこどもの雨と雪(42億円)
【洋画】(1)ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(53億円)(2)バイオハザードV(38億円)(3)アベンジャーズ(36億円)(4)アメイジング・スパイダーマン(31億円)(5)メン・イン・ブラック3(31億円)
国内の大手映画会社4社でつくる日本映画製作者連盟(映連)は30日、2012年の興行収入で、
邦画のシェアが65・7%になったと発表した。シェアが6割を超えたのは、1969年以来。
洋画にダブルスコアに近い大差をつけた。
興行収入は約1952億円で、11年と比べて7・7%増と回復した。邦画は約1282億円で、
現在の発表形式になった2000年以来最高を記録。洋画は約670億円で最低だった。
興行収入50億円以上の大ヒット作でも明暗が分かれた。
前年ゼロだった邦画は「BRAVE HEARTS 海猿」「テルマエ・ロマエ」など4本に。
一方、前年3本だった洋画は「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の1本だけだった。
邦画と洋画を合わせたベスト10では、邦画が7本を占めた。
「海猿」「テルマエ~」などを配給し、歴代2位の741億円を稼いだ東宝の島谷能成社長は「邦画のクオリティーが上がり、アニメも大きく育ってきた。広く老若男女の心を捉える作品を作れるようになってきた」。映画ジャーナリストの大高宏雄さんは「最強シリーズの『ハリー・ポッター』が11年に終わったことで、この10年ぐらい続いていた観客の洋画離れが顕在化した」とみる。
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映連が30日に発表した2012年の邦画・洋画の興行収入ベスト5は以下の通り(千万円台切り捨て)。
【邦画】(1)BRAVE HEARTS 海猿(73億円)(2)テルマエ・ロマエ(59億円)(3)踊る大捜査線 THE FINAL(59億円)(4)ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(53億円)(5)おおかみこどもの雨と雪(42億円)
【洋画】(1)ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(53億円)(2)バイオハザードV(38億円)(3)アベンジャーズ(36億円)(4)アメイジング・スパイダーマン(31億円)(5)メン・イン・ブラック3(31億円)