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3D 連続ドラマの作り方 フジテレビ 「TOKYOコントロール」

2011-01-14 13:02:19 | エンターティメント情報
3D 連続ドラマの作り方


 フジテレビが制作する日本初の3D連続ドラマ「TOKYOコントロール 東京航空交通管制部」が十九日から、スカパー!HDの3D専門チャンネルで放送される。このドラマ、3D向きの題材、キャスト、セットにこだわって作られたという。一体、どういうところが「3D仕様」なのか、制作者に聞いてみた。 

 「TOKYOコントロール」は、航空アクシデントに立ち向かう管制官たちの物語。連ドラでは日本で初めてデジタル3Dで撮影、編集された。川原亜矢子が有能な女性管制官役で主演、他に時任三郎、梶原善、別所哲也らが出演する。3D版はスカパー!HDの3D専門チャンネルで毎週水曜午後十一時、2D版は「フジテレビNEXT」で同十時に放送される。
 このドラマの関口大輔プロデューサーは、二十年以上前に「3Dが見られる」が売りだった「VHD」というレーザーディスクのライバル機を買ったほどの“3Dマニア”。ドラマの制作が決まると直ちに映画「アバター」のスタッフにアドバイスをもらおうと渡米した。
 「彼らが強く言っていたのは『せっかく重い扉を開けたんだから、閉じてはいけない』ということ。『なんちゃって3Dはダメ』とも。2Dドラマを作るつもりで、そこに3Dを入れるのではなく、撮影、照明、美術の担当者が一緒になって根本から作り上げた」と関口さん。
 「アバター」チーム直伝のノウハウも盛り込み、セットはこうなった。柱や床は青色が基調。部屋全体が円形で、デスクも円形に配置、壁の室内灯は等間隔。「赤より青」「直線より曲線」「等間隔の灯(あか)り」。いずれも立体効果を高める秘訣(ひけつ)だという。天井の照明の明るさは通常の四倍だ。
 3Dカメラはロケ撮影に向かないという制約がある。そこで「密室」なのに、緊迫した事態が次々起きる航空管制部が舞台に選ばれた。さらには、川原や時任らスタイルが良く、彫りが深い“立体的”な俳優を起用。細かいところでは衣装の布地もキャラクター設定によって変えたという。
 制作費は通常のドラマの一・五倍程度。割高になる主な理由は人件費。3Dはワンカットごとに「視差調整」という作業が必要で、撮影に時間がかかるためらしい。
 「三次元になると神経の使い方が半端ではなかった…」と関口さん。その代わり、休み時間も誰も現場から引き揚げず、延々議論するほど、結束力も半端ではなかったそうだ。
    ◇
 このドラマは、オンデマンドやCS放送など、新しいことをやる「クリエイティブ事業局」が企画した。そのトップが「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」のプロデューサーだった、大多亮局長だ。トレンディードラマが革命だったように、3Dもドラマに革命を起こすのか。
 「そう考える作り手は今は少ないですね。結局、ドラマは中身だから」と大多局長は冷静。現時点で同局が3Dに乗り出したのは、「“初”と呼ばれたい、目立ちたいという戦略的意味合いが大きい」と率直に明かす。
 ただし、3Dがドラマを変える可能性は否定していない。黒沢明監督のモノクロ映画「天国と地獄」が、一場面だけカラーを使ったように、3Dの面白い使い方があるかもしれないという。
 また目の疲れに配慮して、ゆったりした映像にすれば、これまでのドラマにはない情緒が出るかもしれない。もちろん、これらは仮定の話。何しろ、実例がないのだから。
 「テレビドラマにおける3Dはスタートラインに立ったばかり。作ってみないことには始まらない」と大多局長。ちなみに自身は「3Dで表現したいと思ったことはない」。でも過去の作品、例えば、武田鉄矢が車の前に飛び出す「101回目のプロポーズ」が再編集で3Dになったら「大喜びで見てみたい」と笑っていた。


strong>2. グラミー賞授賞式、ガガやエミネムがパフォーマンス


 2月13日に米ロサンゼルスで開催される第53回グラミー賞授賞式では、ラップ歌手エミネムのほか、レディー・ガガやケイティ・ペリーがパフォーマンスを行う。
 エミネムは、主要部門の最優秀アルバム賞、最優秀楽曲賞、最優秀レコード賞を含む、最多10部門でノミネートされている。
 また、奇抜な衣装で知られるレディー・ガガは最優秀アルバム賞など、6部門でノミネートされており、ケイティ・ペリーは同じく最優秀アルバム賞などの4部門でノミネートされている。
 ほかにも、カナダのロックバンド、アーケイド・ファイアや米カントリー歌手のミランダ・ランバートなどが授賞式でパフォーマンスを行う予定。