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北米映画興行収入=「ハリポタ」最新作が記録更新

2009-07-20 12:30:22 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「ハリポタ」最新作が記録更新


 映画スタジオの推計に基づく7月17日―19日の北米映画興行収入ランキングは、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が7950万ドルで初登場首位となった。

 人気映画シリーズ「ハリー・ポッター」の最新作である同作品は15日から公開されているが、配給元のワーナー・ブラザーズによると、北米での封切り後の興収は累計1億5970万ドル。世界全体では5日間で3億9670万ドルを稼ぎ出しており、オープニング興収の記録を塗り替えるとともに、「ハリポタ」人気の健在ぶりが示された。
 これまでのオープニング興収の最高記録は、2007年に公開された「スパイダーマン3」の3億8170万ドルだった。

 週末興収ランキングの2位は「アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの」(1770万ドル)

3位は「トランスフォーマー/リベンジ」(1380万ドル)で、それぞれ先週から変わらず

先週1位だった英俳優サシャ・バロン・コーエン主演の「Bruno(原題)」は、840万ドルで4位に沈んだ


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが19日にまとめた7月17─19日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

  順位                     興行収入

1 (*) Harry Potter and the Half-Blood Prince 7950万ドル 
2 (2) Ice Age: Dawn of the Dinosaurs ....... 1770万ドル 
3 (3) Transformers: Revenge of the Fallen .. 1380万ドル 
4 (1) Bruno ................................  840万ドル 
5=(6) The Hangover .........................  830万ドル 
5=(5) The Proposal .........................  830万ドル 
7 (4) Public Enemies .......................  760万ドル
8 (8) Up ...................................  310万ドル 
9 (9) My Sister's Keeper ...................  280万ドル 
10 (7) I Love You, Beth Cooper ..............  270万ドル 
 [ロサンゼルス 19日 ロイター]

3. AEGライブ、M・ジャクソンのドキュメンタリー公開で交渉

故マイケル・ジャクソンさんのロンドンでの復活公演を主催していたAEGライブが、ジャクソンさんの最後の日々を記録したドキュメンタリーを映画館で公開するため、ハリウッドの複数のスタジオと交渉している。ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)の電子版が伝えた。
 同紙が関係筋の話として報じたところによると、AEGライブは、ドキュメンタリーを公開することで、公演の準備に費やした3000万ドルの一部を取り戻そうとしている。交渉は早ければ今週中にもまとまる見通しだという。
 AEGライブのコメントは得られていない。

北米映画興行収入=「Bruno」が初登場1位

2009-07-13 14:44:42 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「Bruno」が初登場1位


映画スタジオの推計に基づく7月10日―12日の北米映画興行収入ランキングは、英俳優サシャ・バロン・コーエンがゲイのファッションモデルに扮した「Bruno(原題)」が、3040万ドル(約28億2000万円)で初登場1位となった。

 2位は、「アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの」で、2850万ドル。12日間の累計興行収入は、1億2060万ドルに上っている。

 先週1位だった「トランスフォーマー/リベンジ」は、2420万ドルで3位に後退。19日間の累計興行収入は3億3920万ドルに上り、他作品を引き離して、ことし最大のヒット作となっている。

 ほかに、ヘイデン・パネッティーアが出演する初登場のロマンティック・コメディ「I Love You, Beth Cooper(原題)」が、500万ドルで7位にランクインした。


2. 北米映画興行収入トップ10


 映画スタジオの推計に基づきロイターが12日にまとめた7月10─12日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

順位      興行収入

1 (*) Bruno ....................................................3040万ドル
2 (2) Ice Age: Dawn of the Dinosaurs ..............2850万ドル
3 (1) Transformers: Revenge of the Fallen .........2420万ドル
4 (3) Public Enemies .......................................1410万ドル
5 (4) The Proposal ..........................................1050万ドル
6 (5) The Hangover............................................990万ドル
7 (*) I Love You, Beth Cooper ............................500万ドル
8 (6) Up ...........................................................470万ドル
9 (7) My Sister's Keeper …………………………………… 420万ドル
10 (8) The Taking of Pelham 1 2 3 ……………………160万ドル
 [ロサンゼルス 12日 ロイター]

北米映画興行収入=「アイス・エイジ3」 が1位タイ

2009-07-07 13:06:06 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「アイス・エイジ3」 が1位タイ


 映画スタジオの推計に基づく7月3日―5日の北米映画興行収入ランキングは、前週1位だった「トランスフォーマー/リベンジ」と、初登場のアニメ作品「アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの」が、それぞれ4250万ドル(約40億6000万円)を記録し、タイで1位となった。
 ただ、北米以外では、101のマーケットで1億4800万ドルを稼いだ「アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの」に軍配が上がった。

 公開2週目だった「トランスフォーマー/リベンジ」は、北米以外の62のマーケットで5500万ドルを稼ぎ、これまでの興行収入が2億9800万ドルに上った。北米を合わせた全世界興行収入は累計5億9100万ドルで「天使と悪魔」を上回り、ことし最高のヒットを記録している。 

 そのほか、ジョニー・デップが大恐慌時代の銀行強盗を演じたアクション映画「Public Enemies(原題)」が2620万ドルで3位だった。  

 業界アナリストのポール・デルガラベディアン氏によると、今夏のチケット売上高は過去最高だった昨年よりも好調で、これまでに23億ドルに上っている。ただ、同氏はチケット販売数では近年最高を記録した2002年の6億5300万枚を上回る可能性は低いと見ている。

2. 09年の世界広告費、ネット以外は前年割れ 「効率重視」鮮明に

 
世界の広告市場でインターネットの比重が一段と高まってきた。英社が6日発表した2009年の広告費予測によると、ネット広告費は前年比10.1%増の567億9700万ドルとなる一方、テレビや新聞など他媒体はすべて前年割れとなる。景気低迷が長引くなか、効率的な広告が可能とされるネットに需要が集まる傾向が鮮明になっている。
 予測は英ゼニスオプティメディアがまとめた。09年の世界広告費は前年比8.5%減の4564億7900万ドル。ネット広告の占める割合は12.6%と前年より2.1ポイント上昇する。世界の広告市場はIT(情報技術)バブル崩壊以降、拡大基調を続けてきたが、急激な需要構造の変化はメディア各社の経営戦略にも影響を与えそうだ。



3. 米大リーグのカブス、9億ドルで売却合意 シカゴの富豪へ

 以前から球団譲渡の方針を打ち出していた米大リーグのカブスが、親会社のトリビューン紙からシカゴの富豪リケッツ家へ、9億ドル(約855億円)で売却されることで両者がほぼ合意に達したと6日、複数の米メディアが報じた。
 AP通信によると、譲渡には球団と本拠地のリグリー・フィールド、ケーブルテレビ局の25%の株などの資産が含まれる。
 オンライン証券のTDアメリトレード・ホールディングスを創業したリケッツ家は、チームの熱心なファンとして知られている。カブスのピネラ監督は「前進しているようでうれしい。いいニュースだ」と歓迎の意向を示している。

北米映画興行収入=「トランスフォーマー」続編が初登場1位

2009-06-29 13:30:30 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「トランスフォーマー」続編が初登場1位


 映画スタジオの推計に基づく6月26日―28日の北米映画興行収入ランキングは、マイケル・ベイ監督作品の「トランスフォーマー/リベンジ」が1億1200万ドル(約106億7000万円)を記録し、圧倒的な強さで1位となった。
 配給元のパラマウント・ピクチャーズの28日の発表によると、北米では公開日の24日からの累計興行収入が2億0120万ドルに上り、すでにことし3番目の累計興行収入を記録。インフレ率を考慮しなければ史上2番目のヒット作とされるバットマンシリーズ「ダークナイト」(2008年)が打ち立てた、公開5日間の記録(2億0380万ドル)と僅差となった。

 同作品は、海外では英国や日本で前週から先行上映されたほか、24日から58市場で公開がスタート。英国や中国を筆頭に計1億8610万ドルを記録し、軒並み前作の「トランスフォーマー」(2007年)の記録を上回っている。

 トップ10のほかの作品は、すべて合わせても「トランスフォーマー/リベンジ」の興行収入に及ばなかった。サンドラ・ブロック主演のロマンチック・コメディー「The Proposal(原題)」が1850万ドルで2位、コメディ作品「The Hangover(同)」が1720万ドルで3位と続いた。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが28日にまとめた6月26─28日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

順位                       興行収入

1 (*) Transformers: Revenge of the Fallen ............1億1200万ドル
2 (1) The Proposal ........................................1850万ドル
3 (2) The Hangover .......................................1720万ドル
4 (3) Up ..................................................1300万ドル
5 (*) My Sister's Keeper...................................1200万ドル
6 (4) Year One ..............................................580万ドル
7 (5) The Taking of Pelham 1 2 3.............................540万ドル
8 (7) Star Trek .............................................360万ドル
9 (6) Night at the Museum ...................................350万ドル
10 (13) way We Go ...........................................170万ドル
 [ロサンゼルス 28 ロイター]

北米映画興行収入=S・ブロック主演作が初登場首位

2009-06-22 11:52:09 | 映画 話題等
北米映画興行収入=S・ブロック主演作が初登場首位

映画スタジオの推計に基づく6月19日―21日の北米映画興行収入ランキングは、サンドラ・ブロック主演のロマンティック・コメディー「The Proposal(原題)」が、3410万ドル(約33億円)で初登場1位となった。
 同作品はブロックにとって、主演作品として10年ぶりの1位となり、オープニング興収としても自身過去最高となった。ブロックが最後に北米で1位を獲得したのは、1999年にベン・アフレックと共演した「恋は嵐のように」だった。
 「The Proposal」はオーストラリアやロシアでも1位を獲得しており、北米以外10カ国の興行収入は1000万ドルになったという。

 このほかでは、公開2週目のコメディ作品「The Hangover」が2690万ドルで2位に後退。

ジャック・ブラックの「Year One」が2020万ドルで初登場4位となった。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが21日にまとめた6月19─21日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

<順位               興行収入/b>

1 (*) The Proposal .............................3410万ドル
2 (1) The Hangover ............................ 2690万ドル
3 (2) Up ......................................2130万ドル
4 (*) Year One .................................2020万ドル
5 (3) The Taking of Pelham 1 2 3................1130万ドル
6 (4) Night at the Museum ........................730万ドル
7 (7) Star Trek ..................................470万ドル
8 (5) Land of the Lost ...........................400万ドル
9 (6) Imagine That ...............................310万ドル
9 (8) Terminator Salvation .......................310万ドル
 [ロサンゼルス 21日 ロイター]

北米映画興行収入 公開2週目の「The Hangover」が1位

2009-06-15 17:21:42 | 映画 話題等
北米映画興行収入=公開2週目の「The Hangover」が1位


映画スタジオの推計に基づく6月12日―14日の北米映画興行収入ランキングは、前週初登場で2位だったコメディ作品「The Hangover(原題)」が3340万ドル(約32億8000万円)を記録し、1位に浮上した。
 トッド・フィリップス監督がメガホンを取り、ジャスティン・バーサ、ブラッドレイ・クーパー、エド・ヘルムズが共演したこの作品は、結婚を直前に控えた3人の男性が、ラスベガスのパーティーで羽目を外してしまい、何が起こったのか翌日に思い出そうとするストーリー。アクションも盛り込まれた同作品の予算は3100万ドルとされており、累計興行収入が業界関係者の予想通り2億ドルに到達すればかなりの成功と言える。
 また、同作品は、18歳未満の観賞を制限するR指定のコメディ映画としては最速の10日で、1億ドルの大台を突破。これまで最速だった「セックス・アンド・ザ・シティ」の11日の記録を塗り替えた。
 一方、スターを起用した2作品は、不調なスタート。デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタが共演した地下鉄のハイジャックをめぐるスリラーは2500万ドルで3位。エディ・マーフィー主演のファミリー向けコメディ「Imagine That(原題)」は570万ドルにとどまり、6位だった。
 北米以外では、公開2週目となる「ターミネーター4」が4610万ドルで1位だった。


北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが14日にまとめた6月12─14日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

順位            興行収入

1 (2) The Hangover .................. 3340万ドル
2 (1) Up ............................ 3050万ドル
3 (*) The Taking of Pelham 1 2 3 .... 2500万ドル
4 (4) Night at the Museum ............960万ドル
5 (3) Land of the Lost .............. 920万ドル
6 (*) Imagine That .................. 570万ドル
7 (5) Star Trek ..................... 560万ドル
8 (6) Terminator Salvation .......... 470万ドル
9 (8) Angels & Demons ............... 420万ドル
10 (7) Drag Me To Hell ............... 390万ドル
 [ロサンゼルス 14日 ロイター]



2. 反町がフジ系「BOSS」最終回ラスボスに

 俳優、反町隆史(35)がフジテレビ系「BOSS」(木曜後10・0)の最終回(25日放送)に出演することが14日、分かった。反政府テロリスト役で、天海祐希(41)演じる“ボス”と対決する。
 前週18日放送から登場し、警視総監を誘拐する大胆不敵な犯行でボスの最大最強の難敵になる。反町は「新しい役どころなので、イメージを大事にして挑戦していきたい」と不敵な笑み。
 所属事務所が同じ天海とは、02年のNHK大河「利家とまつ」などの共演作があるが、本格的に絡むのは初。「まさにBOSSというイメージでとても魅力のある方」と反町。天海も「迎え撃つ相手として不足なし! こちらも全力で立ち向かいたい」と気合十分だ。
 4月期の民放連ドラでは高視聴率を持続してきた同作が、強力援軍でラストスパートをかける!!

北米映画興行収入=「カールじいさんの空飛ぶ家」が連続首位

2009-06-08 15:57:28 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「カールじいさんの空飛ぶ家」が連続首位


映画スタジオの推計に基づく6月5日―7日の北米映画興行収入ランキングは、ディズニー・ピクサーの3Dアニメーション作品「カールじいさんの空飛ぶ家」が、4420万ドル(約43億5000万億円)を記録し、2週連続で1位となった。
 僅差で2位となったのは、ワーナー・ブラザーズの「The Hangover(原題)」で4330万ドル。前評判の高かった同作品は、1カ月ぶりに公開された大型コメディ。
 そのほか、公開5週目となる「スター・トレック」が粘り強さを見せて、840万ドルで5位にランクイン。 

 景気後退の中で子どもを持つ親たちが娯楽を映画に求めており、上位5作品のうち4作品はファミリー向け映画が占めた。 

 また、ソニー傘下のコロンビア・ピクチャーズの「天使と悪魔」は、これまでの全世界興収が4億ドルを突破し、2009年の1位となっている


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが7日にまとめた6月5─7日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

順位            興行収入

1 (1) Up ............................ 4420万ドル
2 (*) The Hangover .................. 4330万ドル
3 (*) Land of the Lost .............. 1950万ドル
4 (2) Night at the Museum.............1470万ドル
5 (5) Star Trek ..................... 840万ドル
6 (3) Terminator Salvation .......... 820万ドル
7 (4) Drag Me To Hell ............... 730万ドル
8 (6) Angels & Demons ............... 650万ドル
9 (*) My Life in Ruins .............. 320万ドル
10 (7) Dance Flick ...................200万ドル
 [ロサンゼルス 7日 ロイター]

映画「ハゲタカ」徹底解剖

2009-06-05 13:59:54 | 映画 話題等
柴田さん、優しく…映画「ハゲタカ」徹底解剖

主要キャストドラマと同じ、大沢監督「自由にやって」

 天才ファンドマネジャー、鷲津政彦と、日本企業を狙う中国系ファンドの壮絶な戦いを描く「ハゲタカ」(6日公開)。映画化にあたり、製作陣は鷲津役の大森南朋(37)をはじめ、柴田恭兵(57)、栗山千明(24)ら主要キャストをNHKドラマと同じ顔ぶれでそろえ、ハゲタカファンの期待に応えている。
 男臭い世界の中で、紅一点といっていいほど存在感が際だつのが栗山だ。引き続き、テレビキャスター・三島由香を演じる

 栗山は完成披露会見では「(ドラマの収録では)緊張でいっぱいいっぱいで、あまり記憶がない」と笑った。そして「今の経済状況でできた映画。ひとごとではないというか、自分と重ねて見られる部分がある」と語った。ドラマで三島は30歳で、映画では34歳。意識して大人っぽく振る舞っていたとも。
 栗山のそんな意気込みを「なんか大人になったね」と、大森は撮影現場で感じ取っていた。その大森は「撮影前はテレビの時のテンションが戻るか心配でしたが、確実に戻りました。衣装を着たら(鷲津)役になれました」と振り返った。
 大森は、ドラマの撮影現場では、ストーリー上で敵役となる柴田とはあまり会話を交わさなかった。しかし、手を携えて中国系ファンドと立ち向かう映画では「距離が近くなった感じ。柴田さん、優しくなったな、と」と親しくなった。役柄に応じて距離感を調整できるあたり、人間ドラマを多く演じてきた俳優の本領発揮だろう。
 映画版でハゲタカチームの仲間入りをした俳優もいる。買収を仕掛けられるアカマ自動車社長を演じた遠藤憲一(47)には痛恨?の爆笑エピソードが生まれた。
 新車発表会でメカを説明するシーン。「自動車メーカーの社長役なのに車に疎い。NGを14回も出してしまって、このまま俳優を続けていいのかと思った」
 鷲津のライバルで、中国系ファンドを率いる劉一華を演じた玉山鉄二(29)も初参加だ。「カメラが回ってなくても、ピーンと緊張感のある現場でした。クランクアップ後の2週間は脱け殻になった」と初の脱力体験も。
 大沢啓史監督は「俳優は知らない世界を演じるとき、びびったり謙虚になったりする。だから自由にやってほしいと言った」と明かす。「大森君も栗山さんも、みんなカンのいい俳優。気持ちの動きをちゃんと演じてくれた」
 激しいマネーゲームを描きながらも、登場人物の心の揺れ動きに共感できる大人のドラマになっているのは、監督の配慮があったからだろう。

◎ 今回の劇場版は、テレビドラマの続編という位置づけになっており、経済発展の進む中国ファンドの躍進や日本老舗自動車メーカーの危機、リーマン・ショックの舞台裏、派遣切りなど現代社会の問題を色濃く反映したストーリーが展開されている。

1) NHKの連続ドラマを初めて映画化したこと。朝ドラや大河ドラマなど人気コンテンツを持つNHKが今後ドラマの映画化を積極的に進めていくのか、気になるところだ。

2) リーマン・ショックの影響により映画の内容を製作段階で大きく変えたこと。今の時代に即した内容に変えたことでよりリアルなドラマとなっているのだ

映画「ハゲタカ」徹底解剖

2009-06-04 12:59:10 | 映画 話題等
派遣切り無視できず…映画「ハゲタカ」徹底解剖
 
 “リーマン・ショック”余波


敏腕ファンドマネジャー・鷲津政彦と、日本の大企業買収を目論む中国系ファンドとの息詰まるマネーゲームを描いた映画「ハゲタカ」(6日公開)。この映画自体も、激変する世界の金融情勢の荒波をもろにかぶったという。昨年9月のリーマン・ブラザーズ破綻で始まった「リーマン・ショック」で、脚本の大幅な変更を迫られたのだ。
 作家・真山仁氏の「レッドゾーン」をもとに脚本作りに着手したのは昨年3月ごろ。邦銀と米銀でM&A(企業の買収・合併)に関わった専門家や弁護士など、現場を生で体験している経済監修チームがアドバイスを送った。
 「アカマ自動車」買収を目論むファンドを中国系に設定したのは、昨夏の北京五輪の影響だ。ファンドの背後にいる中国政府が、日本メーカーの自動車生産技術奪取の目的をしだいに露わにしていくという、国家的戦略で動く大国の不気味さが描かれる。
 この時はまだ脚本が時代の先を行っていた。
 「日本の代表的な自動車メーカーが外資に買われる。しかも中国に。あのころは、どこの専門家に聞いても『それは絵空事だよ』で片づけられた」(大友啓史監督)
 確かにそのころ、トヨタは世界最強だった。しかしリーマン・ショック後はGMはもちろん、トヨタはじめ日本の自動車メーカーも逆風にさらされた。減産に次ぐ減産で、国内では“派遣切り”が一気に社会問題化していったのだ。
 製作チームは決断を迫られた。派遣切りは無視できないほど、大きな問題となっていた。
 鷲津役の大森南朋(37)は「派遣村を大々的にとりあげたニュースを見て、また脚本が変わるんだろうなと思いながら、年を越しましたね。やっぱり年明けに、脚本が変わると言われた」と笑いながら振り返った。「いつ脚本がもらえるんだろうと、ちょっと不安でした」とも。
 現実を反映し、映画の後半は派遣切りが大きなテーマになった。中国系ファンドを率いる劉一華は、アカマ自動車の若い派遣工に接近。派遣切りから、アカマ自動車非難の世論を形成していく。「派遣工のエピソードは、ワーキングプアーという言葉があるから入れた」と大友監督。
 刻々と変化する経済は、まさに生きもの。脚本作りでシミュレートしたことが現実になっていくとすれば怖い。

◎ 松村邦洋「僕はAEDしか思い浮かばない」の自虐ネタ

 松村邦洋(41)が24日、東京・有楽町のニッポン放送で、映画「ハゲタカ」(6月6日公開、大友啓史監督)の試写会に出席。3月の東京マラソンで一時心肺停止状態になっており、この日のトークショーでは、劇中に登場する中国国家系巨大ファンドの略称CLICが出てこず「僕にはAED(自動体外式除細動器)しか思い浮かばない」と自虐ネタで笑わせた。

2. 平成20年度著作物使用料分配額ランキング

新人、台頭 お試し感覚で試聴
 
 日本音楽著作権協会(JASRAC)の平成20年度著作物使用料分配額ランキングで国内作品のトップに輝いたのは青山テルマfeat・SoulJaの「そばにいるね」だった。この青山と、3、5位に2曲がランクインしたGReeeeNは、平成19年と、ごく最近メジャーデビューしている。専門家は「配信の普及により、新人の作品が“お試し感覚”で試聴されやすくなったことが背景にあるのではないか」と分析している。
 「これまでは評価の定まったアーティストのCDやライブに聴衆が集まりやすかったが、ダウンロードの普及で新人の作品が試聴されやすくなった。このため新人もランキングの上位に出やすい環境になったといえるのではないか」
 こう分析するのは、市場調査会社、オリコンの小池恒(こう)社長だ。
 「そばにいるね」は、CDの売り上げは突出しているわけではないが、携帯電話やパソコンでダウンロードや動画配信などがされた「配信」部門で1位になった。特に、携帯電話で1曲すべてをダウンロードする「着うたフル」では日本で初めて200万ダウンロードを超え、5月末までに約230万ダウンロードに達した。配信すべてを含めると950万ダウンロードにのぼるという。
発売元のユニバーサルミュージック宣伝部の松林なほ子部長は「最近のほとんどの新曲は、CD発売よりも前に配信を開始している。ダウンロードによって周知されると、カラオケでも選曲されるようになるという仕組みになっている」と説明する。
 国内作品の上位になったGReeeeNの2作品も配信部門の2、3位曲だった。GReeeeNの2曲はカラオケ部門でも上位に名前を連ねており、配信がカラオケに及ぼす影響力が感じられる。
 音楽業界関係者の中には「いつまでも配信が普及するわけではない」という見方もあるが、小池社長は「パケット定額制が導入されるなど通信をめぐるサービスが整ってきており、大人が新たに携帯を買い替えていく可能性もある。配信はまだまだ可能性を秘めている」と話していた。(竹中文)
                   ◇
 ■アニメ、席巻 海外からの入金で上位

 音楽の分野でも、日本のアニメーションは世界中で愛されていた。日本音楽著作権協会(JASRAC)が今月発表した平成20年度著作物使用料の分配額ランキングで、海外から入金の多かった日本の楽曲は、アニメのBGMがベストテンを独占した。この部門では統計開始以来、アニメ作品の優勢が続いており、音楽の側面からも「ジャパニメーション」への関心の高さがうかがえる。
ランキングは、今年3月までの1年間で著作権者に分配された金額による。海外からの入金の1位は、テレビアニメ「明日のナージャ」のBGMだった。孤児院で育った少女ナージャが母を探して世界各国を旅する物語で、日本では平成15年から翌年にかけてテレビ放送された。制作した東映アニメーションは「1位は世界各国で放送され、好評を得ているということ。非常に光栄です」と喜ぶ。
 以下、ずらりとアニメBGMが続く。JASRACによると、1位の「明日のナージャ」BGMはイタリアとフランスの2カ国から、2位の「だぁ!だぁ!だぁ!」BGMはイタリア、スイス、香港から、3位の「ドラえもん」BGMはイタリア、イスラエル、チリ、シンガポール、台湾、香港から入金があったという。
 この部門では、昭和58年に発表されるようになって以来、アニメ音楽は上位の常連になっている。1年目の58年こそ坂本九が歌った「上を向いて歩こう」が1位だったが、翌年は永井豪原作のアニメ「UFOロボグレンダイザー」がトップに。以後「キャンディ・キャンディ」「ポケットモンスター」など、アニメ作品の1位は22回に上る。
 昨年の1位だった「ドラゴンボールZ」BGMは、イスラエルやリトアニア、デンマークなど実に12カ国から入金があった。JASRACでは「一度ランクインした作品は長く上位に定着することが多く、世界中で繰り返し放映されていることがわかる」という。
 日本発アニメの人気について、杉並アニメーションミュージアム館長の鈴木伸一さんは「音楽の面でもこれだけ海外で影響力があるのはうれしいこと。日本のアニメはすごいということが、国内でももっともっと伝わっていってほしい」と話している。


帰ってきた鷲津…映画「ハゲタカ」 中国との買収合戦

2009-06-03 12:21:09 | 映画 話題等
帰ってきた鷲津…映画「ハゲタカ」徹底解剖(1)前作と一転、中国との買収合戦

世界金融危機で経済がどん底の日本に、天才ファンドマネジャー、鷲津政彦が帰ってきた。壮絶なマネーゲームを新鮮な切り口で見せたNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」が映画となって復活。6日に封切られる。鷲津を演じた大森南朋(37)ら出演者がドラマに続いて登場。勢い込んで映画化されて失敗するドラマが少なくないが、本作のデキはどうか。
 話題を呼んだドラマから2年余り。映画では現実の経済情勢を反映し、中国が日本を狙う設定になった。ドラマ同様、経済記者出身の作家、真山仁氏の小説が原作で、新作「レッドゾーン」がベースになっている。日本の大手自動車メーカーのアカマが、“赤いハゲタカ”の中国系ファンドに買収を仕掛けられ、日本Vs中国の買収合戦に発展する。ドラマ版で日本を買い叩いた鷲津が、アカマ自動車のホワイトナイト(友好的買収者)として、赤いハゲタカを率いる劉一華と対決する。

【生きざま丹念に描かれ】
 今回は鷲津が日本企業を守る格好となり、アグレッシブな鷲津を期待すると意表を突かれる。だが、多くのサラリーマン視聴者が共感を覚えた、冷徹な中にも銀行員時代に融資先の工場主を死に追いやったトラウマを抱えた鷲津の生きざまは、ここでも丹念に描かれている。大森は語る。
 「僕は最初から“骨太のドラマをやりたい”と監督と話していました。その流れのなかで、映画化にたどりついた。そこに生きている人間が、何を考え、何のために戦っているのかを、誠実に演じてきた」
 優れたドラマが映画化されると決まって「映画になるとちょっとなぁ…」という批判が出る。だが今回は、ドラマを演出した大友啓史氏が、そのままメガホンを取った。大森はもちろん、柴田恭兵(57)、栗山千明(24)らレギュラー陣も同じ顔ぶれだけに、ドラマファンにもとっつきやすいだろう。
 大友監督は「これは何が善で何が悪か、と問いかけるドラマとは違う」と初の劇場映画に力を込める。「金が動けば人が動き、そこにドラマが生まれる。金をそのまま見せることはできないけれど、人の動きで金の動きを見せたい。だからメディアも人も、グワーッと動きます」と言うように、撮影では常にカメラを2台使い、ライブ感あふれるドキュメンタリータッチの映像に仕上げている。
 クールな鷲津に対し、劉を演じる憎まれ役の玉山鉄二(29)がカッコいい。高級スーツをビシッと着こなし、メタルフレームのメガネで、やり手のファンドマネジャーになり切っている。残留日本人孤児3世という劉の正体も、映画をひっぱっていくミステリーの柱になっている。2人の対決の行方は-。=続く
 今週末に公開される映画「ハゲタカ」を3回にわたって徹底解剖します。

 ■NHKドラマの「ハゲタカ」は、2007年2月から全6話放送。原作は真山仁氏の小説「ハゲタカ」と「バイアウト」。外資系ファンドマネジャー・鷲津が「日本を買いたたけ!」と、日本企業に次々と買収を仕掛けていく。スタイリッシュな映像に骨太の演出が話題を呼び、国際番組コンクール「イタリア賞」など国内外で多くの賞を受けた。今年のゴールデンウイークにも再放送された。


2. ソニーが新型PSP公開、北米・欧州で10月1日発売


ソニーは2日、ゲーム見本市「E3」(エレクトロニック・エンタテインメント・エキスポ)で、プレイステーション・ポータブル(PSP)の最小版となる「Go」を発表した。
 発売時期は北米と欧州は10月1日、販売価格は249ドルの見込み。日本では11月1日の発売を予定している。
 ロサンゼルスの「E3」に出席したソニー幹部によると、「PSP Go」は現行の「PSP 3000」の半分のサイズで、40%軽い。
 ソニーは2010年3月期、「PSP」1500万台の販売を目指している。前年度は1410万台を販売した。

3. 任天堂「Wii Fit」、米国累計販売本数は1500万本以上

 任天堂<7974.OS>は、健康管理ゲーム「Wii Fit(ウィーフィット)」の米国での販売本数が発売後わずか1年余りで1500万本以上に達したことを明らかにした。
 当地で開催されたゲーム国際見本市「E3」で同社はまた、年内に新版「Wii Fit Plus」を入する方針も示した。
 米国任天堂のセールスおよびマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのキャミー・ダナウェイ氏は記者団に対し「発売以来13カ月でWii Fitは米国で最も売れたゲームとなった」と述べた。
 Wii Fitは身体の重心などを計測できる「バランス・ボード」を使い、体重管理やエクササイズを行うゲームソフトだが、新版のWii Fit Plusでは計測性能が一段と向上するという。
 また、米国任天堂のフィーセメイ社長は、年内にゲーム機の価格を引き下げる計画はないと述べた。

4. 米マイクロソフトが「Xbox360」の新技術を公開

米マイクロソフトは1日、家庭用ゲーム機「Xbox360」の新プロジェクトの中から、ユーザーの手の動きがコントローラー代わりになる技術を公開した。
 また、人気サイトとの提携でオンライン事業を強化する計画も発表した。
 同社は当地で開催中のビデオゲーム見本市「E3」で、「プロジェクト・ナタル」の技術を公開。この技術では、「Xbox360」ユーザーの動きをカメラでとらえ、骨格レベルの動作として認識することが可能になる。音声も認識するため、声で指示を出すこともできる。
 ユーザーは、コントローラーや遠隔操作機器なしに、自動車ゲームの車を運転したり、他の「Xbox360」ユーザーに写真や情報を送信することができるようになる。
 マイクロソフトのビデオゲーム戦略開発部門のバイスプレジデント、シェーン・キム氏は「ユーザーがコントローラーになる。2つの手だけでなく、体全体の動きを認識できる、非常に高性能の技術だ」と述べた。
 同社はまた、オンライン事業「Xboxライブ」サービスの強化を進め、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)のフェースブックやミニブログサイトのTwitterなど人気のインターネットサービスと提携することで、ゲーム機の販売促進を目指す計画を明らかにした。
 今回のマイクロソフトの発表からは、不況下にも約500億ドルの年間売上高が見込まれるインタラクティブゲーム業界が、コアの顧客層を維持しつつ、新規ユーザーを開拓する手法を模索していることがうかがえる。