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服・靴を扱うブログはたくさんありますが、その中にあって "目立つことなく" "厳かで" "淡々と" "清らかな" ..「皇室アルバム」のような存在になることを目標にしたいと思います。
畏れながら.. 叶わない。「清らか」が特に無理でした。
帽子。
盛夏ならパナマハット、ストローハット。
秋と冬には、ソフトハット、マウンテンハット、ニットキャップ。
ここ数年、寒い季節は特に「ソフトハット」を多用。我が国の古くからの表現ですと「中折れ帽」というやつです。これはボーラー(Bowler)ハットなど硬く成形された類いのものに比べて力むことなく格段にとり入れ易いので。
各種コートの出番、纏う洋服の存在感が大きくなってくると"目立たないように" さあ帽子を合わせてやろうと蠢き始めます。
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これはオーストリアの老舗帽子メーカー " Zapf "(ツァップ)の ラビットファーハット "Heather Rabbit Fur Hat" 。
職人によるハンドメイドでクオリティもなかなか(?)。
James Lock(ジェイムス・ロック)や Borsalino(ボルサリーノ)のものよりも、質朴な雰囲気を纏うここのハットがひときわ気に入ってしまいました。
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あくまで柔軟な生地とつくりのソフトハットですからグシャッと折り畳んでカバンに仕舞うことも厭わず、都合に合わせてハードに使うんです。(形はしっかり復元します)
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ハットの種類形状、そのバランス次第ですがこれはブリムが狭過ぎず、高さも充分あり均整がとれている。こういうものなら「おまけ程度」の軽々しいパーツに終わらず本格の雰囲気.. 大人が用いる帽子に相応しいように思います。
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(ブリムのより幅広なものではイタリアの TESI のハットを使っていますがまた後日あらためて)
バルカラーコート、ピーコート、ダッフルコート、ベーシックな感覚で少しオーバーサイズ(もちろん肩は合わせて)に着こなせるものとの相性の良さを感じます。(どうしてもダッフルコートに関してはずっと食わず嫌いのままなんですが..)
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ジーンズ + カジュアル使いで MACKINTOSH(マッキントッシュ)とか。
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Ventile cloth(ヴェンタイルクロス)の S.E.H KELLY のコートを羽織れば悪天候でも傘が要らない。
ところで、タイトなサイズ感のアウター、ジャケット系スタイルに合わせようとすると途端に「帽子被ってます!」って、照れくさく浮き上がってしまうようで僕としては避けるように。
そういえば「バブゥ」(Barbour)の Bedale JKT にも.. ド・クラシック!..いかにもすぎる気がして現在はあんまり。(あれならどちらかというとニットキャップを選びたくなる傾向に)
帽子を取り入れるにも絶妙にずらし、「カド」(『服装信条の露呈』というべきものです)のとれた合わせ方を模索するのが楽しくて。
サイズ選び、これも微妙なさじ加減、、選択は簡単ではありませんよね。 ..邪道と言われようとも思うのは、頭囲にきっちりジャストよりはほんの少しだけゆとりの感じるものを被り比べて選ぶ基準にしています。 まず見栄えの問題があり、次に帽子をとった際の問題、、髪があまりにペタンコになることを少しでも防ぐことができるから。。
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身体の末端を被う帽子も靴と同じく。装いを引き締め、スタイルを結実させる効果を発揮してくれるのが被りたくなる理由の大きなものです。ドンと心地良い重りが加わる感覚。
靴と異なるのは、あくまで必要不可欠なアイテムではありませんから、たくさんモノを身につけているような印象を与える日には、潔く帽子は家に置いておくように。
被るも、被らぬも。 帽子は「気概」.. 極めてメンタルな存在なんですね。 (なにを言っているのか)
無駄口。
さらに、「被り方」にも各々自分なりの嗜好がありますよね。それについて.. も、また後日。(なんでも後日..)
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ひんやり
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