今日は大好きだった祖母(父方)の命日です。
共働き家庭に育ち 1歳半から保育園で育った私のものごころついた頃からの記憶は 保育園でのことばかりと 家では3歳から同居した祖母と過ごした時間でした。明治生まれの祖母は 人にも自分にも厳しく 母ともいわゆる「嫁姑」の仲で あの時代にはまだとても珍しい「ダブルキッチン」でした。
母方の祖母は とにかくいつも笑っているような優しい人だったので うちの祖母と母とが合わないのも 子供ながらにもわかりましたが 祖母がいてくれたおかげで姉も私もカギっ子にならず 躾も祖母から受け 今となっても祖母が教えてくれたことは私にとっても大切な宝物で私は祖母が大好きでした。
いつも姿勢正しく 私たち姉妹にも「武士の子孫なのだから もっときちんとしなさい」と礼儀にはとても厳しかったのです。 お転婆で野性児?(笑)のような私は 「武士ぃ???時代劇じゃないんだからぁ~」と反発すると「そんな横着を言うものではありません」と静かに叱られました。
明治 大正 昭和と激動の時代を生き抜き、3人の子供のうちの2人を早くに亡くし、(父の兄は19歳で結核 父の妹は42歳で肺がんのために) 祖母の夫である祖父も 私が産まれるずっ~と前に亡くなり、毎日のようにお仏壇にお経をあげ 花を供えていた祖母の悲しみの背中を見て私は育ちました。
晩年 認知症になってしまってからは いつも幼い頃の記憶の中で遊び、最愛の息子である父のことさえも認識できなったかったのに、亡くした子供たちのことは忘れておらず、それほど悲しみの記憶は 本人さえも意識していなくても消えることがなかったのです。
そしていつも 幼い時に遊んだ楽しい記憶の世界で遊ぶのです。それはそれは優しい微笑みを浮かべて・・。だから 私はおばあちゃんの仲良しだった幼なじみのお友達の名前を知ってるの。 「かめ」さんが二人と 「つる」さんと「たみ」ちゃんです♪ ちなみに祖母の名前は「みつ」ちゃんです♪
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それから おばあちゃんが 大好きだった食べものは 私も大好き。
ハッカ糖。ザラメのハッカ飴。茶飴。(落雁と並べてお仏壇にお供えしてあるので おばあちゃんと一緒にお仏壇にお参りするともらえます。v(=∩_∩=) ←ミント系が大好きな私の原点。)
三ツ矢サイダー。(必ず 小さな冷蔵庫に数本入っているのだけど、少しずつ飲むので たまにコップにちょっぴり入れてもらって飲ませてもらうと 炭酸が抜けていてまずいの・・・(笑)←炭酸飲料が大好きな私の原点。)
うなぎ。(岐阜出身の祖母の大好物。でも高価なので 年に数回ほど 出前で「うな重」をお願いする。 1つだけでは出前をしてくれないので 土曜日のお昼など私が一人のときに2つとって食べさせてくれたのです。 v(=∩_∩=) ← 今でもうなぎは大好物。ただし国産に限ります。。。)
クリームシチュー。 (牛乳をそのまま飲めないのだけどシチューは大好き(←これも私も同じ^^;)。 栄養をとるために度々作っていたので おばあちゃんの早い夕食時にシチューの香りがしてくると お椀を持っていって 自分の分だけおすそわけしてもらい こちらの遅い夕食の前に食べちゃう。 v(=∩_∩=))
のりのつくだ煮 (朝ごはんのおとも。かどやさん♪のが美味しいといって なくなると必ず おつかいに行かせられる。 江戸むらさきでもいいのにね。。。(笑) ←私はのりの佃煮より梅干し派ですが。。。(笑))
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ねぇ?おばぁちゃん?
このいい匂いは なぁに・・・?
キンモクセイだよ
秋だねぇ・・・。
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ねえ?おばあちゃん
台風の季節が過ぎると
もうすぐおばあちゃんの
大好きな 大好きな香りの
金木犀の季節になりますね
家で亡くなったおばあちゃんの最期を
家族の中でただ一人私が看取った日
高校2年の夏の終りの悲しい別れの日を
母親の最期を看取ることのできなかった父の涙を
私は忘れない・・・
そして その父も今はもういない・・・
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*花や香りは、いつも私の記憶の中の
懐かしい祖母の面影を蘇らせてくれるのです* 合掌
私の祖母も三ツ矢サイダーが大好きでした。三ツ矢でなければおいしくないと言っていました。なつかしいです。明治29年生まれで、89歳で亡くなりました(23年前)。
違っていたらごめんなさい。。。
おばあちゃまも三ツ矢サイダーがお好きでいらしたのですね♪
そうそう 昔の人は ○○はどこのじゃないとダメとか(笑)
今のように飽食でないかわりに
食に対するこだわりも結構あったようですね。
ちゃんと おばあちゃまのお誕生日やお歳を覚えていらしてすごい!しかもご長寿でいらっしゃったのですね!
私は76歳で亡くなった祖母の生まれた年を忘れていましたので
今調べましたら おばあちゃまと同じ位で
1900年(明治33年)でした。
私の大好きな 童謡詩人の金子 みすゞさんは母方の祖母と同じ歳で明治36年生まれなので
祖母と同世代の方が 今読んでも新鮮な詩を書かれていらっしゃることに感動し
いつの時代でも心に響くことは同じなのだなあ・・と思いました。
明治時代のこと・・祖母の母親は祖母を産んだ時に出血多量で亡くなったそうで
祖母は母親の顔を知らずに乳母に育てられたそうです。
お友達にお母さんがいることがうらやましくて
その上その乳母がものすごく厳しい人だったそうで
自分が母親になったら いっぱいの愛情で子供を育てたいと小さい頃から思っていたそう。
なので 本当の寂しさや悲しみを知っていた母方の祖母は それは優しい人でいつも笑っているような人でした。
さびしい心 祈りのこころなど 心の愛をうたったみすずの詩に
同い年の母方の祖母の想いを重ねて
みすずの詩集のページをめくっています・・。
もうすぐお彼岸ですね。。。
11月にお会いできることを楽しみにしております。
バースデーメッセージをありがとうございます!
でもね
ほんとは もう歳をとりたくないんですけど。。。
先日は スル~(?笑)されちゃって がっかりでした。。。
合コンはいかがでしたか?( ̄m ̄)♪
11月こそは お会いしてお話したいです☆
でも 先行予約とかどうなっちゃってるのでしょう。
チケット 買えるか心配。。。
あとね トークライブも申し込んだのですが
そちらも聴講券 届くのか心配。。。