大晦日 お正月 成人式と忙しい日々も終わり ほっとした先週、寒くなってきたので温泉が恋しくなり箱根の温泉に一泊。白いにごり湯の温泉と美味しいお食事で 年末年始の疲れを癒しました。冬の箱根は雪こそ降らなくて雨でも 道路が凍結するのでお天気が心配でしたが、雲はあり寒かったですけれどお天気でしたので 車で無事にドライブも楽しめました。でも期待していた富士山の姿をみることができずちょっとがっかり。また、いつもならお気に入りの場所である、箱根ガラスの森美術館や星の王子様ミュージアムを楽しむのですが 外は寒いので今回は 箱根神社で初詣(今頃(笑))をして、ポーラ美術館 と 成川美術館 を観賞しました。
仙石原にあるポーラ美術館では「ドガ、ダリ、シャガールのバレエ」展が開催されており、バレエに魅了された芸術家たちの作品を楽しむことができましたし、美術館のコレクションのルノワールやモネ、マネ、ドガ、シャガール、ピサロ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガン、ロートレック、カンディンスキー、マリー・ローランサンなどの多くの名画に見とれてしまいました。 また東山魁夷、平山郁夫、杉山寧、横山大観、岸田劉生などの日本画や、陶磁、ガラス工芸、化粧道具など幅広いコレクションを楽しむことができました。私はモネの蓮の絵 が大好きなのですが 彼の初期の頃のアルジャントゥイユの絵が 17歳だったモネの才能を見出したウジェーヌ・ブーダンの絵にとても似ているのが 私にとっては新発見でした。キャンバスを戸外に持ち出し、「印象派、光の画家」といわれるモネを導いたのはまぎれもなく彼だったのでしょう・・。人生は光に導かれる旅であると日々感じる私にはちょっとした(本当はかなりの)衝撃でもありました。。。 また、「箱根の自然と美術の共生」をコンセプトにしたポーラ美術館の建物も素晴らしかったです。化粧品会社の美術館であるので女性の肌を描いた作品が数多く収蔵されていますが 特にルノワールの絵は 赤と青で透明感がだされているそうで、赤い光は女性の肌を美しく魅せる効果があることは科学的にも検証されているのだそうです。つまりルノワールの絵のようにそこに「青い光」を取り入れれば 透明感のある肌を実現できるのだそう。絵画と化粧品の共通点があるということにも頷けたのでした。口紅が赤で アイシャドウがブル~というのにも ちゃんと理由があるのですね♪
アトリエから戸外へ―印象派の時代 クールベ、モネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ゴーガンたち 名画で見る世界のくらしとできごと
芦ノ湖畔の元箱根にある成川美術館は 山本丘人(きゅうじん)、平山郁夫、東山魁夷、杉山寧などの日本画を有する個人美術館で、年4回展示替えを行っているそうなので これからも足を運びたい美術館のひとつになりました。ポーラ美術館でも杉山寧(長女瑤子さんは三島由紀夫 夫人) の作品に魅了されましたが、牧進の日本画がかわいらしくていいなあと思いました。氏の略歴を拝見して かつて川端龍子の内弟子として入門なさっておられたとのことで、以前訪れた 島根県の足立美術館で とても気に入って購入した 川端龍子 の「獻華 (けんか)」の複製画を我が家のダイニングルームに飾ってあるので(右下写真)嬉しくなりました。今度大田区にある 龍子記念館 を訪れてみたくなりました。幼い頃、祖母によく連れて行ってもらった池上本門寺にも行こうかな。。。など一枚一枚の絵画から様々な繋がりや思いを感じるのでした。また65歳から6年がかりで妻と息子の菩提を弔うために、四国遍路に出て八十八ヶ所を回り、各札所でスケッチを残し、俳句を詠んだという龍子の思いは、妻や息子を亡くした晩年のモネが睡蓮の絵を描き続けた思いに通じるものがあるなあ・・と思いました。
成川美術館のラウンジやカフェからは芦ノ湖の眺望も楽しめ 窓からの景色も絵画のようで 足立美術館の足立全康氏の
という言葉を思い出しながら、静かな時間を過ごすことができました。
★絵や芸術品はこころをゆたかにしてくれると同時に 魂の記憶や自分の中にある感性を呼び覚ましてくれる気がします。 足立氏もまた私の不思議な感性を自覚させてくれたお一人であると勝手に思い込んでいるのも(笑)不思議な感覚なのですが・・
今日 キンスマに出演なさっておられた木村藤子さんを初めて拝見して美輪さんや江原さん同様に 不思議なシックスセンスを肯定してしまうのでした・・。
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