リリー・フランキーさんでした。
大賞に選ばれたのは「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。
既に100万部以上(今は155万部以上だそうです)
売れているベエストセラーが選ばれたのはちょっと意外な感じもしましたが
まだ作品を読んでいないので、今日の番組を興味深く見ました。
本屋大賞とは「全国書店員が選んだいちばん売りたい本」というのがキャッチフレーズで、
過去の二回は、小川洋子さんの「博士の愛した数式」(読売文学賞も受賞)と
恩田陸さんの「夜のピクニック」(吉河栄治文学新人賞も受賞)です。
TVでリリー・フランキーさんを初めて拝見して
ユニークな方だな・・と思いました。
今は亡きお母様から得たものの大きさや、お母様への感謝の気持ち、
次に書くものはまだ決まってないが、書くべきものが見つかるまで書かないし
「オカン」に見せられるものを書くという言葉にも感動しました。
また作家としてだけでなくイラストレーター、写真家、
ミュージシャンとしてもご活躍なさっておられるそうで、
その多才さにもびっくりしました。
プロフェッショナルであることがすごいわけではなく、
アマチュアでもプロがびっくりするようなプロを直す人もいるのだ
という驕らないお人柄にも好感を持てました。
40歳を過ぎてもお箸や鉛筆を上手に持てないけれど
上手に持てる人よりボクは美しい字を書く。
それは「オカン」からの贈り物なのだ。
というお話にも頷けました。
型にはめる教育ではなく、子供の個性を伸ばす教育こそが大切なのだと改めて思いました。
また幼馴染のお友達「前野クン」のお父様が、
彼らが進学した時に、自分の息子である「前野クン」と同じ時計を
「ボク」にプレゼントしてくれたお話にも感動でした。
自分の子供と同じように子供の親友も大切にする親はなかなかいないですし、
私も見習うべきものがあるな。。。と思いました。
桜吹雪の舞う季節に亡くなられたお母様のために
近くにお墓を買われたというお話にも涙です・・・。
「泣き顔を見られたくなければ電車で読むのは危険」なのだそう。。。
この夏、フジテレビ系でドラマ化も決定だそうです。
http://yukarinrin.blogzine.jp/happy/2006/04/post_d946.html