じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

雨だが暖かい一日だった

2009年01月30日 | 日々のこと

妻の友人が同じ病院に入院している。先日脳腫瘍の手術をした。

身寄りが近くにいなくて、手術当日も1人だけで受けたという。

手術前日に妻の病室に来て、不安を訴え続けていたそうである。

手術後もまだふらふらして歩けないし、心細いと妻の携帯に何度かかかってきた。

  

「見てあげたいし病室も訪ねて上げたいけど、今の私には到底出来ない。

お父さん、行ってあげて・・・・」

私はその人のことを妻から聞くだけであまり知らない。

  

病室を訪れた。大部屋だった。 

向こうも誰かわからず戸惑っていた。

何か食べたい物とかお役に立つことはないですか、と尋ねて

果物詰め合わせとナイフと紙皿とラップなどを買っていった。

久々に人から感謝された。妻も喜んだ。「また行ってあげてね」

  

雨に濡れた椿

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やはりストレスのせいかなあ

2009年01月28日 | 急性骨髄性白血病

月曜日の輸血後に一日元気だった妻は、翌日はもう元気がなくなり、その翌日(今日)昼食時に寄ったが眠り続けていた。

無理やりに起して食べさせれば、お粥半分と私の買っていたカップラーメンを美味しいと食べたあと、また直ぐに眠った。

   

ゆうべ回診の主治医、指折り数えながら、

「入院時に申し上げた余命の時期がそろそろ来ようとしていますが、今のところは落ち着いています。白血球もキープされていますし、末梢血中の芽球も5~10%を上下しています。

輸血の効果だと思いますが、これが何時までも続くとはいえません。

スイッチが入ると急激に悪化を辿ることになるかもしれません、

(覚悟しておいてください)・・・・・・・

どうか頑張ってください。」

   

この医師の最後の言葉はいつも「頑張ってください」・・・

患者に何を頑張れというのか? 私はいつも引っかかっている。

それでも妻は「先生のお陰で、こうして今も無事でいられる。はっきり言ってくれるのがいい」

とこの主治医を心底 信頼しているのである。・・・それしかないのだけれど。

  

  

昨夜、自宅に帰ってすぐの事、AFの発作が起こった。

常用薬のカプセルを割って飲む自己流の方法、30分経っても効かない。

止む無くかかりつけの病院へ駆けつけ抗不整脈の点滴をしてもらったら治まった。

何だかまたAFが頓発の気配である、やれやれ。

  

今日そのことを妻に言ったら

「大丈夫よ! AFで死ぬことはないから」と腹が据わっている。  

妻は心臓病看護のプロである。

  

梅の花の蕾が膨らみかけていた、春はもう直ぐ・・・

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結露対策

2009年01月27日 | 日々のこと

今日はとうとう意を決して・・・(そんな大層な事ではないが)

懸案だったガラス窓の結露対策を施す。

    

見栄えの点で迷ったが、それは二の次と考え、窓一面にプチプチシートを張ることにした。

透明の両面テープを使い丁寧に施工すれば、思いのほか見た目にも涼やか?でまずまず・・

冷え込んだ夜間の加湿テストが楽しみだね。

何だか暖房なしでも暖かくなった感じである。(それは今日の暖かい陽ざしのせい)

    

夏の冷房シーズンもこのまま役立つかもしれない。安上がりだし一石二鳥!

と自画自賛、って皆んな 既にやっているって・・・。

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雪景色

2009年01月25日 | 日々のこと

朝、目が覚めてふと外を見ると一面真っ白、

雪国ならいざ知らず、瀬戸内ではめったにないことで嬉しくなった。

   

昔の記憶というものは10年分が圧縮されているのかもしれないが

子供の頃は一冬に数回も積雪があったように思う。

小学校へ行く途中の小川の堰の辺り、毎朝のように氷が張りツララがあった。

もっともかなりの山奥の育ちではあるのだけれど・・・

  

その雪も午前中にはすっかり解けて、午後の陽射しが部屋の奥まで差し込んでいる。

妻はこの週末も帰宅外泊できた。

痛みがまた徐々に酷くなってきて、レスキューの頓服頻度が多くなっている。

数日前から、目の充血も酷い。免疫力が落ちていて、細菌性の結膜炎になったらしい。

処方された抗生物質の点眼薬が効いてくれといいが・・・・

 

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妻の近況

2009年01月23日 | 急性骨髄性白血病

お気楽に作ったブログですが、今では遠く心配している子供達や支えてくれている友人達に、妻の病状などをお知らせすることも、このブログの役割になっています。

    

最近の様子をかいつまんで報告します。09012212

地元の病院に転院してから、一度だけ酷い発熱に見舞われましたが、その後は比較的落ち着いています。

唯一の楽しみにしている週末の自宅外泊(一泊二日)は、これまでのところ一度も欠かさず出来ています。

気分転換になるから 熱がない限りOK、と主治医は言われます。

    

毎週月曜日に赤血球と血小板の輸血をし、週に2回の血液検査で監視しています。

WBC:10002000RBC:200300Hb:89PLT:23 で推移しています。

輸血で保持できているので、数値はのこぎりの刃のように変化しています。

      

ここのところは疼痛緩和治療に専念しています。

両肩から腕にかけての痛みが酷く、これが脚のほうにも出てき始めているようです。

ロキソニンでは効かなくなり、昨年の12月1日から強オピオイド系の鎮痛剤(オキシコンチン)を使い始めました。5mg×2回/日から始め徐々に増量して、今は20mg×2回/日になっています。

さらに痛みに応じてレスキューの頓服(オキノーム)を日に数回、ほぼ疼痛緩和管理はうまくいっているようですが、時折衣服を着るため腕を後ろに廻したときなど激しい痛みに悲鳴を上げることがあります。鈍痛のときなどは二の腕の辺りを摩ってやると気持ちよさそうにしています。

  

副作用による激しい嘔吐と便秘でしたが、よく出来た制吐剤と下剤で助かっています。

眠気は本人も苦にしていなくて、昼も夜も呆れるほど良く眠り、夢かうつつか、うなされていることが多いです。でも目を覚ましている時はしっかりと普通に元気です。

付けっぱなしテレビから音だけ聞いていて、出来事やニュースは良く知っています。  

目が疲れて本は読めません。テレビは「天地人」と「渡・鬼」と「島田紳助の番組」を横になったままで 欠かさず見ているようです。

  

一時は誰とも余り会いたくない、という時期もあったのですが、最近はお見舞いや面会を心待ちにしていて、今日は誰それが来てくれた、面白い話を一杯してくれた、と喜んでいます。病気になって知る友達のありがたさが身にしみて嬉しいと言っています。

笑顔も見せるようになりました(画像)

  

  

  

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今日は大寒

2009年01月20日 | 写真

0901191_3 というのに、まるで春のような暖かさ、山々は霞んで見える。

午前中久しぶりに一時間以上もゆったりと散歩した。

梅の蕾が膨らみ、ネコヤナギが芽吹いていた。

  

なんだか川の水もぬるみ、水辺に行くとラヴは大喜びで水に突っ込んだ。春はもう直ぐのように感じられる。Imgp0002_2

  

でも「大寒」というからにはまだまだ寒さがぶり返すのだろう。

春の来るのが待ち遠しい。

  

枝にミカンをつけて、メジロを誘ってみた。

ヒヨドリの襲来の隙をついてメジロも来てくれた。(バックは煙突山)

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週末外泊

2009年01月18日 | 急性骨髄性白血病

昨日きょうと暖かで、春雨のような雨に煙突山がけぶってみえる。

妻は今週も外泊が出来た。

 

昨夜半、二階で寝ている私の携帯が鳴った。

「直ぐに来て」階下の妻からである。

急いで駆け降りると、半泣きで横たわっていた。

ベッドから誤って落ち、手摺差込口の突起部でわき腹を強打したらしい。

見ると擦過傷で出血はしていないのでホッとする。後で内出血が出ないか少し心配。

なにしろ血小板が今 2×104 前後なので出血がもっとも怖い。

安全設計してある病人用ベッドも思わぬ突起(丸めてあるが)があるものだ。

痛み止めの薬を飲むため、起き上がろうとした際にバランスを崩して横へ落ちたのだと言う。

 

その痛みも重なって、昨夜は眠れなかったようだが、心配した内出血もなかった。

今日はお粥を少し食べた後、殆ど眠り続けている。

軽い譫妄なのか、手をかざしたり うわ言が多く、傍で見ていると哀れをよぶ。

目を覚ましている時は割りとしっかりとしていて、お見舞いの方はすっかり安心され

るのだが・・・・起き上がるにも時に介助が必要になっている。

時間の過ぎ去る恐怖と、一方では桜の季節を待ち望んでいる希望、この矛盾。

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「軽」全盛期か

2009年01月15日 | 日々のこと

09011520_2 夕方病院へ出かける時間帯、工場群から退社の車列と対向することになる。

気づくのは「軽自動車」の割合の多さ、ほぼ5,6割は軽である。そうでなくても軽と見間違う小型の車が多い。

 

何時の頃からか、大型車や外車など車がステイタスシンボルだった時代は終わった。

若者もかっこいい車に乗らなくなっている。

若い家族も軽で十分、車よりも携帯にお金を掛ける時代になった。

アメリカ発の不況だけが原因ではなく、自動車産業全盛の時代ははっきりと曲がり角に来ているようだ。

 

実は私も軽とワゴン車(オデッセイ)の二台を持っていて、いま思案しているところ。

妻が乗らなくなり、市内中心に使うのは専ら軽だけ。

最近の軽は至れり尽くせり、古いジムニーから乗り換えたときは感動的ですらあった。

良く走るし小回りが効くし駐車が楽、装備も満載(旧ジムニーに比べれば)、乗り心地もまんざらではない、経費が安く、とにかくいい事ずくめである。

オデッセイは今は車庫に眠ったきりになっている。じゃ手放せば?

それが、たまに高速道を使ったり岡山まで走ったりするのに軽では不安だし、

どうしようか・・・・いずれは

 

朝、道路の凍結が解けた頃を見計らってマイントピアの風呂に行ってくる。

画像はマイントピアにある旧水力発電所跡

09011510

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マクロレンズで

2009年01月13日 | 写真

このところじっくりと花の写真が撮れていない。

ラヴの散歩のときに、ポケットのコンパクトカメラでそれも片手で山や空を撮るだけ・・・

一眼デジもマクロレンズも久しく使っていなかった。

花の写真は、精神的に落ち着いていないと撮れないものかもしれない。

庭に水仙が咲いているのにもやっと気付いた。

マクロレンズで撮る。

急ぎ働きで落ち着きがない。

Imgp3159 Imgp3160 Imgp3161

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寒波居座る

2009年01月12日 | 日々のこと

0901121_4 窓から見える河川敷広場では、今日もまた寒風吹きすさぶ中に、朝から賑やかにグランドゴルフを繰り広げている。 

前は、よくもまあ年金暮らしでいいご身分だこと (自分のことは棚にあげ)・・・と思っていたが、

最近ではあのお年で、あの元気さを羨ましく思うとともに、感謝の念も生じている。健康管理のためにもぜひとも元気で続けて欲しい。

病身の夫婦にとって、元気なお年寄りや若い人達の保険料で私達の医療費が賄われている。病気になって知る健康保険、がん保険のありがたさ。 

 

妻はこの週末も外泊できた。

だがほとんど眠り、うなされては手指を動かし続けているのが悲しい。

家で湯船に浸かれることをことのほか喜んでいる。

背中を流してやり、拭いてやる。

病院ではシャワーしか許されていないし、痛みで背中は洗えないのだ。

  

相変わらず食は細い。

あの大食漢だったのが、お粥少しに梅干、果物半分と言ったところ。

それもせっかく食べたその3食分にも相当する量を一度に吐いてしまった。

オキシコンチンは一週間ごとに量が増えたが、吐くこともあって痛みは繰り返す。

両肩関節の痛みが特に酷くて、だんだんと動かせなくなってきた。

痛みを堪え、着替えもままならないという。

 

日曜日の夜、着膨れさせて病院へ送り届けた

弱弱しい声で「本当はもっと家にいたい・・・」

だがそれは叶わないよ、感染と隣り合わせているのだから。

そして私の方の負荷も大変に厳しいこともある。

 

0901122

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