じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

春の訪れ

2006年03月19日 | 
雨上がりの雲間から一直線に黄色の機体が瞬く間に近づき滑るように着陸した。
1人で飛行機でやって来るというので心配で、早くから空港に迎えに来ていただが、到着ロビーに現れた孫は、又少し大きくなって晴れやかに見える。ポケモンジェットだったことにもご機嫌だったようだ。

孫はこの春に幼稚園を卒園して、四月から晴れて小学生。(晴れてというほどのことではない)
ところが、あろうことか転勤で大阪から東京へ行くことになってしまったのだ。大阪ならたびたび行き来していたが、これからは会う機会もますます少なくなってくる。
引越し準備で忙しいなか、孫が望んで初めての一人旅となった。すっかり大きくなったものだ。

がんの告知当時まだ1歳で一人だった孫を抱いて、せめてこの孫が小学校入学までは見届けたい、と願ったことが思い出される。考えると大袈裟で悲壮だったものと苦笑してしまう。
念願が叶ったうえ、さらに2人の孫にも恵まれることになって、今更ながら生き延びさせてもらっていることに感謝。

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どうなるのかな

2006年03月17日 | 日々のこと
風のハルカを楽しみに見ている一人である。
友人の坊主さんはもっと輪をかけて「ハルカは自分の娘のようだ」といってはばからない。
毎朝BSの7:30を待ちかねて見ているらしい。(私はその時間まだ寝床の中だが)

今月一杯で終了する予定、ドラマはいよいよ佳境を迎えようとしているが、ハルカの行く末が心配で、二人してやきもきしているのである。先日もゴルフの途中 私が、「どうもハルカは猿丸と結ばれることになるんだろうねえ」というと、「いや、ハルカは必ず倉田旅館の正巳と一緒になるのだ、そうでないと自分も含め周りが納得しないよ」とムキになって反発するのである。最初に流れる主題歌の歌詞がそのことを暗示しているのだという。「なんよ、それ」聞いていた仲間も呆れていた。
それが、昨日今日の放送でちょっと不安になってきたらしい。
私の方は「やっぱり猿丸なのか」と確信に近づいている。
そういえば、net友達の菜摘さんは「何方とも一緒にならずお仕事に邁進するのでは・・」との見方。それも含みがあっていいなあ。

六十過ぎの親父の会話なの、とかみさんも仲間も呆れている。他愛の無いことだけれど・・・
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(画像はNHKオンラインHPから)





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ウォーキングの友

2006年03月13日 | 日々のこと
長らく使ってきたSONYウォークマン
何だか時々電源SWが切れなかったりしていたもののまだまだ使えていたのだが、画像掲示板を読んだといって息子が「これなら軽かろう」と送ってきてくれた。

写真左側のがそうだけど、確かに大きさも重さもまるで鉛筆ほどで、ウォークマンのコントローラー部分だけとほぼ同じ。
しかもFM放送までクリアーに聴ける。
何百曲かストックできるのだというが、その方法が難しい・・・
とりあえずはFM音楽を聴くことになるなあ。

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量的緩和の解除?

2006年03月12日 | 日々のこと
新聞やテレビでいくら説明を聞いてもよく理解できない。
5年前に景気回復やデフレ是正を狙って始められていたということは知っていたけど、理屈など知らないまま来ていた。もう止めますという段階になってやっと、これは如何なる政策だったのだろうと調べている始末・・・

いつもの私のひがみ目理解によれば、「量的緩和」政策とは日銀がお金をジャブジャブ準備して(印刷さえすればいい?)、市中銀行に対して「なんぼでも好きなだけ使うてくれい」とばかりに、それもほとんど無利子で貸してくれた。市中銀行はそれを低金利ながら利子を取って企業や個人にどんどん貸し付ける→景気回復に繋がる。これによって投資家や銀行は金利や配当や手数料収入で濡れ手に粟、莫大な利益が転がり込んだ。一時は公的資金に頼むほど喘いでいた銀行はたちまちにして息を吹き返し公的資金も前倒し返済して、黒字にもなった。IT企業や投資ファンドに膨大な資金が流入した。

また企業も不況時の大リストラでスリムになったうえ、量的緩和政策の恩恵で低利子で資金が借りれて設備投資も思うまま、大企業は軒並み史上最高の利益を上げていた。日本の景気はマクロ的にはほぼ回復してきたし、金余りだから物価もジワジワと上がってきた。思惑どおりというわけである。

そもそも、30兆とも35兆円ともいわれるお金を積み上げ、いくらでも使ってくれといわれても、市中銀行はそれを貰うわけではないし、無担保で日銀から貸してくれるわけでもない。市中銀行が保有している証券とか国債と引き換えに借りているわけだから、今回日銀が「量的緩和はもう止-めた」ということは、銀行が日銀へ借金を返済していく、つまり市中からお金をどんどん引き上げていくことになる。これからは従来に戻り、限られた準備金(5~6兆円)と金利(公定歩合)だけで景気コントロールをしていく金融引き締め政策に戻っていく。これからも景気回復が今のまま続くかどうかである。

一方市民生活はどうだろう、大企業は賃上げもボーナスも景気の良いことだが、多くの庶民にとっては賃上げどころか賃下げされたままの給料で、中にはリストラで失職したり再就職ではパートやアルバイト、運よく正規社員として雇われても低賃金に喘いでいる人たちの割合が非常に増えたといわれる。子供の教育費が負担できないとか、生活保護世帯数が急増している。小泉さんは「格差は無いしあって当たり前」と訳のわからないことを言っているけど、所得格差が広がる一方なのが問題である。皺寄せが庶民のそれも底辺層にきているのではないか・・・

下げ代はないから、これからは金利を上げる方向のコントロールしか残されていない。徐々に金利は上がっていくことは必至。本来の健全さを取り戻すための金融政策の転換といわれるが、はたしてこれが国民の生活にとってこれからどういうことをもたらしてくるのか、傍観者としては分らないのである。

それと引っかかるのは量的緩和の“解除”? ペイオフ“解禁”?
解除とか、解禁、とかって、どちらも開放を意味しているような耳ざわりだけど、これはどちらも「引き締め」とか「制限・制約」といった束縛的な言葉のほうが当たっているのではと思うのだが・・・


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葉山葵

2006年03月07日 | 日々のこと
2,3年前までは、春先(4月初旬)になると毎年友人たちと徳島の山奥まで野生の葉ワサビを採りに出かけていた。それが林道工事のせいか何故か分らないが、年々減少して採れなくなっていた。自家製「ワサビの醤油漬」はピリッとして季節の忘れられない味である。

以前にそんな話をしていたらしい、その徳島の山間に実家があるという知人(かみさんの)が、その葉ワサビを届けてくれた。一ヶ月も早い季節だから、地元の人でしか知らない野生地なのだろう。葉ワサビは早い時期ほど辛味が強く、花を付ける頃には辛みは少なくなってしまうのである。

数日前には冷え込んで山間部は平地近くまで雪が積もったはずだから、雪の残る谷あいで苦労して採ってくれたに違いない。葉っぱの一枚たりとも無駄には出来ないと思いながら、杉の落ち葉が混じっていたり霜に痛んだ葉を除きながら、冷たい流水でその野生のいびつな一株一株を丁寧に水洗いした。
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あとはかみさんの手法で漬けてもらい、2,3日で食べごろとなる。酒の肴にこれほどのものはない。P1020764




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幻影?

2006年03月06日 | 日々のこと
窓から雨のそぼ降る大川をぼんやり見ていた。
ふと川の向こう岸に動くものが目にとまる、目を細めて衰えた焦点を合わせてみると、確かに一匹の犬。付近に飼い主らしき人影は見えないので散歩中の犬ではないようだ。カメラを取り出してズーム一杯に引き寄せてみるとどうも柴犬のようにも見える。それに赤い首輪もしていて、一瞬shinと思った。急いでシャッターを切って、次に目を移したときにはもう見失ってしまっていた。そんなはずはないのだが・・・・暫らく付近を目で追った。

今でこそようやく1人でウォーキングにも出かけるようになったが、暫らくはshinを連れないで1人で歩くことが出来なかった。なぜか手持ち無沙汰で様にならない、そそくさと切り上げて帰ってきていたものである。shinは優しいウォーキング犬だったなあ、私の歩速度にいつでもピタリと合わせて歩いてくれた。

去年の九月、まるで私の身代わりになったように逝ってしまった。
川向こうを一瞬通り過ぎたshinの姿、あれはひょっとして彼岸の景色だったのやもしれぬ。
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水の街歩き

2006年03月05日 | 日々のこと
一挙に春到来の暖かさ
ウォーキング、今日は趣向を変えてかみさんと隣町まで車で行って、梅園に登りその後「水の街巡り」ということにしました。
梅はやっと咲き揃って満開、陽気に誘われて沢山の人でした。
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市内のあちこちから「うちぬき」(自噴水)が溢れていて、そのまま飲める水は日本百名水のなかでも一番美味しいといわれています。清流もきれい、街並みもきれい、赤門に似た立派な門のある高校は、松平3万石の陣屋跡(城跡)にあって、お堀の水さえも湧水なので飲めるほどきれいなのです。家康の孫から始まったここのお殿様は幕府側近だったので、およそ200年の治世の間、ほとんど江戸におわしたとか・・・
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昔からの商店街はご他聞に漏れずシャッターの閉まったところが目立つが、それでもわが町よりは活気があるように感じられたし、文化会館も新しい福祉会館も、立地、環境、施設も恵まれていて、ついついわが町と比較してしまうのでありました。隣の芝生は青々として見えるものです。
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そんなわけで、水都市(JA)でちょっと買い物をしたり、商店街で揚げたてのジャコテンを買って食べながら、市内を二時間ほどかけて一巡りしましたが、結構楽しく快適で疲れませんでした。ウォーキング、たまにこういうのもいいな。


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グラスホッパー物語

2006年03月02日 | 日々のこと
もう何ヶ月も前から耳にしているあの歌が何故か心に沁みる。
NHKみんなの歌で時々流れる「グラスホッパー物語」という歌

無性に懐かしいようなメロディー、しんみりする物語
孫たちに言い聞かせるおじいちゃんバッタ

若い時は二度と来ない、そしてあっという間に歳をとる
とべとべ 羽根を広げ大空のむこうへ
いつの間にか時は過ぎ ・・・・
孫たちよとんでおくれ 
孫バッタ達に冒険をすすめる愛と勇気の物語風

高見のっぽという文字通りのっぽのおじさんが
軽やかなタップダンスを踏んで歌う
軽快なのにどこか感傷にふけって聞かせてしまうのは
そういえばこの歌詞もつけた高見のっぽさん、見覚えがある。
もう70歳は過ぎているだろう、だからこその共感かな
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