じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

ロキソニンが効かなくなった

2008年11月30日 | 急性骨髄性白血病

妻が地元の病院へ転院して、2ヶ月半が経過した。月日の経つのが怖いほどに速い。

その間、毎日病院通いし、週末の自宅外泊も欠かさずできている。

  

岡山で治療していた頃に比べれば、本当に恵まれ充実している日々だと思う。

抗がん剤治療から開放されて、見かけ上は一時寛解というのであろうか、体調は落ち着いている。

痛みがないときの妻は顔色もよく、話し声も元気である。

入院以来、初めてお見舞いに来て下さった人たちは一様に驚いている。

多分やつれ果てた姿を想像してくれていたのだろう。

  

しかしいつ何時急変するか予断を許さないと医師からは釘を刺されており、外泊時は特に神経を使っている。免疫力が極端に落ちているので感染がもっとも怖い。とりわけ風邪を引かないこと。

常に室内の気温湿度を最適に保ち、清潔に努め、食事時以外は2人ともマスクをかけている。

それでもお互いにとって、この週末2日間はかけがえのない至福の時間といえる。

  

「私たちほど仲のいい夫婦はいないはずよ、本当に幸せだった」最近妻がよく口にする。

私もできるだけ傍を離れず話をすることにしている。

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しかしこのところは、家に帰っていても痛みや吐き気が周期的に襲ってくることが多い。少し前からロキソニンが余り効かなくなっているのである。

吐き気に苦しんでいるとき、見ているだけで何もしてやれないのは辛い。体力も落ちて座った後など抱えないと起き上がれなくなった。

  

妻も納得して、来週(12/1)から「オキシコンチン」を使うことになった。モルヒネとは違うが強オピオイド鎮痛除放製剤(いわゆる麻薬)である。痛みが取れ楽になってくれるといいが・・・・

  

あすから師走・・・そうでなくても矢のように過ぎていく時期である。

 

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大銀杏

2008年11月28日 | 写真

夕方病院へ行ったら、妻は眠っていた。

かすかな気配に目覚めて、やはり痛みが取れないのだという。

今日は、入れ替わり延べ7,8人もの友人がお見舞いに来てくれたらしい。

気がまぎれて痛みも潜んでいたよ、と喜んでいたが疲れたようだ。

しばらく肩を揉んだ後、両腕にモーラステープ(経皮消炎)を貼ってやると少し痛みが治まったといって、夕食を一緒に食べた。このところ毎日散らし寿司ばかりである。

他に食べたいものはないのか・・・

   

厚い雲の間から時折陽射しがあるものの、一日中風が冷たい冬空であった。

昨夜来の雨風で一気にイチョウの葉が散った。

1000年の大銀杏の下も一面の黄色い絨毯

   

いつもながらの近場、瑞応寺で

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疼痛の進行

2008年11月28日 | 急性骨髄性白血病

妻は首筋と両上腕の痛みがだんだん酷くなり、ロキソニンがあまり効かなくなってきた。

我慢できないような激しい痛みではなく、ひどく痺れたような違和感、動かすと痛みが走るという。

昼間はお見舞いの友人や看護師さんと話しているだけで少しまぎれるが、夜は痛みもさることながら、肩から腕といわず全身のだるさで眠れないらしい。

倦怠感だるさ、不眠、吐き気、食欲不振、気分の落ち込み、孤独感など訴える。

痛みよりも倦怠感だるさが酷いのが白血病の特徴ですと主治医

   

身体的痛みの苦痛は本人にしか解らないが、辛さは私にも見てとれる。

疼痛緩和ケアは最も適切に施されなければならないと希望している。

痛みは直接測定できない。

顔マークの描かれた「痛みの五(六?)段階表示」をもらっている。

表現が曖昧で、ひとりひとりの主観によっても感じ方違うだろうなあ。

  

 0  痛みがない   P1050799_2

1  少しだけ痛い

2  もう少し痛い

3  もっと痛い

4  かなり痛い 

5  もっとも痛い

  

妻の場合は少し控えめに、薬が効いていないと「3」ロキソニンが効くと「1」・・・くらいと言っ てあるらしい。

   

「ロキソニンが効かなくなればモルヒネ系のお薬を併用しましょう、心配ありません、正しく使えば害はありませんし楽になりますよ、でも多分だるさには効かないでしょう」とのこと・・・何とか痛みやだるさから解放して楽にしてやりたい。

フェニタルパッチは「次の段階です」と言われた。

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マイントピア

2008年11月26日 | 写真

ひとりの生活で面倒なのは風呂を沸かすこと、掃除に骨が折れる

4月に妻が入院して以来、近くの健康風呂(マイントピア別子)に通うことにした。

会員券が25,000円/年で利用ごとに100円払う。

自宅風呂の燃料代と掃除手間を思えば安上がりで快適である。

それと近い(車で4,5分)ので便利している。

もちろん妻が外泊する際は自宅風呂である。

今日、マイントピアで撮った写真

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晩秋

2008年11月25日 | 写真

風が冷たいが陽射しがもどった。

散歩がてら瑞応寺と山根公園を巡る。

紅葉は散り始めていた。

落ち葉を踏むとカサコソと心地よい

2,3枚プリントして夕方妻の病室に持って行った。

Coopの”散らし寿司”か”いなりずし”を買ってきてね、と頼まれていた

お酢がいいのかな、好んで食べる。暖かいご飯は全く食べられない。

それで、このところ私が病院食(夕食)を完食している。

瑞応寺

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ハグ

2008年11月23日 | 急性骨髄性白血病

妻は日ごとに弱っていくのが傍目にも感じられる。

両上腕の痛みはだんだん酷くなり、ロキソニン3回/日では効かなくなってきた。

マッサージや肩もみをしてやると一時的に気持ちがいいらしいが、つかの間である。

吐き気も度々起こり、頭痛も訴えるようになった。

やはり早晩には医師の薦めるオピオイド系(モルヒネ)に頼らなければならなくなるだろう。

昨夜、外泊の日の夕方、吐き気が酷く余りにも辛そうな様子を見かねて、病院へ帰ろうかと言うと

「それは嫌、病院では親身に看てくれる人などいない、1人ぼっちで我慢するだけなんだ

から・・・・」

「一日一日弱っていくのが自分でわかる、・・・怖い」と珍しく涙を流した。

鼻をかむと血が滲んでいた。皮膚に出血痕もあり出血しやすくなってきている。

感染を危惧して、めったに手も握らないようにしていたが、そんなことは無視してその時

はぎこちないが思わず「hug」してやった。少し落ち着いて横になった。

古い日本人には欠けているが、これってとても大事なことだね。

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いい夫婦の日

2008年11月22日 | 日々のこと

暖かそうだったので妻を慈眼寺へ連れて行った。

小春日和だが風は冷たい

妻を緋毛氈の縁台に休ませておいて、2,3枚写真を撮る。

今年の紅葉はいまいち、マクロの目で見るとモミジの葉が痛んでいるのがわかる。

妻は尼さんになったような雰囲気だなあ。

今日11月22日は「いい夫婦の日」だそうである。

語呂合わせの記念日は他にも多いが、これはいい。

天声人語を読んでなるほどと思った。

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里のモミジはまだ

2008年11月20日 | 写真

風は冷たいが青い空に白い雲、予想外の好天気

そろそろ瑞応寺山門のモミジが色づいたかな、と訪ねてみた。

まだほとんど色づいていないばかりか、どうも葉が縮れて痛んでいるようだ。

モミジも大銀杏も、あと一週間ほど先が見頃かな・・・。

長らく訪れていない間に山門が新築されていた。

広瀬公園へ・・・ここも桜の葉は色づいていたがモミジはダメだった。

望煙楼(広瀬邸二階座敷)から瀬戸内の島々がくっきりと見えた。

亀池のほとりにはいつも猫がいる。

午後は毎日病院のかみさんのところへ行く。

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シンガポール便り

2008年11月19日 | 

シンガポールから写真メールが届いた。

雨季に入り少し過ごし易くなったとはいえ、年がら年中気温が30℃以上の常夏

何ともメリハリがなくて、秋の風情というものが無いのよね。

寒いなんて文句は言えないよ、四季のある日本が羨ましい、とか・・・

rikuyuuも現地に溶け込んできたようだ。

孫たちの元気な様子が一番の喜び。

後一ヶ月すれば冬休み(現地ではそう言わないのかな)、みんなで帰国できるからね。

何としてもそれまではジジババとも元気でいなくては・・・・

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銅山峰に雪が来た

2008年11月18日 | 日々のこと

11/18、昨夜来の雨が上がって、窓からふと見ると銅山峰が薄く雪化粧していた。

江戸の昔、精錬が山で行われていた頃、峰一帯は無残な禿山と化していたそうだ。

その後の植林で緑豊かな山々に戻っているが、銅山越えの峰づたいは、かつての名残と強風で立ち木が育たず、いまだ瓦礫が続く山肌である。

今朝はそこが白くなっていたので霧氷ではなく、まさしく初冠雪である。

もう少し雪が積もるとその形が疾駆する白馬の形になってくる。

銅山峰の冠雪が寒さの目安、この形がはっきりしてくると冬本番となる。

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