1日も欠かさず毎夜、孫のrikuから電話が掛かってくる。
今度はこちらからSkype(2.4円/1分)でかけようと思っているのだけど、たいていその直前に掛かってくる。夜10時前だから、むこうの9時前、寝る直前に架けているらしい。
普通なら70円/分の通話料が掛かるが、毎回10~20分と話し込むことになってしまう。
「今日じいじ何食べたの?・・僕はねえ・・・・」定番の会話である。
「じいじはレトルトカレーに漬物だよ」、ここのところ手抜きが多くなった。
「ところでじいじ、今日は何人と喋った?」・・・えっ、なにその質問は
「そういえば、誰も・・・そうだ散歩のときにちょっとね。それにラヴとばあば、だね。」
これも娘の入れ口とみえる。
最後に「かあかに代わらなくてもいい?」「じゃ、ちょっとだけ代わって・・」
その後娘との会話
私「あのねー、Tシャツは沢山有ったのだけど、短パン(半ズボン)がいくら探しても見つからなくてさ・・、去年のあの大整理の際に捨ててしまったらしい?」
あの時は、血迷ったかのように大胆に古い衣類など確かめもせず廃棄した。
娘「だってあれは真夏のことだったでしょう、捨てるわけが無いよ。きっとどこかにしまってあるよ。・・・そうだ、沢山有ったプラの衣装ケースのどれかに入れてない?」
・・・・・
有った!有りました。何枚も出てきた。
遠く離れていても、今では娘が妻に代わり頼れる存在である。
朝の涼しい時間に亡き妻の両親の永代供養寺に出かける。
エレベーターで上がり、広い深閑とした仏壇マンションである。
小さなペットボトルの水と、好きだったという缶入りのドロップ飴を供えてきた。
境内の蓮が咲き始めていた。