近事変々

思いつくまま、気の向くまま綴る「おとりん」のサイトです。
※表題の「変々」は字面の遊びです。(念のため)

正月の縁起物、赤い実のついた万両 (まんりょう)

2006-12-06 09:08:06 | 花好きずき
 うちには実生から育った万両が数株あるが、手入れもせずに
放ってある。
それでも、花が咲き、実がなり、今頃になると赤い実を食べに
小鳥たちが寄ってくる。
正月の縁起物に使われる万両の仲間には、千両、百両、十両
というのもあるそうだが、うちには万両しかない。















【万両 (まんりょう)】

・薮柑子(やぶこうじ)科。
・学名 Ardisia crenata (万両)
Ardisia : ヤブコウジ属
crenata : 円鋸歯状の
  Ardisia は、ギリシャ語の
 「ardis(鎗(やり)先)」が語源。
  おしべの形がとがっているかららしい。
・万両の花は7~8月頃に咲き、
 12月頃から冬にかけて実が赤くなる。
 万両のなかには実が白い種類もある。
・万両の実はずーっと長い間残る(冬にできた
  実が次の冬にも残っていることもある)。
・鳥の好物。
・正月の縁起物に使われる。

・万両と千両の名前の違い。
 千両は葉の上の方に実をつけるので 鳥に食べられ
  やすく、万両は葉の下に実をつけるので食べられ
  にくく、その分、実がしっかり残るから・・。
  または、万両は垂れ下がり、千両は上向きに
  つくので、万両の方が重い、千両は軽い、
  とのことから名づけられたともいわれる。
                (諸説あります)

(出典:「季節の花300」)