10月26日(土)「国登録有形文化財秋元家住宅土蔵保存修復見学会」に行ってきました。
先日、博物館で打ち合わせをした時に予約不要で指定された時間に集合すればいい「国登録有形文化財秋元家住宅土蔵保存修復見学会」があると伺って行きたいと思いっていましたが、14時30分の最終回に間に合いました。
土蔵は覆われていて全く見えません
ヘルメットをお借りして工事用の足場を一歩づつ3階まで登ります
保存修理工事現場だからこそ見える鬼瓦・影盛の部分
屋根瓦は8割が新しいものに、中央部分に新しい瓦、両サイドに以前からある瓦を載せたそうです
瓦を横から見ると厚みと瓦の重なる部分が広い
土蔵でみられる、折釘とツブ・・・修復途中
折釘は補修・改修のときに足場の架設にする役目も。お椀のようなツブはその加重を和らげるためのもの。
扉の復元はデリケートな作業のため、ベテランの職人さんが先住しているそうです
土壁の厚さが30センチありましたがくずして既存の柱の外側に新しい柱を立て20センチが柱その外側に横板、荒縄、土を覆っていくという作業・・・土壁を10センチに
修復というのは現状を見ながらその時々に判断して進めていくのでなかなか予定通りにはいかないことが解かりました。
貴重な修復状況を見て2022年10月に「比叡山延暦寺国宝根本中堂大改修」を見学したことを思い出しました。
流山市ホームページ「秋元家住宅土蔵について」より転載させていただきました。
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/tourism/1013087/1013089/1020745.html
流山市ホームページ「国登録有形文化財秋元家住宅土蔵保存修復工事」より転載させていただきました