3月「東北LSC運転会」参加報告

2014-03-31 14:34:15 | 投稿記事

3月「東北LSC運転会」参加報告
各地からメンバーが集う、手づくり運転会。
会員番号31-117
岸田弘

3月23日(日)仙台市の南隣、岩沼市にある「ハナトピア岩沼」で開催された「東北LSC定期運転会」に参加してきました。
東北LSCは、仙台市の佐藤仁作会長を中心に13人の会員で構成し、年2回の定例運転会の他、各地のイベントに呼ばれて、年間20回もの運転会を実施しています。「ハナトピア岩沼」での、春と秋のイベントにも毎回呼ばれています。常設の運転会場がないため、メンバーが線路(OS 3.5+5吋)を持ち寄る手づくり運転会で、古川駅でのイベントでは900人もの運客をしたとのこと。
OS関東支部の運転会では、メンバーは会場に到着次第車両を駐機場に降ろし、蒸気上げ等の運転準備を始めますが、東北LSCの皆さんは、会長が荷室に積んだカセットコンロで沸かすコーヒーを飲みながら、先ずは談笑。そして、車両を降ろす前に集合写真の撮影です。

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笑顔で朝礼

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先ずは集合写真

線路は広大な公園の中の、すり鉢状の「中央花壇」の周りに、一周170mの本線と待避線、長い側線3本が敷かれ、ゆったりと運転が楽しめるようになっていました。

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「中央花壇」を一周

関東支部からは武田さん、栁町さん、岸田の3組が参加。栁町さんは、1930年ドイツで鉄道での速度競争の中で登場した、「レール・ツェッペリン」を初披露。実機同様プロペラの推進力で、爆音を上げ走り回っていました。ちなみに実機は「むき出しのプロペラの危険性と騒音」で実用化に至らなかったそうです。

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レールツェッペリン登場/栁町さん

秋田市の尾内さん(ドルテ)は、乗用台車のブレーキ装置をエアタンク+シリンダーで空気制動化していました。装置を考え加工することを楽しんでいるようです。

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エアブレーキ用タンクとシリンダー

会長の佐藤仁作さんは、S6で参加。安定した走りで運客を楽しんでいました。さらに5歳の孫の拓斗くんのために、自由型電車を製作、拓斗くんもママや見物の子どもたちを乗せて、上手に運転していました。

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佐藤仁作会長はS6で

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拓斗くん専用車はママを乗せて

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広々とした公園で伸び伸び運転

郡山市の佐藤学さんは、コッペルで参加。さらに、OS・C62も所有されているとのこと。

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コッペル快走/佐藤学さん

多賀城市の藤原さん(C21)は、上山市の友人柴田さんの協力で蒸気上げをし、単機での走行を楽しんでいました。新しい機関車、新しい運搬専用車両を見ると、かなりの熱が入っているようです。

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新しいC21が走る/藤原さん

佐藤文宣さんは、大型バンの荷室を倉庫代わりにしているそうで、この日は車の横でT5をテスト台に乗せ、蒸気テスト。声をかけるとE4・MAXは下さないとのこと。結局、皆のために線路だけを運んだようです。

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E4・MAXは積んだまま/佐藤文宣さん

仙台市の猪股さんは技巧舎のD51で参加。技巧舎の機関車が組めたら、もう一台のOS・C62は、簡単に組めたと思います。

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賑やかなお客さまを乗せて/猪股さん

関東から参加の武田さんは、「旋盤を買って機関車を造る」と意気込んでいる仙台市からの見学者に、「まずはOS機で構造と走らせ方を経験して…」とアドバイス。自分のコッペルを提供して「走る楽しみ」を体験してもらっていました。

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熱心なファンにアドバイス/武田さん

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コッペルが続く

岸田は、妻と一緒に小田急10000型で参加。東北ではロマンスカーを知っている人が少ないようで、「何の車両かな?」と、珍しがられ喜んでもらえたようです。

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宮城にロマンスカーが走る/岸田

東北各地から集まる「東北LSC」。ひとり一人の個性が光る楽しい運転会でした。


東北ライブスチームクラブ運転会

2014-03-31 14:11:06 | 投稿記事

東北ライブスチームクラブ運転会
会員 佐藤仁作

3月23日東北ライブスチームクラブ運転会を宮城県岩沼市ハナトピア岩沼で早春で花が咲き誇る風景とはなりませんでしたが、参加者11名で行いました。

OS関東支部からも武田さん岸田さん柳町さんの3名のご参加いただき情報交換、また、交流を深めることができました。

当日の天気予報では晴れの予報でしたが、朝方蔵王降しの時雨のような雨が降り心配しましたが佐藤会長の挨拶、OS関東支部からご参加された3名の紹介があり運転準備、柳町さんの今まで見たこともない、車両後方に取り付けた電動ラジコン飛行機のようにプロペラで走る変わった車両などもあり各自自由走行で運転を楽しまれました。

今回はクラブの運転会で運客の告知はしておりませんでしたが、来園された方々も思わぬ体験乗車をされ楽しんでいただくことができました。

今回は見学者で機関車を購入され、また、機関車を所有され転勤で宮城県に来られた方と3名のクラブ入会希望者がおり会員が増えそうです。

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運転会参加者の集合写真

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今回はコッペルでの参加の佐藤さん

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ドルテでの参加の尾内さん

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武田さんのコッペル 後方猪俣さんのD51

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後方に取り付けたプロペラ動力で走る柳町さんの車両

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来園者を乗せて走る岸田さんの小田急

運転が優先で写真をあまり撮ることができず一部の方の写真しか投稿できませんでした。
関東から運転会にご参加頂いた皆さん有難うございました。


3月法隆寺運転会

2014-03-18 16:42:22 | 投稿記事

3月法隆寺運転会
会員番号62-62
澤井 清信

 啓蟄が過ぎてもいっこうに暖かくならなかった今年3月でも日差しが有れば長袖をまくり上げたくなるほど春を思わせる好天に恵まれた16日のOS法隆寺レイアウトに於いて“OSLSC 3月法隆寺月例運転会が46名(13時集計、見学者含む)のご参加を賜り行われました。クラブハウス横の梅の花も可憐に咲いていました。

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 受付では、3月30日開催の “井笠鉄道記念館”のリニューアルイベントのパンフレットが置かれていました。井笠鉄道記念館はOSコッペルの原型と成った機関車が展示されていた所で新山駅の跡に開設されています。当日は世羅のS藤様とM本様がコッペルの乗車会を行われるそうです。

 11時45分からのミーティングでは、OSLSC関東支部長武田様の紹介が有りました。武田様はNPO法人“蘇我ミニトレインクラブ”も主宰されて居り、ほぼ毎月「花の駅そが」の「フェニックス レイアウト」にて運転会を行って居られます。新規会員募集中!!との事です。(協賛会員も募集中!!)なおOS関東支部運転会が6月7,8日にJCFCとの共催で白馬で開催されるとのアナウンスも有りました。奮ってご参加頂ければと思います。

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 世羅の運転会の案内がS藤様より有りました。6月1日に通常の運転会、7月26,27日はナイター運転会が企画されているとの事で、場所は世羅町セラワイナリー、お問い合わせは松本様(090-7972-0670)までお願いしますとのことでした。(7月のナイターはさぞかし楽しいにものになること請け合いです。高原でとても涼しいところです。)

 内山編集長からは5月の神戸メリケンパークの運転会の案内が近く発送されるとの事です。なお今回初めて参加希望の方は内山編集長まで発送希望のメールをして頂ければとの事です。
(内山編集長アドレス:sl_uchiyama@yahoo.co.jp)

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 新人紹介
 当日は川崎市のI垣様が紹介されました。I垣様は終戦直後から鉄道趣味をされておられ、O,HO等々を楽しまれてこられ、先出の武田様とビックサイトにて会われ、トレイン誌のOSトラムの制作記事を見られて、この趣味を次世代に伝えるべくライブの道に入られたとの事です。当日は購入されたOSトラムの試運転のためにおいでになられたとの事です。

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集合写真はクラブハウス前で“ハイ!!チーズ!”

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 先月で終了と聞いていた“焼き芋隊”嬉しい事に今月も行われました。美味しい焼き芋をいただけました。(私はあまりにも美味しかったので昼前に2本も頂いてしまい昼食が食べられませんでした。)

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今月の私。
 今月はブリタニアを持参しました。前回は乗用台車のブレーキトラブルとガス欠で少し不完全燃焼だったので今回はリベンジの意味もこめての持参でした。結果的には快調に走行出来ました。しかし準備中に不具合を発見しました。ブリタニアと乗用台車との接続部は途中ドローバーを一本追加している様な箇所が有ります、ビスとナットで接続しスナップピンで脱落防止をして居るのですが、接続しようとしたらビスが“ポロッ”と落下するではありませんか。何???!!!?スナップピンとナットが無くなっている!!制作して20年余外れるなどと想像だにしなかった事が起きた!!(それこそ想定外!!)近くを見てもパーツが無かったのでいつ脱落したかは判らない。走行前に気が付いて良かった!!走行中に連結が切れたら大変な事になる所でした。想定外が何かと起きる世の中と言うことでしょうか???

 先月はG田ファミリーの“澤井病”罹患の報告をさせていただいたのですが、今月は大阪府のT本様の罹患が判明しました。“手ブラだと気楽で良いわ~!!”とご本人様のお言葉。症状は悪化し易いのでご注意下さいとお伝えしました。(お大事に!!)


2014年3月関東支部「八王子運転会」報告

2014-03-12 18:09:55 | 投稿記事

春の訪れと共に、家族も集まる
会員番号31-117
岸田弘

3月の関東支部運転会は、3月9日 (日)に八王子のレイアウトで開催されました。この日八王子は「最高気温10℃/快晴」。青空の下暖かい日差しを受け、絶好の運転会日和となりました。満開の梅林を期待していたのですが、今年は少し遅れているようで、まだ五分咲きほどでした。
春の訪れと梅の花に誘われて、ご夫婦の参加が3組、孫家族の参加が2組と、合計12組20名のメンバーと家族が集まり賑やかな運転会となりました。

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暖かな日差しに恵まれて

甲府市から参加の八田さん(コッペル)は、奥さまがビデオ撮影を担当。ご主人の肩越しに梅林の中を走行するシーンを撮っていました。

ブリティッシュグリーンのドルチェで参加の大山さん。昨年10月の法隆寺デビュー以来、ほぼ毎月の参加で運転にもゆとりが出てきて、奥さまを乗せて笑顔を見せていました。

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白梅の下を行く(佐藤猛さん)

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ご夫婦の笑顔を乗せて(大山さん)

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奥さまはビデオを(八田さん)

8.4分の一のC58+スユ42+スハフ42で参加の大阪さんも奥さまと参加でしたが、この編成では機関士だけでの運転となり、急きょ客車の間に乗用車両を連結し、編成美を見せながらの運客となりました。

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編成美を見せて(大阪さん)

石川安夫さんは、タキセ製作所特注のEB10を初登場させました。実機の再現にこだわる滝瀬さんの細部の加工に大満足。得意の電装関係は石川さんの手によるもので、固定だったブレーキを可動とし、N700同様、電磁ブレーキを装着していました。

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EB10初登場(石川安夫さん)

佐藤透さんも、新作のDD16を初入線。既存の運搬箱に収めるため、9.7分の一で製作したとのこと。オレンジとグレーの国鉄ディーゼル機関車塗装が美しく仕上がっていました。佐藤さんの制作意欲に脱帽です。

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新作DD16(佐藤透さん)

清水岳人さんも、8.4分の一の大型機C56に大型の乗用車両2両を引いて、堂々たる運転を楽しんでいました。今月は見学者が少なく、運客の機会が少なかったのが残念です。

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大型機C56(清水さん)

岸田(小田急10000型)は、今月も孫家族と参加。孫家族を乗せると2両目の車両が積めないため、5人乗車+大型荷室の鶴見さんのハイエースを盛んにチェック。家族で楽しむための夢がふくらみます。

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孫を乗せて(岸田さん)

その鶴見さん。ハイエースにS6だけを積んで参加し、お孫さん家族の乗車は他のメンバーに任せ、自分は単機でマイペースでの運転です。

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孫は他人に任せて(鶴見さん)

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コッペル快調(武田さん)

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白煙をたなびかせて(栁町さん)

梅をはじめに、これから桜、つつじと月替わりで花が咲き揃う八王子レイアウト。ご夫婦でご家族で、楽しくライブ運転を楽しみましょう。


2014年3月「蘇我運転会」報告

2014-03-07 16:53:29 | 投稿記事

強運の運転会もついに中止に。でも…
会員番号31-117
岸田弘

3月2日(日)の蘇我運転会は、「予報は雨でも中止にならない」という関東支部のジンクスが破られ、とうとう中止に…。しかも、2月9日、45年ぶりの大雪で、都心でも積雪27㎝に見舞われた八王子運転会に続いての中止です。しかし、ジンクスを信じるメンバーは、「午前中曇り」の予報に期待して、9時には11組13人が「花の駅そが」レイアウトに集まっていました。

武田さんの車両を覗きこんでいるメンバーの目線の先は、大きな電装ボックス。会報29号で石川安夫さんが発表した「バッテリー充電システム」です。武田さんのN700は、3両の中間車両に2個ずつのバッテリーが搭載され、12軸のOSパワーユニットを連動でコントロールしています。一回分6個、スペアーを入れて10個のバッテリーを「順次自動」で充電する装置です。詳細は会報をご覧いただくとして、「プログラムをコントロールするコンピューター/バッテリー毎への充電電流をON-OFFするパワーリレー/バッテリーへの出力コネクター」等が、中型のコンテナーケースにびっしり詰め込まれたもので、「回路設計は石川さん、実装は武田さんの共同作品」です。何よりも見事に配置された部品と組まれた回路に敬服の目が注がれます。石川さんの最終チェックの後、倉庫内に仮設置され、早速10個のバッテリーへの「順次自動充電」が始まりました。

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複雑な回路に興味津々

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見事な実装に驚く

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作動開始!

9時過ぎに「花の駅そが」管理責任者の久保下さんの判断で「運客は中止/運転は自由」が決まり、雨上りを待つ間、久保下さんの厚意で花の駅レストラン「Yui」で温かいコーヒーをいただきました。話題は「新雪の中をラッセルしながら進むミニSL」。しかし、自宅にレイアウトを持つ石川剛弘さんの体験では、8.4分の一~12分の一のミニSLでは機関車の重量が足りず、雪を押しのけての推進は不能とのこと。

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温かいコーヒーでくつろぐ

しばらく「鉄絶ち」をしていた吉岡さんは、お嬢さんの高校合格で久しぶりの運転会参加となりましたが、「高校生の時、オホーツク海沿岸の冬の興浜北線を撮影旅行し、無人駅で下車した後運休が決まり、戻ってきたラッセル車に乗せてもらい、浜頓別まで無事帰れた」という、貴重な武勇伝を語ってくれました。

その後、たき火で暖を取りながら雨の止むのを待ちますが、結局雨は止まず、「Yui」で昼食。テラス席で集合写真を撮影して解散となりました。

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たき火を囲んで

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昼になっても雨は止まず

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テラス席で集合写真

この日、馬場さんは組み上がったばかりのC62を持参しましたが、車両に積んだままの撮影となりました。
外気温6℃、雨天の中でも交流が深まる運転会(お茶会?)となりました。

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積まれたままのC62