2014年11月関東支部「八王子運転会」報告

2014-11-11 15:32:36 | 投稿記事

雨雲を追いやり無事運行。そしてあちこちで情報交換
会員番号31-117
岸田 弘

2014年11月関東支部「八王子運転会」報告
雨雲を追いやり無事運行。そしてあちこちで情報交換
会員番号31-117
岸田  弘

11月の八王子運転会は9日(日)に、某団体のレイアウトで開催されました。この日の都内と八王子の天気予報は、午後からから雨、最高気温17℃。それでは「午前中に走り終えれば…」と自宅を出ようとすると予報に反して早々に小雨が降り出し、八王子に向かうまで止みません。集まった仲間と空を見上げても雨雲は広がったまま。仕方なく、枕木交換のための作業テントの中に退避です。大島さんが携帯アプリ「ウェザーリポートの雨雲レーダー」で雨雲の動きを確認すると、20分後には雨雲が通り過ぎる模様。そして見事に9時40分には雨が止みました。石川安夫さんのタブレットの「雨雲ズームレーダー」でさらに確認すると、次の雨雲まで2時間は持ちそうと分かり、早速車両を降ろして準備開始です。

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雨上がりを待って準備開始

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雨雲の動きをタブレットで確認

電動ED210の大島さんが一番乗りで駅を出発。お嬢さんの運転で何やら楽しそうに会話をしながら、上り坂の赤い橋を通過して行きます。

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お嬢さんの運転で赤い橋を渡る(大島さん)

石川さんも雨を見越して、準備と撤収の容易なEB10を、最初はパンタグラフを付けないまま走ります。

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パンタを付けずまず走行(石川安夫さん)

佐藤透さんのS6は、気温の低いこの日、豪快にブラストとドレインを吹いて力強く走ります。

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豪快にブラストとドレインを吹いて(佐藤透さん)

町さんは、今年3月の東北運転会で初登場のプロペラで走るレールツェッペリンの車体だけを降ろし、爆音を上げ、落ち葉を吹き飛ばしながら走り回ります。仲間も次々運転を替わり、長い勾配を登り切るパワーに感心しながら、スピードコントロールの難しさを感じ取っていました。
雨の予報で車両を持たずに参加する仲間も多く、この日はあちこちで立ち話が始まり、いろいろな情報交換ができました。白いドレインを吹きっぱなしの佐藤透さんのS6を囲んでは、どうやらレバーのリンク関係ではなさそうなことから、その原因を皆で探ります。

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ドレイントラブルの原因を探る

石川さんの滝瀬製作所製の見事なパンタグラフを囲んでは、その製作技法に見入ります。厚板から切り出した下枠やロストのシュー受けを見ると、素人では真似が出来ないないようです。

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見事なパンタの作り方を考える

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裸のレールツェッペリン(町さん)

午後には、岸田の小田急10000型を囲んで、木工と塗装の話しが始まります。窓抜きは4㎜厚のシナべニヤをカッターで抜いたと話すと、「4㎜が抜けるの」と驚きの声が掛かります。

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木工の手法を探る

午前で帰るメンバーがいるとのことで、昼前には集合写真を撮影。車両持参は5名だけでしたが、見学者や家族・友人の参加もあり、賑やかな写真が撮れました。この頃には薄雲で空が明るくなり、雨の心配はなくなりました。

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早めの集合写真を賑やかに

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昼食も車座になって、話が続きます。

岸田は娘と孫、娘の友人家族が参加。4歳と5歳の子供たちは、小田急10000型の他、皆さんの車両に次々乗せていただき、代わる代わる先頭に乗り込んで大喜び。いつもより多く周っていました。

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孫とその友達を乗せて(岸田)

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EB10で秋を感じながら(武田さん)

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幼児の笑顔を3世代で喜ぶ

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EB10を借りて(吉岡さん)

時々訪れる団体関係者の家族の運客も八王子運転会の仕事です。幼児を乗せた大島さんの桃太郎を追いかけ、3世代の家族が写真を撮りながら楽しんでいる様子も、微笑ましい風景です。
14時には気温も下がり風も出てきて、寒さを感ずるようになったため、早めに撤収となりました。「午前中だけでも…」の覚悟で参加したのですが、運転会後は雨が降ることもなく、結局一日中運転を楽しむことが出来ました。大島さんと石川さんが雨雲を画面で「フリック(はじく)」し、追い出したことが利いたようです。


2014年11月「蘇我運転会」報告

2014-11-06 13:28:22 | 投稿記事

実質5ヶ月ぶりの運転会。
会員番号31-117
岸田弘

11月の蘇我運転会は、2日(日)蘇我「花の駅」で開催されました。7月8月が夏休み。9月は雨で併設レストランのテラス席でのお茶会。10月はJFEちばまつり協賛参加等が続き、本拠地「花の駅」での開催は、5ヶ月ぶりとなりました。

久しぶりの蒸気上げ
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文化の日と続く3連休の中日のため、他の行事と重なったのか、参加者は8組11名にとどまりました。晩秋の青空が広がる下で、ゆったりと運転準備を始め、開始前のミーティングで、久しぶりの顔合わせです。

笑顔でミーティング
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この日は、千葉市内での大きなイベントが2つあり、また、4ヶ月の休止状態の中でのお客さま離れか、10時の始発車両のお客さまは、たった4人。乗車掛のメンバーの掛け声で駅を出発します。お客さまが少ないことに喜んでいたのは、小さな子供たち。降車場から乗車場に何回も通い、繰り返し乗車を楽しみます。いつもと違い、今回は、蒸気機関車の方が大人気!、乗車待ちの列が続きます。黄色いトーマスのお揃いのシャツを着たかわいい3兄弟も、たっぷり乗車を楽しんでいました。午前中は成田さんのC21、午後は、吉岡さんのT5改8100が大活躍でした。
ハーバーシティのマスコットキャラクター、「ハバ吉・ハバ花」も駆けつけ、目の前を走る乗客に手を振り、レストランの前で子ども達に「ハバ吉・ハバ花」の金太郎飴をプレゼントしていました。

始発列車はたった4人
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お客さまの笑顔を乗せて(成田さん)
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トーマス3兄弟
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ハバ吉・ハバ花も手を振って
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自由走行線では、午前中大島さんのコッペルが、お嬢さんの運転で快調に周回します。大島さんの笑顔からも嬉しさが伝わります。

お嬢さんの運転にこの笑顔(大島さん)
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今日はSLが大人気
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ハバ吉・ハバ花も乗りたそう
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C62の西本さんも奥さまを乗せて、独特のブラス音を上げて花壇の前をゆったりと通過します。

C62快走(西本さん)
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昼食前に、暖かい日差しの中で集合写真を撮影し、ゆっくり昼食を楽しみます。

昼食前に集合写真
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午後の自由走行線では、今年3月消費税増税前に納品された馬場さんのコッペルが完成し、走行準備を始めます。緑のポディと赤いフレームの大島さん、黒のボディと赤いフレームの青木さんに対し、馬場さんの車両は全部黒。「機関車らしいので…」が、選択理由のようでした。この後、水準計の水漏れに気付いてナットの締め付けをしたらガラス管が割れ、「今日の運転は諦めた」という馬場さんに、スペアーがありますよと、吉岡さんから部品提供が…。上下のステーの歪みを修正しながら、慎重に交換します。コッペル経験者の大島さん、青木さんが心配顔で覗き込むと、リンクピンの割ピン取付け忘れを数か所発見。これも吉岡さんの部品箱からの借用で問題解決。改めて吉岡さんの準備の良さに感心です。

初走行に力を合わせ
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何とか緊急対応を終え、この日のために組み立てていた「井笠鉄道ホハ1」の客車を引いて初走行は大成功。馬場さんからは「快調!満足です」の声を聴くことが出来ました。

初走行に大満足(馬場さん)
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効果はいかが(青木さん)
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このように、メンバー同士がトラブル対応に部品や知恵を貸し、その場で問題解決ができるのも、クラブの良い所です。
この日のお客さまは549名。午後から雲が出て肌寒くなった運転会でしたが、5カ月ぶりの運転を楽しむことが出来ました。