話題の運転会に台風18号まで参加
2013年「ミニSLフェスタin おやべ」
会員番号31-117
岸田 弘
今年の「ミニSLフェスタinおやべ」は、9月15日(日)~16日(祝)に富山県小矢部市で開催されました。この運転会、「クロスランドおやべ」の広大な公園内の一部に常設線608mと公園のシンボル「クロスランドタワー」の前に広がる芝生の円形広場を一周する600mの仮設線を使った全長1200m超の5吋専用線を使った話題の大規模ロングラン運転会。今や日本最大規模の運転会とあって、今年は全国から31組の参加者・車両が集まりました(クロスランドおやべミニ鉄道クラブ員を除く)。私は6年連続の参加です。
ところが、この運転会に台風18号までが参加。15日の朝、小矢部市は暗雲と大雨で、クロスランドホテルに宿泊していた参加者は、朝食会場から外を眺めては心配顔。しかし、これにめげないのがライブファン。8時過ぎには駐機場に集まり、前日から駐機していた車両のブルーシートを外し、整備を始めます。
例年の桜井市長の開会あいさつと子供駅長による出発合図は省略されましたが、10時には一番列車が小雨の中スタートしました。その後参加者の熱意からか雨は止み、次々参加車両が本線に出て行きます。
香芝市の村本さん(C58)は奥さまと一緒に運客に努めます。紫煙がたなびき、これぞ蒸気機関車の雰囲気を見せて力強く走ります。
狭山市の矢島さん(コッペル)も、奥さまを乗せての試験走行の後、お客さまを乗せての走行を楽しんでいました。
神戸市の内山さんは、ドクターイエローで参加。ちびっ子の人気を集めていました。
毎回新しい車両をつくっては参加している船橋市の青木さん。今回はEF58の青大将編成を披露。OSパワーユニットで力強く走り回り、編成ものの美しさを見せていました。
亀岡市の美馬さんは、キハ485系雷鳥を新作して参加。
往時の北陸本線特急の風格を見せ、小矢部の市民に喜んでいただいていました。
京都市の八木さん(マウンテン)は、いつものように、最初から最後まで爆走を続け、運転をたっぷり楽しんでいました。
西東京市の武田さん(コッペル)も奥さまと参加。いつもの運転会の世話役から解放され、たっぷり運転・運客を楽しんでいました。
堺市の中野さんも奥さまと参加。奥さまは早々に女子会のおしゃべりの方に参加し、一人OSトラムで広いレイアウトを走っていました。
このおやべ運転会、美しい公園と休憩所等の施設が充実していることから、今回も夫婦での参加が沢山あり、自然と女子会ができています。
初日は14時頃から雨が強まり流れ終了に。
2日目午前中、台風は豊橋市に上陸後、甲信地方を通過。雨足が一層強まる中、車両運行はあきらめ、機関車を自動車に積み込んだ後、広い休憩所の中で鉄道談義とタブレットPCで交通情報を確認しながら台風の通過を待ちます。
しかし昼前には雨が止み、「待ってました」とばかりに、一旦積んだ車両から降ろし、大阪さん(C58)、駿東郡の中川さん(C58)が火入れを始めます。
杉原さんはEF57に、火入れ中の大阪さんのスユ42+スハフ42を連結して本線に。みんな好きだな~。
台風襲来の中の2日間、雨が止んでいる間の運転会となりましたが、初日は半日、2日目は午後に運転が出来、中止にならなかったことが幸いでした。
この間、近畿・中部地方の高速道のほとんどが通行止めに。関東方面は16:30頃になって糸魚川IC、長野IC付近の通行止めが解除になりましたが、みなさん無事に帰れましたでしょうか。
天候不良で600mの仮設線はほとんど使わなかったのですが、これだけの準備と雨の中のポイント操作等に尽力いただいた関係者、スタッフの皆さんに感謝申し上げます。