平成29年5月法隆寺運転会

2017-05-25 15:31:51 | 投稿記事

平成29年5月法隆寺運転会
会員番号62-62
澤井 清信

本当に暑い一日でした。5月20日(土)OS法隆寺レイアウトに於いて“平成29年5月法隆寺運転会”が行われました。9時開門前に11台の待ち行列、参加者36名(14時集計)と盛況な運転会でした。
クラブハウス前にはボールドウィンB1が置かれており、試乗会の準備がされていました。


B1

 

11時45分のミーティングでは最初にOS北田様から“熱中症”への注意が有りました。B1の試乗会を行うとの話が有り、先日“静岡ホビーショー”に出品した所とても好評だったとの事でした。内山編集長から会報-前期の締め切りが今月末、メリケンパーク運転会は神戸市と川崎重工で調整中との事でした。(メリケンパーク楽しみです!!)
当日神戸市環境局 事業系廃棄物対策部の山田様が“バイオコークス”燃料を持って来られ、ミニSL用に用いる事が出来ないかとのお話でした。事業所から排出される廃棄物の資源化、街路樹等の木質廃棄物の再利用化を主に近畿大学との協同研究で製造されているバイオコークス。当日はそば殻、お茶殻、木質のサンプルの紹介が有りました。来月はコーヒー殻のコークスも持って来て頂けるとのことです。(コーヒーの香ばしい香りがするかも・・。)
私のコッペルと八木様のC21で一番細い茶殻の物を使い走行してみました。
私の感想:石炭で火床が出来ていた状態での着火は良く、煙は青淡色、香りは薄いほうじ茶、火力も充分有りそうでした。煙管の汚れに関しては使用量が少なく不明です。


バイオコークス


バイオコークス(茶殻)


バイオコークス燃焼

 

最後にOS北田様より、B1の購入にあたり、ジャックスの60回分割購入が可能で有るとのお話が有りました。一例として頭金無しフルオプション込みで一月24000円程度でご購入頂けるとのことです。詳細はOSロコ担当までお願いします。

今月の“スピーチ”最年長は大東の吉田様。モデル雑誌の応募券で昭和53年6月のOSショールーム開設時に招待されてからのお付き合いとのことでした。最年少は自称50歳代の名古屋の駒田様。お仕事の関係で1980年に天賞堂からブリタニアを購入されたのが初めてとのことで、そのブリタニアも健在とのことです。(自己申告年齢です。)

集合写真は今月もボールドウインB1を中心にクラブハウスをバックに、はい、チーズ!!


集合写真

 

お待ちかねのB1の試乗会は昼食後1時半頃から行われました。準備はOSの北田様と松尾様が行い、蒸気が充分上がった状態で各人本線を1周づつ行うというものでした。
私も試乗してみました。原型機が存在するスケールモデルですので取扱し難い部分が少し有りますが、力は比較的強く、運転しやすいと感じました。大人5人(運転者含め)でも充分余裕が有りました。当日は走行中の石炭の給炭をしませんでしたのでその辺りの感覚は判りません。煙突には金網が置かれシンダーの飛散防止をしていました。金網による燃焼への影響は無い様に思えました。やはり水タンクが小さい様で、北田様が走行されて本線3周が限界とのことですので“増槽”が必要ではと感じます。


試乗


試乗2

 

不思議パート2
正月に内山編集長のロケット号の不思議が有りました。今月はブロアーファンの不思議!!当日内山編集長は弁慶号でご参加されたのですが、中々石炭に着火しない。私が“火格子外れてませんか?”と言ったものですから、一旦最初からやり直し。火格子は大丈夫でした。それでも上手く行かない。そうこうしていると、ブロアーファンの回転方向が逆で排気では無く吸気になっている事が判明、その後無事着火出来ました。しかし内山様は“おかしい!!前回これで上手く行ったのに。”と得心の行かない表情!!やはり世の中には色々な不思議が有るものですね。

実装準備!!
先月紹介させていただいた、伊丹森田様の自動車の遠隔ドア開閉装置を用いたポイントマシーン。今月は実装準備のためのインジケーターの装着が完了されたとのこと。プランジャー部に発光ダイオードの切替表示灯が付けられており、赤、緑に発光する様に成っておりました。今後はレールの下に実装すべく雨避けアルミケースと表示灯の認識を良くする覆いを取り付けるとのことでした。
(ちなみにこの記事がきっかけかどうか判りませんが、通販A社のサイトで売れ切れ状態が続いているとの噂です。)


ポイントマシーン

 

今月のニューフェイス
今回紹介させていただくのはクラブ員では無く、OSの社員さんの松尾様。5月1日からロコに配属されたとのことです。正月にご友人と運転会を見学に来られ、その後OSに入社されロコ担当になられたとのことです。当日はB1の準備をされていました。これからも宜しくお願い致します。


OS松尾様

 

今月の私
先月のリベンジでコッペルを持って行きました。しっかり煙室ドアを閉めて、スチームアップ。問題無く走行出来ました・・・。
今回のミスはパーツのミッシング!!乗用台車と機関車を接続するドローバーの片側が無い!!仕方なく1本で接続して運転はしたものの、レギュレーターを絞ると台車が機関車に追突するので、常に左手で台車との距離を保たなくてはいけない。投炭の時片手ではやはり不便でした。細かなパーツの紛失にご注意下さい。(トホホ)


2017年5月関東支部「蘇我運転会」報告

2017-05-10 16:14:36 | 投稿記事

2017年5月関東支部「蘇我運転会」報告
GW最終日の運転会と総会は…
会員番号31-117
岸田 弘


5月の蘇我運転会は7日(日)に「花の駅そが」で開催されました。今年は休暇の取り方によっては9連休となるGW。その最終日とあってかなりの混雑を覚悟していたのですが、「花の駅そが」のあるショッピングモールの各駐車場はいつもより静か。「連休疲れが出たのかな」と思わせる雰囲気です。
朝礼の後、理事長の石川(進)さんが法事で早退するとのことで、集合写真を先に撮りました。


■運客前に集合写真

運客開始時の10時、新幹線の乗客は3組6人。拍子抜けの運転会スタートとなりました。
新幹線N700の武田さん。以前、本線上で3両のバッテリーをメンバーで一斉交換した際、バッテリーの逆接でアンプを壊した経験から、「逆接保護回路」を検討していましたが、これが完成し紹介してくれました。リレー等の回路はアルミケースの中に収められ、電源回路の途中に組み込むだけ。予備のヒューズも付いていました。


■GW最終日。一番列車はこの乗車率


■逆接防止回路を組み込む/武田さん(N700)

子供たちに人気のトーマスは、一回当たりの乗車定員が少なく、長い列を作るため、今回は石川(安)さんのトーマス+EB10と守田さんのトーマス+一等車の客車を連結し、最大3組8人の乗車を可能として混雑緩和を試みました。動力車のEB10が小型で見通しが良いので、後ろのトーマスに乗った子供も運転士気分を楽しんでくれたようです。
午前中の運客蒸気機関車は吉岡さんのT5改8100。余裕のパワーで、たくさんのお客さまを乗せて快走します。
自由走行線には、馬場さんのコッペル。井笠鉄道のホハ1を引いて走ります。コッペルは単機運用が多いのですが、客車を1両引くだけでナローの雰囲気は十分出ます。
先月、機関車を持ち込みながら成田さん(C21)の交代運転士を務めていた大西さん。今月はBR24を思う存分走らせていました。


■トーマスは連結して乗車数を上げる


■蒸気機関車は8100/吉岡さん


■客車を連結して/馬場さん(コッペル+ホハ1)


■今月はBR24で/大西さん


お昼近くになってもお客さまはあまり集まらず、30分早く切り上げてNPO法人の総会を開始しました。
総会では、会計報告、事業計画等承認後、自由討議で活発な意見が飛び交い、「クラブのFacebook開設/運客時の責任者の明確化/懇親会の開催/運客専用客車の検討」等、様々な提案と、確認・決定が行われました。


■GWの割には行列は少なく


■新幹線を議長席にして総会開催


毎回エアブレーキの改良を続けている大島さん。今回は、非常ブレーキの組込みテストをしていましたが、これで基本機能はすべて満足できるレベルに達したとのこと。これからは、ブレーキコックのハンドルを実物のような形状にしたいとディテールの段階に入るようです。
小さなクラウスの連続走行に苦戦している近藤さん。今回、大西さんが着火用の油浸木材の入れ方から火床づくりまでを実践しながら説明。さらに本線走行を伴走し投炭タイミング等を指導していました。どうやら火床ができる前、蒸気圧が上がると急いで走らせていたことが圧力低下の原因だったようです。「手がかかる分、クラウスは可愛い」と近藤さんの笑顔が見られました。
この日は総会のため1時間運休したためか、運客数は800人に止まりました。GW最終日の混雑を覚悟していたメンバーにとっては穏やかな運転会になりました。


■緊急ブレーキを追加/大島さん(ED210)


■火入れからアドバイスを受けて/近藤さん(クラウス)


■午後の蒸気機関車は守田さん(T5風)


■快走新幹線/武田さん(N700)

 


2017年5月関東支部「八王子運転会」報告

2017-05-02 13:10:48 | 投稿記事

2017年5月(前倒しの)関東支部「八王子運転会」報告
湧き上がる満開のつつじに、たくさんの家族が集う
会員番号31-117
岸田 弘


5月の八王子運転会は4月30日(日)に前倒しで開催されました。この時期、運転会場は庭内に植えられた大量のつつじが湧き上がるように咲き競い、見事な景観を作るため、毎年5月運転会をこのつつじの満開に合わせ、4月末頃に開催しています。特に今年は、開花時期の異なるつつじが一斉に満開を迎え、色違いのつつじの見事な競演を楽しむことができました。
このつつじと運転会のことが口コミで広がり、今までになく多くの家族、友人が集まり、集合写真では車両が隠れてしまうほどでした。


■青空とつつじの波に鯉のぼりが泳ぐ


■見事なつつじの前に、たくさんの家族が集う


エアブレーキの製作を進めている大島さん。前回までの課題、電動コントローラとの協調の他、実物同様にエアタンク内圧力とブレーキシリンダー内の作動圧力を同時に表示する双針圧力計を追加する等をしながら、コントローラ周りをまとめてきていました。双針圧力計は基本的に鉄道車両に使われるもので実機と同じもののため模型の世界を超えた感覚がありました。ブレーキテストは電動のED210とSLのコッペルで感触を確認していましたが、惰行運転のできるSLの方がベストマッチとのことでした。


■進化するエアブレーキを囲んで


■双針圧力計の組み込みで模型を超える


■SLとエアブレーキはベストマッチ/大島さん(コッペル)


久しぶり参加の玉田さんは、フォルテで単機運転。「給水のタイミングが掴めず、安全弁から水が…」と首をかしげていました。
吉岡さんの木曽森林鉄道、酒井のディーゼルも単機運転。次々変わる色鮮やかなつつじの林の中を快調に走り抜けていました。


■つつじに囲まれて/玉田さん(フォルテ)


■色鮮やかなつつじに顔がほころぶ/吉岡さん(酒井ディーゼル)


GW前半とあって、メンバーの家族や友人、孫の友人家族等々と、たくさんの子供たちと家族が参加し、満開のつつじとミニ鉄道の乗車に笑顔が広がります。
小さな子供の人気は、石川さんのトーマス+EB10。しばらくは石川さんが運転をしていましたが、確実な走行と安全装置が充実した車両を解放提供し、参加家族が子供と一緒に運転を楽しむという、親子にうれしいサービスが…。そのサプライズに子供以上に親が楽しんでいました。
この様子を見ていた大島さんの奥さまも、ED210に大島さんの友人のお子さんを乗せて、運転を楽しんでいらっしゃいました。


■赤の競演/岸田(小田急10000型)


■小さな子供の笑顔を乗せて/石川さん(トーマス+EB10)


■解放されたトーマスで家族の笑顔が広がる①


■解放されたトーマスで家族の笑顔が広がる②



■友人家族を乗せて奥様が運転/大島さん(EB210)


孫世代が多く参加したこの日、乗車の混雑が一段落した午後は、後継者育成のための運転指導が行われました。武田さんは6歳のお孫さんにレギュレター操作を丁寧に教えていました。
岸田は、参加した4人の孫の中の最年長、11歳の孫娘に小田急10000型のコントローラを操作させます。4人のうちの何人が後継者になってくれるかな。
抜けるような青空と汗ばむような日差しの中で、咲き誇るつつじに誘われてきたハイカー風の見学者にも、ミニ鉄道の楽しみが伝わったようです。


■後継者育成中/武田さん(コッペル)


■4人の孫は後継者候補/岸田(小田急10000型)


■つつじ鑑賞の見学者も見守る中で/武田さん(コッペル)