2015年2月関東支部「八王子運転会」報告

2015-02-18 13:13:31 | 投稿記事

2015年2月関東支部「八王子運転会」報告
2時間30分の運転会
会員番号31-117
岸田 弘


2月の八王子運転会は8日(日)に開催されました。

この日の天候は、数日前から「太平洋沿岸に沿って低気圧が通過、関東地方の平野部も広く雪」と予報され、メンバーが登録するフリーメールでは、清水さんが「前日にロータリー除雪車で、進入路を除雪します」とか、石川(安)さんが「進入路の下り坂が凍結した場合は、危険なので直前に状況をメールで知らせます」等々、ありがたい情報が交わされていました。

前日の予報で雨に替わりましたが、当日は曇り。関東支部の「運転会は雨で中止にならない」のジンクスを期待して、8組10人のメンバーと2人の見学者が集まりました。


寒さにもめげず


石川(安)さんは、踏切センサーを無線化し、その設置と動作の確認を始めます。得意の「設備機器の設計と製作技術」を生かして、蘇我では「レールにセットしたSWで列車の通過を検知し、有線で踏切警報器に伝えていた」ものを「無線で検知し、その信号を無線で踏切警報器に送る」ものに進化させたものです。通過センサーの発信機と反射板の位置を調整し、見事動作の確認が出来ました。


無線センサーを設置


作動を確認(石川(安)さん)


大島さんは手軽な電動機ED210で参加。お嬢さんの運転でレイアウトを周回していました。


真冬は手軽な電動で/大島さん(ED210)


「午前中は運転、昼からは子育て」と言って参加の清水さんは、大きな罐のC56で、真っ白なドラフトとドレインを豪快に吹きながら、真冬の運転を楽しんでいました。


真っ白な蒸気を豪快に吹いて/清水さん(C56)


奥さまと参加の大山さんも、ブリティシュグリーンのドルテで、ドラフトとドレインの蒸気をなびかせてご満悦。罐が小さい分、圧力の維持には苦労していました。


白い蒸気をたなびかせ/大山さん(ドルテ)


バッテリーを内蔵し、機関車に積んだまま充電するタイプの施設のED500。バッテリーのメンテナンスが不十分で不良となったバッテリーを、武田さんとメンバーで新品に交換。この寒さの中で訪れたお客さまを乗せ、大島さんの運転で元気を取り戻していました。バッテリーは、運転の都度取外し、充電をして置くことが長持ちの秘訣のようです。


施設のED500をテスト走行


残念ながら、11時30分頃から雨がパラパラと。急いで車両を車に載せ、この日運転会は、2時間30分で終了です。でも、「運転会は中止にならなかった」ということです。


2015年2月「蘇我運転会」報告

2015-02-16 11:30:04 | 投稿記事

2015年2月「蘇我運転会」報告
好天と寒風の中で
会員番号31-117
岸田 弘


2月の「蘇我運転会」は、11日(水)に「花の駅そが」で開催されました。

1月第一週は松の内ということで開催がなく、今回が今年初めての蘇我運転会になります。

この日は、外気温8.8℃。雲一つない青空が広がりましたが、放射冷却と強風で体感温度が下がり、厳しい寒さの中での運転会となりました。


寒風の中、沢山のメンバーが


今回、千葉工業高校の生徒さん6人が、卒業製作で造り上げた総武線クハ113をもって参加。本格レイアウトでの初走行をしました。聞くところによると、「受験勉強の合間と少ない小遣いという、限られた時間と予算で造った/先輩は校内の独自規格の線路に合わせ製作していたが、今回初めて5吋規格で製作した/側板等はレーザーカット、台車は内側フレームに1軸1個のマブチモーター」等々、機械加工実習の集大成で製作を進めてきたということでした。


まずは、完成に敬意を表して全員の写真撮影をした後、レイアウトを走らせてみると、バックゲージの規格を知らずに製作していたため、ポイントでの乗り上げに気付いたり、モーターのギア比を150:1としたため、走行するとスピードが出ないことや側板の製作が先行し、後から車体躯体を造ったために、側板にゆがみが出たり等、課題もたくさん見つかったようです。結果的に、機械加工を始める前に、規格の理解や構造設計等の基本計画が大事であることを理解したようです。


卒業製作機に乗って


ゆっくり走行


この日の運客線は、寒さと強風でお客さまも少なく、始発列車のN700系の乗客は1組4人。仕方なく、メンバーも乗り込み楽しさをアピールします。SLは、午前中は成田さん(C21)、午後は守田さん(C21)が大奮闘。厳しい寒さの中で、連続運転をしていました。


一番列車にはメンバーも


午前中の運客は成田さん(C21)


午後の運客は守田さん(C21)


自由走行線では、西本さんのC62が安全弁を吹きながら、奥さまを乗せて快調に走ります。


安全弁を吹きながら/西本さん(C62)


久しぶりにブリタニアで参加の吉岡さんも、しっかり防寒具に身を包み、雄姿を見せていました。


快走・ブリタニア/吉岡さん


昼食前に、参加者全員の写真を撮影。その後レストランのテラス席のテントを強風を避けて収納し、温かい日差しの中で食事と談笑を楽しみました。


抜けるような青空の下、集合写真


日の当たるテラスで昼食

 
午後からは、馬場さんのコッペルを生徒さんに運転してもらい、小さな機関車が力強く走るのを体感することで、運転の楽しさを知ってもらいました。ミニ鉄道は、機械加工の楽しさ以上に、走らせる楽しさがあることを実感してもらえたようです。これを機に、ミニ鉄道の仲間に加わることを期待しています。


親子で楽しむ/石川(剛)さん(C62)


ライブの楽しさを体感


この日の運客は589名。暖かい春が待たれる一日でした。