丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

丸森病院の菅野武先生が東北大に帰ることになりました。

2014-03-22 10:45:44 | 日記

丸森病院の菅野武先生が東北大に帰ることになりました。先生のブログです。その中で

皆の悲しみと不安と希望を語ってくださいました。快く講演なども引き受けてくださり、ました。

http://flat.kahoku.co.jp/u/flockofbirds/9fe1OsvQDBR5uMGAwT8L/

よく、遠くの神様がありがたいといいますが、少し離れたところの先生は今よりずっと私達の中に留まるでしょう    下は、菅野先生のブログの一部です。

祈りと決意 震災1年に向けて

こんばんは。菅野武です。
寒い日が続いていますね。インフルエンザもまだまだ流行っています。
体調を崩されたりはしていませんか。

今日私は、出先で石巻赤十字病院(被災時石巻市立病院)の内山哲之先生の講演を聞く機会を得ました。石巻市立病院は港の近くにあり、津波によって1階部分が浸水、病院機能が壊滅した中で、私達志津川病院と同じく、患者を守り、皆で支えあったというお話を聞きました。
そして内山先生はその後も石巻で医療をされ、被災地の医療の立て直しに尽力されています。
今日の講演の中で、「今起こったことを今後は全て想定内としなくてはいけない」という言葉がとても響きました。私も含めて、被災した者が語り伝える意味はより良い明日を創ることで、震災の悲劇を少しでも繰り返さずに済むようにしたいという願いです。

サバイバーズ・ギルト(Survivor's guilt)「生き残った者の罪責感」という言葉があります。事件や災害などあまりに悲しい出来事の中で、生存者が亡くなった方に対して罪悪感を抱く、というものです。実は今回の震災でも多くの方が抱えている感情です。被災地、非被災地に関わらず、「救えなかった。もっと助けてあげたかった。」という気持ちを感じた方は少なくないと思います。
震災からもうすぐ1年。Survivor's guilt は行き過ぎれば自らを追い込んでしまう感情ですが、少し気持ちの方向を変えれば大きなエネルギーを秘めた感情なのではないかと思っています。私自身いまだ津波の光景を忘れられませんし、失った町や友への悲しみは色濃く残っています。死を悼み、別れを悲しむ感情は、それ自体が悪いものではありません。その気持ちの上に、初めて困難を乗り越える新しい力が生まれてきつつあるはずです。

3月11日を前に、皆さんにお願いがあります。
どうか、悲しみに目をそむけないでください。受け止めきれない思いもいまだありますが、でも向き合って手を合わせましょう。
祈りを経てそれから、これから10年20年かけて作る未来を考えましょう。明日への決意を自分の心に記しましょう。

私は、震災1年を過ぎた後はこのブログを書くべきか迷っています。
この心情の変化を書き留めておくことが必要なのか、復興の兆しを私が伝えてゆくべきなのか、などと少し葛藤しています。
必死に走り抜けた1年間でした。
Survivor's guilt は私の中にもあります。震災直後ヒーローのように報道された時に私の中に渦巻いた感情はまさにguilt 罪の意識でした。「あんなに助けられなくて、悔しくて必死に生きただけ。悔しいからその後も生き残った人のために避難所で医療をしただけなんだ」と評価と反対の感情を持っていました。けれど多くの人の支えで、「着目されたことは、伝えてゆく使命を課せられたのだ」と思えるようになり、外に居てもできる支援として仙台に移ったのちも伝え続けました。
この3月11日を前後して、多くの報道・講演・話し合いなどの機会をいただております。でも、そこを突き動かしているのは夢や正義感などよりももっと奥底から押し寄せるguilt に近い感情からのエネルギーのように感じます。

長文でごめんなさい。それと、読まれた方はどうぞ気兼ねなくコメントをください。今後どんな方向で私達からのメッセージを伝えてゆくべきか、ご意見ください。

震災の1年ほど前に、長女と南三陸の町をお散歩した時の写真です。こんな穏やかな風景に戻りたいです。


菅野 武


H26小斎の流鏑馬

2014-03-13 22:28:59 | 日記

少し遅れましたが到着しました

お殿様ですか

 

コマ送りで見ると  向こうの小さな的にこの日は32本命中

 

女弓使い高校生です

直売店もありました

 

帰り道、白鳥達が落ち穂をついばんでいました。

白鳥がVの字に飛んでるんですが 見えない?


丸森町生まれの秋葉賢也衆議院議員H26サポーターズの集いに行ってきました

2014-03-02 23:21:58 | 日記

私は秋葉代議士が当選した時からずっと参加していますが毎回新しい方と知り合いになります。

今回は、仙台角田高校同窓会の役員の方と丸森出身の仙台在住の方が後援会の中にたくさんいるのがわかりました。

乾杯の音頭

安倍昭恵総理婦人と記念撮影

一番最初に参加した時からずっと一緒でした

席を譲った縁で知り合いました。いつか丸森に遊びに来てくれるそうです

私も一枚

仙台角田高校同窓会の会長さんが中締めです。これが終わって議員は新幹線で東京へ向かいました。

 

 

 

 


H26年3月定例議会 一般質問 バイオマス産業都市について

2014-03-01 13:34:30 | 日記

通告番 議席7番 一條 己

 

バイオマス産業都市について

①、国の言う、バイオマス産業都市とは、経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を生かしたバイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまち・むらづくりを目指す地域です。

今後5年間に約100地区のバイオマス産業都市の構築を目指し、関係府省が共同で地域を選定し連携して支援するとしています。

関係府省は内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省です。

町長はこの事業をご存知と思いますが、どう思ったでしょうか。

②、私はエコとか自然エネルギーに関心のある町民から「北海道の下川町を勉強したら」と言われて初めて知る機会を得ました。平成25611日のバイオマス活用推進会議において、8つの市と町と地域が選定されました。この中には下川町はもちろんですが、東松島市もえらばれていて、丸森町と同じく、太陽光を中心とした再生可能エネルギーに力を入れているので個人住宅への取り組みに興味を持ちました。

下川町が目指す「バイオマス産業都市」とは、半世紀にわたり築き上げてきた森林バイオマスなどの資源をさらに造成し、実用化技術の活用と技術の研究・実証を通して、バイオマス資源を最大限かつ最大効率で利活用する一貫システムを構築しながら、バイオマス総合産業を軸とした環境にやさしく豪雪、厳寒、異常気象など災害に強いエネルギー完全自給型の地域づくりを進め、雇用の創出と活性化につなげ、域内の生産性を高め、地域に富が還元され、そして富が循環されるまちを実現するものです。
  この構想の具現化を図る取組として、
(1) 地域の豊富な森林資源を最大効率かつ最低コストで利活用可能な一貫システムを構築する「林業・林産システムの革新」、
(2)木質バイオマス発電をはじめとする「小規模分散型再生可能エネルギー供給システムの整備」、
(3) ヤナギ等の「資源作物栽培の事業化・BDF製造事業の拡大」、
(4) 薬木・薬草等の「未利用森林資源等の新用途加工」を掲げています。

そんな下川町ですが平成16年度に公共温泉「五味温泉」に木質バイオマスボイラーを導入した。その後幼児センター、育苗施設、高齢者複合施設等へ導入して、今では年間1600万円のコスト削減と約900トンのCO2削減効果がでてるそうです。そして、下川町では「バイオマス活用効果の見える化」として、持続的な取り組み「子育て支援事業とバイオマス施設整備」に当てる基金制度を平成25年度から導入しました。現在、高齢化が著しく進む集落において若者との自立的かつ安定的な生活を実現する集住化モデル構築のため、環境負荷低減型のコレクティブハウスの建設と木質バイオマスエネルギー等による地域熱電併給によるエネルギー自給システムの導入を図り、高齢者と若者による社会コミュニティの再構築を目指す「一の橋バイオビレッジ構想」事業を進めています。昨年から整備を行っているのは、熱供給施設としてチップを原料としたバイオマスボイラーの設置工事と、コレクティブハウスとして22戸の住宅を建設しているものです。この住宅は、バリアフリーやプライバシーに配慮された上に、駐車場から玄関まで、雨や雪にあたらずに、歩行できる魅力があります。同じ、森林の町として、伐期サイクルで生み出される継続的経済効果を調査して町の将来計画の中に盛り込んではいかがでしょうか。